気ままに

大船での気ままな生活日誌

鷹山、200年振り復興へ 

2019-07-27 22:07:56 | Weblog

こんばんわ。

2014年の祇園祭は思い出に残るものだった。なにしろ、49年振りに後祭が復活し、150年振りに大船鉾が巡行したのだから。そして、5年振りに、今年もまた記憶に残るものになりそうだ。

かつては後祭の大型の曳山(ひきやま)で、200年近く休み山であった鷹山(たかやま)が復活ののろしを上げた。振り返れば、1826(文政9)年の大雨で懸装品が損傷し、翌年から山鉾巡行に加われなくなった。さらに1864年の禁門の変に伴う大火で大半を焼失した。その後、1986年に染色作家の故皆川月華さんが見送りを寄贈するなど、復興機運が盛り上がったこともあったが、資金繰りの問題などから実現せず、祭りの期間中には、焼け残った懸装品などを披露する会所飾りのみとなっていた。それが、いよいよ、今年から193年ぶりに八坂神社の祭神の名をしたためた掛け軸を唐櫃(からびつ)に収め、山鉾巡行に参加することとなった。さらに3年後、2022年には鷹山として本格的に巡行する見通しだという。

7月23日 宵山

鷹を手に持つ鷹匠、犬を引く犬遣い、樽を背負ってちまきを食べる従者(樽負い)の3体の人形を載せ、真松を立てる。

八坂神社の祭神の名をしたためた掛け軸(唐櫃に収められる)

皆川月華氏寄贈の見送り

翌日の巡行の準備。

7月24日 鷹山の唐櫃(からびつ)巡行

唐櫃

約200年振りの復興、おめでとうございます。

3年後も是非、見学に!

(京都夏の旅#5)

では、おやすみなさい。

いい夢を。

今日の隅田川花火大会はテレビ桟敷で。 

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広隆寺の弥勒菩薩

2019-07-27 11:36:12 | Weblog

こんにちわ。京都夏の旅シリーズです。

天竜寺のあと、大覚寺の蓮も考えたが、あまりの暑さに、あまり歩かないで済む嵐電に乗り、広隆寺に出掛けた。ここは蓮見が目的ではなく、言わずと知れた国宝第一号の弥勒菩薩さまにお会いするため。気まま生活に入って十数年になるが、その間、3回も拝観しているから、ぼくのお気に入りの仏像さんのひとつと言ってよい。

霊宝室に安置されているが、暗い照明と、奥まったところにおられるので、弥勒菩薩さまのはっきりした表情はわからない。だからいつもカタログの写真も併せて見る。

ドイツの哲学者カール・ヤスパースが、今まで、世界中のいろいろな人間存在の最高に完成されたという彫刻を見てきたが、この広隆寺の弥勒像に敵うものはものはないと絶賛している。

(正面から)

この霊宝館では、弥勒菩薩さまが突出した人気だが、お隣りの弥勒菩薩(泣き弥勒)も国宝だし、対面の3メートルもある不空羂索観音、十一面千手観音像、そして、入口から左手の壁には十二神将がずらりと並ぶが、これらもすべて国宝である。さらに、重要文化財の寄木造の千手観音(藤原期)、聖徳太子16歳像(鎌倉期)など、飛鳥、天平、貞観、藤原、鎌倉それぞれの時代を代表するような仏像が並んでいる。国宝が20点、重要文化財48点というからすごい。

泣き弥勒

不空羂索観音

十一面千手観音像

千手観音坐像

不動明王坐像

聖徳太子孝養像

推古11年(603年)に、この地に住む秦河勝が聖徳太子から賜った弥勒菩薩を本尊として広隆寺を創建した。山科最古のお寺。明治維新後の廃仏毀釈で、広隆寺は荒れ果て、弥勒菩薩もかなり傷んだが、明治中期に修復され現在に至っている。

秦河勝ご夫妻神像

山門の仁王様

上宮王院太子殿(本堂)

霊宝殿の前庭には蓮の花は見られなかったが、弥勒菩薩さまのようにうつくしい桔梗が咲いていた。

 

(京都夏の旅#4)

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法金剛院と天竜寺の蓮

2019-07-27 09:23:42 | Weblog

おはようございます。京都夏の旅日誌、第三弾です。

7月23日(火)

夕方に宵山巡りすることだけが決まっている。昼間は何処を見物するか、そうだ、蓮にしよう、それもこの暑さ、あまり歩かないで済むところ。駅前ホテルからJR嵯峨線で花園駅まで行き、そこから数分の法金剛院が蓮の名所。まずそこへ。4年前の8月中頃にも行ったことがある。そのときは蓮はもう終盤だった。さて、今回はどうか。

山門

境内い入ると、いきなり鬼百合が迎えてくれた。

 本堂前に蓮の鉢植えがいくつも並んでいる。90品種もあるとか。

しおからとんぼも極楽とんぼ

鉢植えの向こうに蓮池が。

池の蓮。


お寺の案内に西行法師がここの美貌の待賢門院に深く思慕していたそうで、こういう和歌がある。
なんとなく芹と聞くこそあはれなれ/摘みけん人の心知られて

青女の瀧 日本最古の人工滝で国の特別名勝に指定されている。平安時代の遺稿。西行法師も見たでしょう。

本尊・阿弥陀如来坐像

僧形文殊坐像(左)、地蔵菩薩立像(右

そのあと、花園駅から嵯峨嵐山まで乗り、天竜寺へ。本堂に向かう途中の放生池の蓮が結構咲いていた。

一番の盛りの頃はこんなふうらしい。

本堂へ。

達磨さんがお出迎え

名勝・曹源池庭園

曹源池庭園を写しこむ雲竜図

さて、次は大覚寺の蓮をと思ったが、あまりの暑さに断念。嵐電に乗って〇〇へ。(つづく)

(京都夏の旅#3)

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

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