おはようございます。
東博の常設展巡りをしていたときのこと。陶磁の部屋を楽しみ、次の部屋で”やむちん(沖縄では焼きもののことをそう呼ぶそうだ)特集”が開催されていた。とても気に入ったので、写真を撮ってきた。本ブログにも記録しておこう。
まず、東博の説明から。およそ20件の沖縄のやきもの「やちむん」を収蔵しているが、その中心となるのは那覇市壺屋で焼かれた壺屋焼(つぼややき)で、色絵(沖縄でいう「上焼(ジョウヤチ)」)の生産が隆盛した18世紀後半から19世紀の優品です。多くは使用された形跡がほとんどなく、とても良い状態で残っています。それらは、壺屋焼に特徴的な濃緑色を呈した釉(「オーグスヤー」)のほか、珍しい水色の上絵具が多用されていたり、沖縄の食と生活文化を裏づけるようにのびやかで生命力にあふれる絵付けや独特の形のものがみられたりするなど、たいへん貴重な資料といえる。
では、ご紹介いたしまする。
カラカラ(色絵線刻格子文水注) 壺屋焼 第二尚氏時代・18世紀末~19世紀(以下同様)

ユシビン(緑釉瓢形瓶)

セージャラ(色絵牡丹文小皿)

セージャラ (緑釉蓮葉形小鉢)

チューカー(色絵線刻丸文水注)

やちむんのファンになりました。とくに緑釉に赤帽がお気に入り。
陶磁の部屋にはむかしからのお気に入りが。右端。

猿投焼の緑釉手付瓶

のんこうも好き。

これも面白かった。↓
博物館魚譜 第1帖、2帖。田中芳男により編纂された動植物スクラップブックのひとつ。江戸時代の博物譜からの切り抜きが主だが、新たな絵も加えられている。若き日の高橋由一の図も含まれているとのこと。そういえば、由一といえば鮭。


いつでも、どこでも楽しめる東博の常設。イイね。
それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!