気ままに

大船での気ままな生活日誌

今日は上弦の月 上機嫌の日

2018-12-15 21:26:28 | Weblog

こんばんわ。

今日は上弦の月

いつも、上弦の月の日は不思議と、上機嫌の日

上機嫌のわけは、目黒のサンマではなく、目黒のトンカツでもなく、目黒のモミジです。

では、ちょっとだけよ。さて、どこと、どこのもみじでしょうか。正解は明朝に。

その一

その二

今日は、朝から上機嫌だった。昨日につづいて、こんな素晴らしい冬富士が見られたので。

では、おやすみなさい。

いい夢を。


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ムンク展

2018-12-15 10:18:23 | Weblog

おはようございます。

先日、都美で開催されているムンク展/共鳴する魂の叫びを見てきた。ムンクの故郷、ノルウェイのオスロのムンク美術館から約100点が来日している。

ムンクというとあの”叫び”しか思い浮かばなかったものだが、2012年、11月、ニューヨークのMoMAで認識を新たにした。たまたま、ムンク展が開かれていて、自画像、肖像画、風景画、マドンナ、ヌード画など多彩なムンク作品が展示され、これもムンクかと驚いたものだ。そのときの目玉作品が、その年の春に競売市場、世界最高額の値段で落札されたという、”ムンクの叫び”(パステル画)だった。

というわけで、今回はあまり驚かなかった。せっかくだから、MoMAのムンク展を思い出しながら、都美のムンク展を振り返ってみようと思う。MoMAでは写真撮影が自由だったが、都美では撮影禁止なのでチラシの写真から。

まず、目玉作品、”叫び”(テンペラ画、1910)から。

 
MoMAで展示されたパステル画(1895年)↓ 後方の二人の人影の姿勢が異なる。

展示風景。

この作品が生まれるきっかけとして、次のような文章が残されている。”私は2人の友人と歩道を歩いていた。太陽は沈みかけていた。突然、空が血の赤色に変わった。私は立ち止まり、酷い疲れを感じて柵に寄り掛かった。それは炎の舌と血とが青黒いフィヨルドと町並みに被さるようであった。友人は歩き続けたが、私はそこに立ち尽くしたまま不安に震え、戦っていた。そして私は、自然を貫く果てしない叫びを聴いた。

以下のような章立てで、多彩な作品が展示されている。

1章 ムンクとは誰か

2章 家族/死と喪失

3章 夏の夜/孤独と憂鬱

赤と白

二人、孤独な人たち

4章 魂の叫び

”叫び”など4点。

赤い蔦

5章 接吻、吸血鬼、マドンナ

6章 男と女/愛、嫉妬、別れ

命のダンス

7章 肖像画

フリードリッヒ・ニーチェ

8章 躍動する風景

疾走する馬

9章 画家の晩年

星月夜 

自画像、時計とベッドの間 最晩年の作

われわれは誕生のときにすでに死を体験している。これからわれわれを待ち受けているのは人生の中で最も奇妙な体験。すなわち、死と呼ばれる、死の誕生である。一体、何に生まれるというのか。(ムンク)

すばらしい展覧会でした。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

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