気ままに

大船での気ままな生活日誌

卯年新春満月 月を目指すHAKUTO(白兎)

2023-01-07 21:53:18 | Weblog

こんばんわ。

今宵の満月は並の満月ではない。お月さまといえばうさぎだが、今年の干支はうさぎ。その卯年の、それもまだ松の内の新春の満月である。その出現確率は単純に計算しても12(干支)X4(松の内)=48年に一度ということで、もうぼくが生きている間、お目にかかれない高貴な満月だ。

天気予報でちょっと心配したが、この卯年新春満月を月の出直後から見ることが出来た。こんなうれしいことはない。それに今日も月の出の5時頃には水星を除く惑星が勢ぞろいという豪華な夕空。

冬の月はだいぶ東の空の北側から昇ってくるので、うちのベランダからは、山からではなく隣りのマンションの屋根からの月の出で風情はない(笑)。でも、恥ずかしそうに顔を赤らめながらしずしずと舞台に上がってきた。まるで玉三郎のような風情。待ってました!太和屋!

このとき西空はこんなに明るい。金星はまだ見えないが、右のビルの少し上に10分ほどで現れる。

富士見どころに移り、少し後の富士山と西の空。

まるで團十郎のよう。待ってました成田屋!

富士見の場所から見る新春の満月。こちらの方が木々があり風情がある。

ベランダに戻ると、金星もはっきりと。まるで仁左衛門のよう。待ってました!松嶋屋!

夕空は水星を除き惑星の勢ぞろい。(国立天文台の今日のほしぞらより)

満月のうさぎさんもばっちり。

素晴らしい世紀のお月見でした。

。。。。。

さて、月のうさぎといえば、先日、三井記念美術館のあるビルの入り口で民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」の月着陸船のレプリカを見た。「HAKUTO-R」とは、白兎(はくと)のこと。

昨年12月アメリカのフロリダから打ち上げられ、現在、月を目指しているものだ。たしか、民間企業によるミッションなので、燃料経費を節約するため、直接、月を目指さず、大きく迂回して、2か月以上かけて月周回軌道に投入されるということだった。

HAKUTO-R Lander for Mission 1(日本語字幕付き)

是非、月着陸に成功し、お月さまのうさちゃんと握手して!

何故、そのレプリカがここに?「HAKUTO-R」の管制室が日本橋にあるようだ。きっと、このビルのどこかにあるはず。

では、おやすみなさい。

いい夢を。


うさぎサボテン(今日は大船フラワーセンターに初詣。そこで見た”兎植物”のひとつ)。

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雪松図と吉祥づくし 

2023-01-07 11:32:09 | Weblog

おはようございます。

お正月に相応しい展覧会、雪松図と吉祥づくし展が日本橋の三井記念美術館で開催されている。円山応挙の代表作・国宝「雪松図屏風」は例年、お正月を挟んでに展示されてきたが、大規模改修などのため本館での”お正月公演”は3年ぶりとなる。

雪松図は、六曲一双で、右隻(上図)は、堂々とした黒松に雪が降り積もる。雪は和紙の地肌の色というのだから毎回、驚く。そして、左隻(下図)には二本の赤松に積もる雪。母子のような松。近寄ってみると、松の葉が針のように描かれている。ここでも雪は描かずに描いている。そして背景は金泥。東博のお正月屏風は墨絵の等伯の国宝・松林図屏風に対し、こちらは華やかで対照的だ。

そして、吉祥づくし。館内写真撮影ができないので、写真はちらしからのものだけ。以下、簡単に。各章ごとに。

沈南蘋筆 松樹双鶴図(左)と藤花独猫図(右)清時代・18世紀 猫は長寿を意味する耄(ぼう)の字と発音が似ているのでおめでたいものとされたそう。

 

以上は第2章 長寿と多子 

第1章 富貴の華 牡丹は「百花の王」として中国の貴族たちに好まれ、模様に用いられた

堆朱牡丹尾長鳥香合 明時代・15世紀 

青磁浮牡丹文不遊環耳付花入 南宋~元時代・13~14世紀

第3章 瑞鳥の姿 鳳凰、みみずくなど。

重要文化財 玳皮盞鸞天目 南宋時代・12~13世紀

花鳥動物図より 東都手遊図 源琦 (みみずくだるま)

第4章 福神来臨 七福神や能面など。

重要文化財 翁(白色尉(伝)日光作 室町時代

3年振りに応挙の雪松図を見られて、幸せ。来年も元気ならゆきまつ。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

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