気ままに

大船での気ままな生活日誌

今年納めの紅葉は瑞泉寺で

2018-12-30 22:22:03 | Weblog

こんばんわ。

いよいよ、明日は大晦日。天気も良いし、さて、どこへ行こうか。そういえば、今年はまだ、瑞泉寺の紅葉をみていなかった。あそこは鎌倉でも一番、遅くまで輝いているところ、と午後一番に出掛けた。

参道を登ってゆくと、紅葉がきらり。

よし、いけるゾ!思った通り、山門の周囲は、見頃の紅葉!輝く紅葉!

山門前に瑞泉寺ゆかりの吉田松陰の記念碑と二人の歌人の歌碑がある。その周囲も紅葉が輝く。

吉田松陰の叔父さんがここの住職だった。吉備団子をお土産にここを訪ねた。

吉野秀雄の歌碑と紅葉。死をいとひ生をもおそれ人間のゆれ定まらぬ心知るのみ。

ボヘミアン歌人、山崎方代さんの歌碑。瑞泉寺の和尚がくれし小遣いをたしかめおれば雪が降りくる という歌もあるが、ここの歌碑は、手の平に豆腐をのせていそいそといつもの角を曲がりて帰る、という歌。

山門をくぐると、大晦日前日とは思えない華やかなもみじ。ちょうどお日さまも昇ってきていた。ついてる!

平成最後の年の瀬を飾る、見事な瑞泉寺の紅葉だった。これなら正月もみじもいけるゾ!

では、おやすみなさい。お待ちかねの(誰も待ってないてっ)ぼくの展覧会ベスト10は明朝、発表いたしまする。

では、おやすみなさい。

いい夢を。


今朝のお月さまです。

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国宝雪松図と動物アート

2018-12-30 09:33:29 | Weblog

おはようございます。

先日、三井記念美術館に行ってきました。恒例のお正月展示の国宝雪松図屏風が今年はめずらしく年末から見られるというのでね。何度、だまされたかしれない(笑)、年末に行くと、雪松ドノはご不在で、お正月においでになりますと。”国宝雪松図と〇〇”というテーマなのだから、それはおかしいといつも思っていた。ようやくまともになった(笑)。

さて今年のテーマは”国宝雪松図と動物アート”。動物好きななぼくにはうれしいテーマ。まずは、丸山応挙の最高傑作、唯一の国宝である雪松図屏風。いつみても。うっとりする。

何年ぶりかとブログ記事を探してみたら、直近では、2016年の根津美術館の”円山応挙/写生を越えて”だった。あの展覧会はすごかった。この雪松図を中心に重文の二つの屏風、藤花図屏風(根津美術館)と雨竹風竹図屏風(圓光寺)が並んだのだ。

雪松図は、六曲一双で、右隻(上図)は、堂々とした黒松に雪が降り積もる。雪は和紙の地肌の色というから驚く。そして、左隻(下図)には二本の赤松に積もる雪。母と子のような松だと感じる人もいる。そういわれればそう。近寄ってみると、松の葉が針のように描かれている。ここでも雪は描かずに描いた。そして背景は金泥。お正月にぴったりの、おめでたい屏風だ。と、前回のブログに書いている(笑)。

そして、動物アート。その代表が長澤芦雪の白象黒牛屏風。個人蔵で初公開ということだが、どこかで見たような気がする。巨大な白象と黒牛が画面いっぱいに描かれている。黒い牛の脇には白い子犬、白い象の背中には黒い小鳥を添えているのが面白い。

お猿を描かせば右に出る人はいない。森狙仙の作品も。岩上群猿図屏風。


ほかにも、龍や獅子、鳳凰といった想像上の動物、哺乳類のほか、鳥類、魚貝類、昆虫などを描いた絵画、動物をモチーフにした茶道具や工芸品等が多数、並ぶ。昨年は花鳥展だったので、今年はお正月にふさわしい鶴や鶏などに限定したとのこと。

国宝志野茶碗 銘 卯花墻は、茶室「如庵」内で展示されている。

とても素晴らしい展覧会でした。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で。

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