気ままに

大船での気ままな生活日誌

蔦重と絵師たち 藤沢浮世絵館

2025-01-09 10:55:05 | Weblog

おはようございます。

NHKの大河ドラマで蔦屋重三郎の”べらぼう”が始まり、各地の浮世絵館が浮足立った(笑)。藤沢浮世絵館でも、早速、関連の展覧会が開催された。

テーマは”藤沢と江戸の出版事情”そしてサブテーマ、”蔦屋重三郎と絵師たち”。

江戸市中藤沢宿相互出版事情が所蔵浮世絵版本により紹介される藤沢は、東海道五十三次宿場町であり、山道の入り口でもあり、ひとの流れがあり江戸の文化の影響を受けながら様々な出版物の題材となった。

藤沢といえば、遊行寺の小栗判官と照手姫の物語。いくつもの物語本や浮世絵が出版された。ほかにもいろいろ(省略)。

国貞 東海道五十三次藤沢 照手姫 平塚 小栗

江戸時代における出版事業第一人者である蔦屋重三郎の略年表がぐるりと。

ちょうど、大河”べらぼう”の初回のあたり。江戸吉原に生まれる。江戸の大火で吉原も焼ける。

吉原細見(二代山道つらき署)吉原の案内所だが、蔦重、小売り取次を行う。

蔦重、充実期。自ら狂歌師となり、仲間をつくり、多くの戯作、狂歌本を出版。歌麿もこの頃に蔦重宅に住み込む。蔦重、歌麿の売り出しにかかる。

ここでは、歌麿の作品を。

画本虫選(版元蔦屋重三郎(耕書堂) 喜多川歌麿の出世作とされる作品。美人画を得意とする歌麿が虫、蛙、蛇などの爬虫類と草花を精緻に描き、絵師としての写実力、観察眼を見ることが出来る。蔦重のプロデュースにより宿屋飯盛ら当時の狂歌壇の主要なメンバーが寄せた狂歌が15図に二首ずつ配されている。彫と刷りの技術も高度で、蔦重は歌麿を全面的に売り出そうという姿勢がみてとれる。

あるページ。ユーモアのある狂歌師の作品も添えてある。

以下、歌麿の作品。館内撮影許可されているが、その写真ではあまりに不鮮明で歌麿さんに怒られそうなので、公式サイトの画像をお借りした。

風流四季 弥生江之島詣(歌麿)この作品は1から12までの12制作されたもののうちの1

喜多川歌麿 風流四季の遊 弥生の江之島詣

江戸名物耕作 店先(歌麿)江戸時代において錦絵っていた絵草紙(えぞうしや)の店先いた作品

手業 十(歌麿)女性たちがいで製造する「養蚕」の仕事様子いた作品で、実際にはから十二まであるシリーズ作品となっている。

手業 十二


(歌麿)

蔦重が売り出した、もう一人の天才、写楽。写楽の作品(復刻判)も6点ほどあったが、これだけ何故か、撮影禁止。なので、ぼくの、ストックから1点。
東洲斎写楽 「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」
展覧会の紹介は、今回はここまで。また、”べらぼう”が進んだ段階で、小出しに出していきたい(笑)。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!
コメント (7)
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