気ままに

大船での気ままな生活日誌

住宅街の美術館で”清方と弟子たち”展

2023-11-06 18:34:59 | Weblog

こんばんわ。

鎌倉で一番、人口密度の高い小町通りの脇道に入ると、すぐそこに閑静な住宅街が拡がる。鏑木清方記念美術館もその一画にある。鎌倉駅からは、観光客で賑わう小町通りを突き進むのが一番の近道だが、ぼくは早々と静かな住宅街に入り、裏道経由で向かうことが多い。

今日もそうだった。住宅街を歩きはじめ、早速、ぼくの好きな白い秋明菊を窓の下にいっぱい咲かせている家の前に。

その先に、蔦のからまるお宅の塀。もうこんなに紅葉に。

小さな公園の銀杏の木はもう本格的なもみじ(黄葉)!

綿(わた)だ!

これは、アケビでなく、ムベの実。ムベなるかな、の語源になった。

可愛い置物。このお宅には屋根に風見鶏もつけている。

住宅街にも観光人力車。お客さんがいないので、一休みか。

この先が、鏑木清方記念美術館。

今日の展覧会は。清方と弟子たち。これは面白そう。鎌倉市民は無料です。

玄関口の前に見事に咲いたノボタン。

秋明菊も。

展示室は美人がいっぱい。

鏑木清方≪色の湊≫ 大正12年(1916)木原文庫蔵 瀬戸内海の船着き場に佇む遊女

山川秀峰≪素踊≫ 昭和6年(1931)頃 培広庵コレクション蔵 清元を踊る花柳寿美がモデル

鏑木清方≪翠影≫ 昭和14年(1939)培広庵コレクション蔵

寺島紫明≪湯上り≫ 昭和20年代(c.a1945~54)装飾性が少ないとの説明

西田青坡≪廻覧板≫ 昭和16年(1941)昭和館蔵 次女と四女がモデル。青坡は清方の最初期の内弟子とのこと

伊東深水≪薄暮≫ 昭和15年頃(c.a1940)培広庵コレクション蔵

深水の清方像(下絵)も展示。下は本絵。

浮世絵の系譜をひく鏑木清方の門弟には、昭和の女性の佇まいを好んで描いた伊東深水や、自身が暮らした阪神の女性美を表現した寺島紫明ら、現代でも広く知られている多彩な才能の画家たちがいます。近年は柿内青葉や西田青坡の画業が新たに紐解かれ、清方の一門が再注目されています。(公式サイト)

とてものどかな散歩と美人画鑑賞でした。

では、おやすみなさい。

いい夢を。


清方 朝涼(1925) 長女、清子をモデルに描いた名作。蓮池のほとりをおさげ髪をさわりながら歩く少女。今回、展示されていた。

コメント (4)
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