おはようございます。
久し振りに両国国技館に出掛けた。初場所13日。もちろんチケットは場所前に買っているので、どんな取り組みがみられるかわからない。運まかせ。すもうのかみさまに気に入られているのか(笑)、これ以上ない取り組みを魅せてもらった。幕下、十両、幕内のいずれも優勝がからむ今場所一番の取組。
まずは幕下。落合と風賢央が6戦全勝対決。勝った方が幕下優勝。とくに、高校横綱2年連続、卒業後全日本実業団選手権を制して15枚目格付け出しでデビューした落合には期待がかかる。さて、どうか。二階席の奥からコンパクトデジカメのズームでやっと届く。
まだ初々しい19歳。落合(鳥取県出身、宮城野部屋)。オチアイ!大声援。
突き落とし!(手がふるえてちょっとぼけた)
見事、いきなりの初優勝。これで、昭和以降では初めてとなる所要1場所での新十両昇進に大きく前進した。小学生時代、白鵬関に向かって、横綱の大記録をすべて破りたいと言ったとか(笑)。相撲界の大谷になってほしい。白鵬に見込まれて、宮城野部屋に入門。できれば、稀勢の里の部屋に来て欲しかった。落合が将来横綱になったとき、ぼくは彼のデビュー初優勝を国技館で見たんだぜ、と自慢できる。三月場所は新十両で!
そして、十両の取組、いよいよ朝乃山登場。今日の相手はカザフスタンの怪物、金峰山。1敗同士の対決で勝った方が優勝に一歩、近づく。元大関も油断のならない相手。
立った!突き押しを得意とする金峰山に追い込まれるも、突き落とし。あああ。負けた、と思ったら、朝乃山に軍配。しかし、物言いがついた。
軍配通り、金峰山の手の方が早く土についており、朝乃山の勝ちとします、の説明。辛勝、朝乃山。大歓声。14勝1敗で優勝し、一気に幕内に昇進したい。あと2勝!14日目は3敗で好調な千代乃国。
3敗の湘南乃海桃太郎も2敗大翔鵬を下し、優勝戦線に残る。
そして幕内土俵入り。
阿武咲に声援。
満員御礼の垂れ幕も。
琴勝峰が阿炎に勝ち、3敗をキープ。
そして、結びの一番。阿武咲対貴景勝。場内も最高潮。マスク越しの声援が今場所から許されるようになり、大歓声、たかけいしょうの方がおうのしょうより多い。同級生対決。阿武咲が入幕後、前代未聞の3場所連続10勝を挙げ、小結に昇進したときは、もう、すぐ大関・横綱だと思ったものだ。怪我で沈んだ。初優勝のチャンスがきた。
両者は小学生時代からのライバル。全国大会の決勝戦で合い、貴景勝が優勝している。
貴景勝、なんとか、阿武咲を仕留める。これで、貴景勝、阿武咲、琴勝峰の三者が三敗で並んだ。14日目、貴景勝は豊昇龍と。変化を気を付けたい。阿武咲は強敵、霧馬山と。
幕下、十両、幕内とそれぞれ優勝の絡む大一番をみられ、極上のおすもう見物だった。今日、14日目は我が家のテレビ座敷でゆっくり楽しみたい。
それではみなさん、今日も一日、お元気で!
そうそう、朝乃山の場所入りも見られましたよ。これもラッキー!