おはようございます。
先日、皇居東御苑の山百合を見に行ったとき、三の丸尚蔵館で”ミニ正倉院展”が開催されていた。ぼくは奈良の正倉院展には何度も足を運んでいる正倉院ファンだからこの展覧会を見ないわけにはいかない(笑)。
正式の展覧会名は”正倉院宝物を伝える/復元模造の製作事業と保存継承”である。だから、展示物はすべて本物ではなく、現代の一流工芸作家たちによる復元作品である。往時の輝きが復活した見事な作品群をごらんください。以下、ちらしの写真から。
まず、最近復元模造が完成した正倉院宝物の中でもとくに有名な「螺鈿紫檀五絃琵琶」。(美智子さまが飼育した古代蚕の)小石丸の糸を原料にした絃が装着されている。
螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんのごげんびわ)制作者:本体 坂本曲齋(三代)、象嵌 新田紀雲、加飾 北村昭斎・松浦直子 (平成23~30年 製作)
粉地彩絵八角几(ふんじさいえはっかくき)素地 坂本曲齋(二代)彩色 山崎昭二郎 (昭和49~50年 )後期展示
螺鈿箱(らでんのはこ)素地 川北良造 髹漆・加飾 北村大通 嚫 高田義男(昭和51~52,54年 )
磁鼓 加藤貞男 (昭和62年)
黄金瑠璃鈿背十二稜鏡 田中輝和(平成11年)後期展示
赤地唐花文錦 ㈱川島織物 (平成14年)
前後期で23点が展示される。奈良の正倉院展をチラ見したような気分ですね。
それでは、みなさん、今日も一日、お元気で。ぼくはミニクラス会。