おはようございます。
冬晴れだったが風が強く、寒い一日だった。図書館にこもっていたが、やはり、少しは歩かねばと新春のかまくら散歩に出た。今の時期では蝋梅と梅の探索が楽しい。いつも妙本寺の紅梅がかまくらで一番先に咲くので、まずそれの確認、そして、そこのロウバイももう咲いているはずとそのお寺に向かった。
鎌倉駅から歩き始め、途中の本覚寺は正月えびすが済んだが、10日の本えびすが控えているので、まだえびす堂前の提灯飾りはそのままだった。栴檀の実の向こうには半月を少し膨らました白い月が見えた。
栴檀の実と白い月。
山門を抜けると、その先が妙本寺。右に杉を中心とした森を見て、長い参道を登って行く。途中に大杉の枯れた大きな露出根が保存されているが、これがお万の方の杉。かって杉の巨木で、徳川家康の側室、お万の方のお手植えの杉だったそうだ。お万の方の子息はそれぞれ、紀州徳川家と水戸徳川家の始祖となり、大奥で絶大な勢力をもっていた。お万の方は、池上本門寺の十六世日遠上人に篤く帰依していたが、上人が比企谷(妙本寺)に隠棲すると、しばしばこの地を訪れた。その縁で妙本寺に伝わる日蓮の曼荼羅本尊(弘安3年3月)を金襴で修理した。そして、そのとき、紀州熊野杉がお手植えで植えられた、とのことだ。
参道を登り切り、山門をくぐると祖師堂が目の前に。その右手に蝋梅の木が一本立っている。小林秀雄と中也ゆかりの海棠の木の隣りだ。遠目にももうずいぶん咲いている様子が分かる。
もう七、八分は咲いている!
山門を背景に。
寒い中、来た甲斐があった。あとは祖師堂横の紅梅、白梅が花が咲き始めていてくれたらいいのだが。
いつもは正月に紅梅がいくつか咲き始めているのだが、今年は、まだだった。いくつかの蕾が開き始めているという程度。あと数日で開花か。
白梅の方はゼロ。こちらは時間がかかりそう。
日蓮上人像の下にツワブキがまだ咲いていた。
いつものコースで大巧寺(おんめさま)へ向かう。本堂側から入る。手前に蝋梅の木があるが、それもまた、三分咲き程度に咲いていた。
梅の花はなかったが、真っ赤な木瓜の花が咲き始めていた。
ツルウメモドキの実が垣根に絡んでいた。
そして、かまくら新春散歩のトリは日本水仙。冬の女王。
けさの富士山。雪をたっぷり被った冬の富士。
今日も、見事な冬晴れ。今日は、フラワーセンターに初もうでかな。
それでは、みなさん、今日も一日、お元気で。
蝋梅がこれ程にとは、思いもい掛けずの咲き具合。
梅は、後少しですねぇ。
水仙の立ち様に、背筋が伸びます。
同時に、樋口一葉のたけくらべ、別れの言葉より、一輪の水仙に信如の想いがみてとれます。
昨夜の月は無論ですが、金星や木星に火星と土星の並び懸かる様が、暮れゆく宙に輝きを観望。
凍てつく季節、この時期のすばるは最高です。
寒いからと引き籠もりですが、寒中の水を貰いに行き、温かな水温に感謝です。
お出かけに、足元お気をつけられて。
有難うございます。
いやいや、寒い中をよく歩かれますね。
私はどうも、高温の夏と寒い冬には血圧が上がり、ふらふらするようです。
>今の時期では蝋梅と梅の探索が楽しい。
素晴らしいです。
>栴檀の実と白い月。
何ともいいですね。
>お万の方の子息はそれぞれ、紀州徳川家と水戸徳川家の始祖となり、大奥で絶大な勢力をもっていた。
そういうことでしたか、紀州、水戸両藩の意味を初めて知りました。
>そのとき、紀州熊野杉がお手植えで植えられた、とのことだ。
なるほど、私はまた「お万の方の杉」っていつものようにmarboさんの名づけかと勘違いしていました(笑)
>遠目にももうずいぶん咲いている様子が分かる。
風情を感じます。
>山門を背景に。
いいです!
>いくつかの蕾が開き始めているという程度。あと数日で開花か。
残念でしたね、紅梅にも都合がありそうですが?(笑)
>日蓮上人像の下にツワブキがまだ咲いていた。
葉っぱも元気がいいですね。
>いつものコースで大巧寺へ向かう。本堂側から入る。
素敵な散歩ですね。
>真っ赤な木瓜の花が咲き始めていた。
木瓜もブログまで載せてもらってきっと喜んでいますね。
ツルウメモドキに冬の女王も!
>けさの富士山。雪をたっぷり被った冬の富士。
先日、福岡の幼馴染と電話で話していたら「正月は静岡にに行って富士山を見て来た」と自慢してました。
「私は、毎日のように見ている」とは言いかえしませんでしたが・・・(笑)
有難うございました。