こんばんわ。
シネマ歌舞伎で”ぢいさん ばあさん”が始まった。実際の歌舞伎座での上演は2010(平成22)年2月だという。その頃はぼくも若く(?)、ときどき歌舞伎座に行っていたが、もしかして見ているかもと日誌をひもといてみたが、見ていない。玉三郎と仁左衛門、それに、悪役だが、勘三郎まで出演している豪華な演目であるのに見逃していた。15年振りに映画館で観劇と相成りました(笑)。
もちろん、じいさん(美濃部伊織)に仁左衛門、ばあさん(るん)には玉三郎。当代きっての名優が夫婦役。
でも、じいさん、ばあさんも、第一幕では、匂うような美男美女の若夫婦。1歳になったばかりの子供と幸せな日々を暮らしていた。庭には桜が蕾をいっぱいつけている。伊織は、るんの弟(中村鴈治郎)の不祥事の代わりに京都へ1年間異動しなければならない。来年、満開の桜をここで一緒にみようと若夫婦は約束する。
第二幕は京都鴨川の料亭の宴席。伊織が新しく購入した名刀を披露するために仲間たちを招いた。宴たけなわの頃、酔った同僚の下嶋(勘三郎)がやって来て、何故、俺を呼ばないのかと伊織に絡む。そのいさかいの中で、誤って刀で、下嶋をあやめてしまう。事件のあと伊織は越前有馬の家にお預けとなる。
そして、クライマックスの第三幕。もう37年の月日が流れている。懐かしい我が家での再会である。すっかりじいさん、ばあさんになった二人。久しぶりに会い、来し方を語る。ごめんなさい、子どもをはやり病いで死なせてしまいました、そのあと、黒田家の奥女中に奉公に出ました、殿様から褒め状もいただき、扶持までいただきました、とるん。うれしそうに聞く伊織。満開の桜が寄り添うふたりを包む。
二人の名優の情感溢れる見事な演技にただただ感動。心にしみる名舞台でした。
森鴎外の原作を劇作家、宇野信夫が作・演出し歌舞伎舞台化。
シネマ歌舞伎『ぢいさんばあさん』本予告
今宵は上弦の月。
金星とはさらに離れる。
では、おやすみなさい。
孝玉、いや、仁左玉のぢいさんばあさんは、映像で何度も繰り返し見ました。
仁左衛門丈が良い顔をされるんですよね、、、なんとも言えない笑顔が脳裏に焼き付いています。
こういった芝居もこなされる仁左衛門丈のお力って、すごいですよね、、、
私は、シネマ歌舞伎というものを見たことがありません。
劇場で隣席した御方々は、シネマ歌舞伎はいいよ!って教えて下さいます。
教えていただきたいのですが、映画で見る芝居は、TVとは違って、劇場に近いものなのでしょうか?
それとも映画ならではのとらえ方の良さがあるのでしょうか、、、
気になっていました。
大阪ではありそうなので、気を付けておきます、、、
昔歌舞伎チャンネルっていうのがありましたでしょう。
あの頃毎日毎日歌舞伎を見ていました^^
その後衛星劇場も数年とってはいたのですが、今は歌舞伎関係のチャンネルはとっていません^^
ぢいさんばあさんは何度も繰り返し放映されてましたので、懐かしいでございまする、ハイ。
夜の犬の散歩で、お月さまがきれいでした^^
昨夜は、月と金星を重装備で観ておりました。
距離感は、離れたとはいえ、天界の美女ですから、余りの眩さに目が眩む。
セレネのしっとりした姿と、辺りに光をまき散らせるヴィーナス。
坂東玉三郎さんは、その両面を兼ね備えた役者。
舞台は観てはいませんが、雰囲気が重厚ですね。
じいさん、ばあさんを何度もみているとのことささうが、歌舞伎通ですね。 ありがとうございました。
玉三郎のおばあさんは初めて見ましたが、品があったえとてもよかったです。芸達者ですね。
上弦の月、金星、木星とそして冬の星座、星月夜の季節になりましたね、寒いけど。
ありがとうございました。
なんと、動画を拝見するととても興味が沸きました。
いやいや、歌舞伎役者のオールスター戦みたいだし、筋書きや展開が面白そうですね。
歌舞伎はテレビで観た、勘三郎ニューヨーク公演の『法界坊』くらいですが、アメリカ人が喜ぶくらいですから私も大満足でした。
あらあら神戸で放映してますね。
う~ん、行きたくなりました。
有難うございました。