気ままに

大船での気ままな生活日誌

九州場所終盤へ 大の里、4敗で脱落 琴櫻、満開なるか

2024-11-20 22:16:47 | Weblog

こんばんわ。

大相撲九州場所もいよいよ終盤戦へ突入した。

今日の大一番は、新大関・大の里と1敗でトップをゆく平幕の隆の勝。ここは3敗で後のない大の里が隆の勝を引きずり落とし、優勝戦線に残りたいところ。熱戦を期待したが、なんと隆の勝が変化。大の里、なんとかついていったが、のど輪で攻められ、二本差されて一気に押し出される。隆の勝は10勝目で優勝争いのトップタイ。

無念の黒星。これで、優勝争いから脱落。ここまでの思いもよらぬ展開にがっくりする大の里。でも、ここであきらめてはならない。終盤の4日間は、明日の尊富士、そして2大関に当たるが、何としても3勝はして、大関の”勝越し”、10勝に届きたい。ただ、勝ちを急いで、怪我だけはしないように。初場所、全勝優勝で挽回すればよい。

怪我から復帰し再入幕の尊富士も期待され、何とか一差で追走していたが、豪の山に屈し、3敗に後退。まだ優勝戦線に残るが、明日はライバル、大の里と決戦。

一方、琴櫻と豊昇龍の両大関は共に勝ち、10勝目を上げる。共に大関昇進後、最速10勝目と絶好調。

琴櫻、若元春を寄せ付けず完勝。初優勝という満開桜になるか。大の里時代に入る前にここで優勝しておきたい。

豊昇龍、今日は投げずに大栄翔を押し出す。

これで、琴櫻、豊昇龍、隆の勝の3力士が10勝1敗でトップタイ。ニ敗組はなくなり、3敗組には若隆景、阿炎、豪の山、尊富士、阿武剋。果たして、九州場所を制するのは誰か。大の里、霧島が大関戦を残しているので、両力士が優勝争いの鍵を握っている。それにしても、大の里の今日の敗北は痛い、いたい、イタイ。

俳優の火野正平さん(75)も逝く。”こころ旅”、楽しませてもらいました。ご冥福をお祈りします。

訃報】俳優の火野正平さんが死去…腰部骨折を機に体調崩す 75

では、おやすみなさい。

いい夢を。

埴輪力士(はにわ展より)

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日比谷公園のもみじ始まる 谷川俊太郎、逝く

2024-11-19 21:55:16 | Weblog

こんばんわ。先日の”東京ホリデー”の最終日に有楽町へ出て、出光美術館の最終展、”トプカプ宮殿博物館展”を見た。それについては後日、レポする予定だが、そのあと、近くの日比谷公園の木々のもみじを楽しんで来たので、今日はそれを。

出光美術館の休憩室から皇居のお堀端が見渡せるが、左方に日比谷公園がみえる。公園の木々が秋色に染まり、うつくしい。これがきっかけで、公園へ向かった。

出光美術館は帝劇ビルの一画にあるが、ビルの建替工事のためしばらく美術館も帝劇も休館する。帝劇の休館を惜しむ人々。これまでの演目のポスターが並ぶ。ぼくも松本白鸚(幸四郎)の”ラ・マンチャの男”をここで見た。

さて、日比谷公園のもみじ。なかなかよかったですよ。順不同で。

欅(けやき)もみじ(日比谷通り側)

帝国ホテルを背景に欅もみじ。

ハナミズキ(雲形池の手前)

日比谷パレス前の銀杏は秋色に。まだほとんどのイチョウは緑。

アメリカスズカケノキはほんのり秋色。

ムクロジは見頃に。

ここでも埴輪展(笑)。昭和40年、宮崎県立平和公園と姉妹公園になったとき贈られたもの。

秋の花々も。

ツワブキの群生。図書館に近い場所。

ホトトギスの群生も見事!松本楼前の”首かけイチョウ”の周辺。道路拡張で伐採されそうだった大銀杏を当時の日比谷公園長、本多博士が東京市に掛け合い、首をかけても移植させると言ってこの地に移した。

欅もみじの下の裸地にネモフィラの種が撒かれたようです。第二花壇整備のため去年は見られなかった。

来春は二年振りにすばらしいネモフィラ畑に。このように。

雲形池の鶴さんの向こうの紅葉とイチョウはほんのり色づく。あと10日か。

谷川俊太郎、逝く

詩人、谷川俊太郎さんが亡くなられた。92歳の大往生だ。ぼくは彼の詩が好きで、何度も本ブログに引用している。また、2016年9月、三島大社の金木犀を見に行ったときに、三島駅前の大岡信ことば館で始まったばかりの谷川俊太郎展を見ている。そこで谷川俊太郎の人生いろいろをはじめて知った。彼の18歳のときの詩作、”二十億光年の孤独”を題名にした処女詩集もそのとき買った。谷川展の詳しくはここに。ご冥福を祈ります。

二十億光年の孤独(谷川俊太郎)

人類は小さな球の上で
眠り起きそして働き
ときどき火星に仲間を欲しがったりする

火星人は小さな球の上で
何をしているのか 僕は知らない
(或いはネリリし キルルし ハララしているか)
しかしときどき地球に仲間を欲しがったりする
それはまったくたしかなことだ

万有引力とは
ひきあう孤独の力である

宇宙はひずんでいる
それ故みんなはもとめ合う

宇宙はどんどん膨らんでゆく
それ故みんなは不安である

二十億光年の孤独に
僕は思わずくしゃみをした

それでは、おやすみなさい。

いい夢を。


琴櫻、9勝目。優勝争いトップタイ。大の里、3敗で後退。

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東博のユリノキもみじ、上野動物園も 大の里、7勝目

2024-11-18 21:34:27 | Weblog

こんばんわ。

11月も中日を過ぎて、ようやく木々のもみじがきれいになってきた。ぼくはユリノキのもみじが好き。東博のシンボルツリーのユリノキが見頃になっていた。

近づくと、大部分が黄葉に。隙間から覗くキティちゃんの顔。

表慶館でハローキティ展が開催されていた。入場を待つ大行列にびっくり。表慶館史上最大では(笑)。

表慶館を背景に。

明治8~9年頃渡来した30粒の種子から育った1本を明治14年にこの地に植えたものだそうだ。こんな大樹になりました。新宿御苑のと兄弟かな。今がもみじの見頃。春はチューリップのような花。

ほかの木では欅とハナミズキのもみじが見頃です。

はにわ展は長蛇の列。ぼくは早々と行っているが、そのときはすいすい。

並ぶのが嫌な人は常設展示でどうぞ。考古学展示室でもたくさんの埴輪が見られますよ。

重要文化財の埴輪、”整装女子”も特別展ではなく常設展示。

さよなら、キティちゃん。次は楓、イチョウ、メタセコイアのもみじの頃に。

上野動物園にもユリノキ三羽烏のもみじ。

内側から見る。近くにパンダ舎。

五重塔。右側の黄葉は?

ムクロジでした。

近くにエゾシカが。

陽光桜の紅葉。

紅葉を見て、目をぱちくり。シロフクロウ。

テナガザルも紅葉を見ている。

ゴリラ

三大関と尊富士、そろって後半戦白星発進

今日から後半戦。大の里、若元春に圧勝、7勝目。勝越しに王手!

集中して、あと全部、勝ちたい。連続優勝で初場所は綱とりの場所に。

豊昇龍、美の海を投げ飛ばし、8勝目。今場所は好調!

琴櫻も8勝目と好調。欧勝馬を押し倒す。

平幕の隆の勝も8勝目を上げ、優勝争いトップタイに。阿炎、阿武克が2敗で追う。

では、おやすみなさい。

いい夢を。


赤いカワセミ、アカショウビン(赤翡翠、カワセミ科)

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大の里、怒涛の6勝目 冠雪夕富士 道長の望月  

2024-11-17 23:07:02 | Weblog

こんばんわ。

午前中、今季初の雪帽子富士を見て、嬉しくてすぐ本ブログに投稿した。できれば海辺の雪化粧富士を撮って夕方の記事としたい思い、江の島に出掛けたが、そのときは、すでに雲の中に隠れてしまわれていた。夕方、また雲から抜け出してくれたので、まず、それをここに載せたい。

冠雪富士の初夕富士

今朝の冠雪富士をもう一度

大相撲九州場所8日目(中日)

九州場所も早や、中日。当初の予想は新大関・大の里と再入幕・尊富士の若手両雄が8戦全勝でこれを琴櫻、豊昇龍らが追走する、だった。しかし、若手の両雄がはやくも2敗で後退、トップに立ったのは琴櫻、豊昇龍で、一差で大の里、尊富士が追う逆の展開となった。

中日も、三大関と尊富士はそろって勝ち進み、面白い後半戦がみられそうだ。

大の里、怒涛の寄りで翔猿を突き飛ばす。

トップと一差の6勝2敗。13勝が優勝ラインと思う。十分、イケる!

豊昇龍、欧勝馬に豪快な上手投げ。

琴櫻、美の海に完勝。好調だが、後半戦が課題。

わくわくの後半戦。

道長の望月

平塚博物館が”道長と同じ月をみよう”と呼びかけた。平安時代に藤原道長が和歌に詠んだ月とほぼ同じ形の月が、16日夜、見られるというのだ。「この世をば 我が世とぞ思ふ望月の 欠けたることも無しと思へば」という有名な和歌。旧暦の10月16日がことしは11月16日にあたり、月の出の望月(満月)がわずかに欠けた状態も同じだという。

公卿・藤原実資の日記(小右記)にもこの日のことが記載されている。

折しも、今晩(17日)の大河ドラマ『光る君へ』で道長が望月の歌を詠む場面があった。

望月を見る道長

望月

紫式部

今夕の月は満月から一日後の”十六夜の月”。これも当然ながら1000年前とほぼ同じ”道長の十六夜の月”。昨晩の満月はこちらでは見られなかったのでこれでがまん(笑)。

月に寄りそう木星。これは1000年前と同じとはいえない。

では、おやすみなさい。

いい夢を。


上野公園のけやきのもみじ

 

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初雪帽子の富士山 近所の桜紅葉とユリノキもみじ

2024-11-17 11:32:01 | Weblog

おはようございます。

富士山の初冠雪は11月7日に甲府気象台から発表されたが、ぼくのマンションから見る富士山はずっと夏富士のまま。いつになったら、雪化粧富士山が観察できるのかと、毎朝、富士山を眺めていた。今朝もベランダから見る富士は雲にかくれ、今日もだめかと思っていたのだが、10時頃になってベランダの家内から、雪帽子の富士山が見えるよとの声。

雲が晴れ、雪帽子をかぶった富士山がはっきりと見えた。今年のぼくの初冠雪富士は11月17日。去年は10月23日に写真を撮っているので約1か月遅れになる。

去年の写真には中央右に登山道がはっきり見えていたが、今回は新たな降雪で埋まったようで見えない。

いよいよ今日から冬富士のスタート!楽しみが増える。

初冠雪お祝いに近所の公園の桜紅葉とユリノキもみじを。

御衣黄桜の紅葉。こんなにきれいな桜紅葉は、都内の有名公園でも見たことがない。

春には緑の桜花を、秋には真っ赤な葉っぱを魅せてくれる。

ユリノキもみじ。うちのマンション提供公園で、20年ほど経つのでまだ青年の樹。春にはチューリプのような花、秋にはもみじと楽しませてくれる。

近所のお宅の小菊。”懸崖”のように。

もう一度。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で。

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新宿御苑 もみじと秋の花 大の里、奮起5勝目!

2024-11-16 21:22:36 | Weblog

こんばんわ。

新宿御苑の菊花壇展を楽しんだあとは、いつものように、ツワブキの群生している場所へ。今年もわんさか咲き乱れていた。東御苑の群生に負けないくらい。

まずは、小群生地から。

その先に大群生地。お見事!

つい、背景にドコモタワーを(笑)。

ツワブキ群落の横にサルビア・レウカンサ(アメジストセージ)の小群落。

十月桜も、十分咲いている。

その先の子福桜も!

桜の横には背高ノッポの皇帝ダリア。いつもより花数が少ないが、

これだけあれば、よしとしよう。

うしろの烏瓜も残っていてくれた。

さて、御苑といえば紅葉。いろはもみじはまだまだですが、アメリカハナミズキは真っ赤に。

ユリノキ、メタセコイア、イチョウの三巨木のもみじがいつも見事だが、現在はユリノキ(左)のもみじ(黄葉)がはじまったところ。

ユリノキのもみじ(黄葉)

翌日、訪ねた東博のユリノキはもう少し進んでいた。黄葉と緑葉が入り混じるこの頃がぼくは好き。

新宿門へのいろはもみじの並木はほんのり紅葉。今年もあと2、3回は行かねば。

大相撲九州場所七日目

ぼくがブログを休んでいる三日間で大の里はなんと2敗も。4日目は阿炎に、6日目は若隆景に苦杯。どちらも取りにくそうな相手ではあるが、なんてこった。琴風さんは、”大の里は押せないと判断するとすぐ引いてしまう、この毒を早く体から抜かないと出世の妨げになる、今場所は6日目にして2度目の毒を使った”とたしなめる。今場所は豊昇龍が勝運に乗っているので、もう負けられない。

さて、今日、七日目の大の里。相手は宇良。これも思い切り出られない相手。どうするか。

今日は毒を閉じ込め、前へ出て、一歩も引かず完勝!奮起の5勝目!

もう、負けないゾ。大の里、気を引き締める。

一方、全勝の豊昇龍は一瞬の気のゆるみ。阿炎戦で立ち遅れ、跪く。

阿炎はこれで二大関に土。優勝争いの伏兵となるか。

琴櫻は熱海富士に完勝。

1敗の琴櫻、豊昇龍を一差で追走する大の里、尊富士。隆の勝、阿武剋もまだ1敗。なかなか面白い中盤戦になりそうだ。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

上野動物園のシロフクロウ

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新宿御苑の菊花壇展 

2024-11-16 10:03:39 | Weblog

おはようございます。三日ほど老妻と都内のホテルで過ごし、のんびりしてきました。

はじめに出掛けたのはホテルから歩いて15分ほどの新宿御苑。ここで、今、恒例の菊花壇展が開催されているのだ。今年は菊の開花が遅れたようで、ぼくらが終幕に近くに訪ねた頃にようやく咲きそろったようだ。

御苑の新宿門前の大作り菊花壇が出迎えてくれる。十分、見頃になっていて、一安心。

皇室ゆかりのこの菊花壇展は広大な日本庭園の中に、7種類の菊花壇がゆったりと配置されている。ほかにも露地花壇が数か所ある。これだけ豪華な菊花壇展はほかにはない。日本庭園入り口に入ると、いきなり、もこもこした菊花壇が迎えてくれる。

第一露地花壇

ドコモタワーを背景に。

そして最初に現れるのがお馴染みの懸崖。いつか来たときは蕾ばかりでさびしかったが、今年は満開見頃。

懸崖作り花壇

野菊が断崖の岩間から垂れ下がって咲いている姿を模している。

ほぼ満開。

染まりはじめた紅葉の向こうは古典菊の花壇。

伊勢菊、丁子菊、嵯峨菊花壇 

伊勢菊 花びらが垂れ下がって咲く品種で、座敷に座して鑑賞したときに美しく見えるようにと伊勢地方で発達した菊。どなたかが、もう、萎れているのでしょうか、と係の人の尋ねていた(笑)。

丁子菊 花の中心部が盛り上がって咲く菊で、その花容はアネモネ咲きとも呼ばれている。

嵯峨菊 花びらがまっすぐ上がって咲く菊で、寺社の回廊から立って見下ろしたときに美しく見えるようにと京都の嵯峨地方で発達した菊。

つづいて人気の大作り花壇。ドコモタワーも上から覗き見。

新宿御苑の大作りは、全国で見られる千輪作りの先駆けとなったもの。

初冬に出てくる芽を一年がかりで株数を増やし、1株から数百輪の花を半円形に仕立てる豪華なもの。高度な技術が必要とされる。

例年、黄色の品種も入っていたが、今年は白一本。暑さで負けたか。上家は、木材を組み立てて作る木軸上家で、ひときわ目を引く大きな花壇。

池を渡り、次の花壇へ。中之島に白菊の露地花壇。

橋を渡ると江戸菊花壇。江戸で発達した古典菊。満開後の花弁の変化を楽しむ菊”。

紅葉と池

露地花壇

一文字菊、管物菊花壇

一文字菊は花びらの数が16枚前後の一重咲きの大輪菊。管物菊は筒状に伸びた花びらが放射状に咲く大輪菊で、別名「糸菊」・「細菊」とも呼ばれている。

肥後菊花壇

肥後菊は一重咲きの古典菊で、熊本地方で発達した。 武士の精神修養の一環として発達した一重咲きの古典菊で、花びらと花びらの間に隙間があるのが特徴。

フィナーレは大菊花壇で。

大菊は菊の代表的な品種ですが、新宿御苑では、神馬の手綱模様に見立てた「手綱植え」と呼ばれる独自の様式で展示している。39品種311株の大菊を、黄・白・紅の順に植え、全体の花が揃って咲く美しさを鑑賞する花壇。

今年も、素晴らしい新宿御苑の菊花壇展でした。また、来年も!

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

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近代、現代の風神雷神図(MOA展その5)大の里3連勝 蔦紅葉

2024-11-13 08:33:48 | Weblog

おはようございます。

熱海のMOA美術館の”光琳/国宝「紅白梅図屏風」×重文「風神雷神図屏風」”展の”その5”となりまする。光琳の両屏風が並んだ場面を目にする機会はめったにない。ふと思い出したのが、2015年に京博で、宗達、光琳、抱一の風神雷神図屏風が三つ並んだのを見たことがある。これも豪華なものだった。本展では、宗達、抱一のはないが、「風神雷神図屏風」の近代、現代の作品が並び、楽しませてもらった。これらを紹介して、MOA展の千秋楽としたい。おすもうはまだ三日目ですが。

風神雷神図 今村紫紅 明治44年 東京国立博物館蔵
二神の表情に変化を与え、骨格や肉体をたらし込みで表す。

風神雷神図 安田靱彦 昭和4年 遠山記念館蔵 緑色の髪を靡かせて天空を縦横無尽に駆け回るふたりの若者。安田靫彦の考えた「鬼になる前」の風神と雷神。

出現(雷神)青空騒ぐ(風神)土屋禮一 令和4年 個人蔵
雷神は北斎の雷神図を参考にした。風神は青空に紅葉を飛ばし風を表し、顔は吉備大臣入唐絵巻の赤鬼を参考にした。

江戸の風神、雷神図も。北斎と抱一。

『北斎漫画三編』風・雷 葛飾北斎 江戸時代 文化12年(1815) 個人蔵

光琳百図 後編 酒井抱一編 江戸時代 文政9年(1826)頃 光琳百図とは、酒井抱一が私淑する光琳の百回忌に合わせて遺墨展を催し、光琳の絵を集めるにつれ、それらを写しあげ、とうとう百点の絵書を描きあげた。その 光琳百図のうちの一つ、風神雷神図。

そして、次の部屋には上の抱一が写した光琳の重文・風神雷神図屏風が。初回に報告済ですが、再度〆に。

隣りに光琳の国宝・紅白梅図屏風が。

両者を一目で見る幸せ。

とても素晴らしい展覧会でした。長くなりましたが、これで本展の紹介の千秋楽といたしまする。(完)

大の里3連勝

九州場所3日目。大の里、3連勝で序盤好調なスタート。ライバル尊富士も今日は本領発揮で2勝目。琴櫻は王鵬に苦杯。豊昇龍、若隆景、熱海富士、好調、3連勝。面白くなってきたぞ。

大の里、正代を問題とせず、押し出す。3連勝!

尊富士、本領発揮、輝を一気に寄り切る。2勝目。

琴櫻、王鵬に苦杯。1敗。どうした琴桜。でも、王鵬も力をつけてきたし、しょうがないか。

熱海富士も好調、3連勝。大栄翔に完勝!今場所はいくぞ。兄弟弟子、尊富士に負けられない。

蔦紅葉

茅ヶ崎市中央公園の蔦紅葉、見頃になりました。

ピラカンサスの赤い実も見頃に。

昨夕のお月さまも見頃に。十二夜の月。

今朝の富士山。うっすら積雪があるようなないような(笑)。まだ”雪化粧富士”とはいえないね。

ドジャーブルーの夜明けの空はいつも見頃。大谷のMVP最終候補に。22日に発表。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で。

数日、留守にしますので、コメント欄はお休みにさせていただきます。

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紅白梅図×風神雷神図”展(4)宗達、光悦、乾山、抱一 九州場所二日目

2024-11-12 08:11:52 | Weblog

おはようございます。

熱海のMOA美術館の”光琳/国宝「紅白梅図屏風」×重文「風神雷神図屏風」”展の”その4”となりまする。写真撮影が可能のおかげでたくさんの作品を紹介できてうれしい。では3室へご案内しましょう。◎:重要文化財 〇:重要美術品

まずは、光悦と宗達のコラボ、鹿下絵新古今集和歌巻から。これは、先日の山種美術館の”福田平八郎x琳派”展にも、一断簡が展示されていた。この和歌巻は、さまざまな姿態や動作を見せる鹿の群像を俵屋宗達が金銀泥で描いた料紙に、本阿弥光悦が新古今和歌集の和歌二十八首を選んで書いた豪華なものである。もとは約22メートルの一巻の和歌巻で、益田鈍翁が所蔵していたが、現在は切り取られ、断簡となり、前半部の多くはMOAに、他の断簡は山種美術館などの諸家、そして後半部はシアトル美術館が所蔵している。今回は和漢の前半部と軸装にした断簡が展示されていた。

鹿下絵新古今集和歌巻 本阿弥光悦 俵屋宗達下絵  桃山〜江戸時代 17世紀 (前半部)

鹿下絵新古今集和歌巻断簡 本阿弥光悦 俵屋宗達下絵 桃山〜江戸時代 17世紀 
秋くれば ときはの山の まつかぜも うつる斗(ばかり)に 身にぞしみける(和泉式部)

伊勢物語図 西の対図 伝・俵屋宗達 江戸時代 17世紀
”西の対”の段で在原業平が思いを寄せた貴婦人(二条后宮)の旧屋敷を訪ねる場面。

西行物語絵巻断簡 俵屋宗達 江戸時代 寛永7年(1630)
本図は海田采女佑相保(かいだうねのすけすけやす)が描いた明応九年(1500)の奥書をもつ祖本をもとに、宗達が絵を模写し、烏丸光広(1579~1638)が詞書を書写した作品の断簡である。

軍鶏図 俵屋宗達 江戸時代 17世紀
宗達水墨画の代表的作品のひとつ。

犬図 伝・俵屋宗達 江戸時代 17世紀



色絵吉野山図透鉢 尾形乾山 江戸時代 18世紀
各所に透かし穴を開け、桜山の風情を出そうとしている。ゆるやかな曲面に白絵の具によって櫻花が表現されている。

◎ 色絵十二ヶ月歌絵皿 尾形乾山 江戸時代 元禄15年(1702)
藤原定家の和歌に因んだもので、裏に花と鳥の歌を各々一首、書き、皿内面に歌題材を色絵で描いている。

ここからは、江戸琳派の代表、酒井抱一の作品です。

月に秋草図 酒井抱一 江戸時代 19世紀
抱一が琳派の形式を念頭においた最初期の草花絵。

伊勢物語図 宇津山 酒井抱一 江戸時代 19世紀
伊勢物語第9段に取材。業平の一行が宇津山峠(駿河)で出会った顔見知りの修行僧に都への手紙を託する場面。

蟻通図  酒井抱一 江戸時代 19世紀
謡曲・蟻通等で親しまれた故事に取材。紀貫之が玉津島参詣のため蟻通神社まで来ると、にわかに日暮れて大雨に遭う場面。

◯ 雪月花図 酒井抱一 江戸時代 文政3年(1820)

雪松は画面上部に、雲井の月は中央に、桜花は下部に描いて、三幅を通して対角線に構図をまとめている。60歳の作で、抱一代表作の一つである。

藤蓮楓図 酒井抱一 江戸時代 19世紀
抱一が、琳派に熱烈に傾倒していた五十歳代後期の作。

(つづく)

大相撲九州場所 二日目

大の里、王鵬を押し倒す。2連勝。

初日の不安定さはなく、本来の力を出し、連勝。

尊富士、時疾風にもろ差しに組まれ、完敗。まだ、本来の強さが出ていない。

琴櫻、今日は完勝。平戸海を寄せ付けず。

若隆景は大栄翔にうまさで制し、2連勝。霧島は宇良にうまくとられ連敗。豊昇龍、熱海富士、翔猿も2連勝。

昨夕(11/11)、十一夜の月。十日夜(とおかんや)の名月は曇り空で見ることができなかった。お月見三冠を逃す。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で。

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大の里、尊富士、白星スタート 九州場所はじまる

2024-11-11 10:44:57 | Weblog

おはようございます。

いよいよ、九州場所がはじまった。おどろいたことに、九州場所のチケットが千秋楽まで完売だそうだ。28年前の若貴時代以来とのこと。はっきり言ってお荷物だった九州場所がこんなに元気になったのは新大関、大の里のおかげ。大の里の相撲を見たくて足を運ばれるのだ。まるで、地方球場まで満席にさせる大リーグの大谷選手のよう。

大の里人気に加えて、怪我から復帰し再入幕してきた尊富士にも大きな期待が寄せらている。今年の3月場所に130年振りの新入幕優勝を果たし、このとき大の里を破っている。怪我で二場所休場で十両に落ちたが、復帰後、13勝2敗で優勝し、一気に再入幕を果たした。令和6年に出場した3場所はすべて優勝(十両2回)している逸材である。

早くも大の里・尊富士時代の到来か、と期待する声が大きい。ぼくらの子供時代の栃若時代からはじまって、柏鵬時代、若貴時代、輪湖時代などライバルの優勝争いには心躍らせる。さて、ちょっと気が早いが、大の里と尊富士のライバルはどう呼ぶか。大尊(おおそん)時代では大損をイメージするし、大尊(タイソン)ではボクサーと間違えられる、大尊(おおたける)は呼び名が長すぎる。逆にして尊大(そんだい)では尊大でいかん。思い切り、里と富士を組み合わせ、里富時代(さととみ、りふ)なんてどうだろうか。そのうち、二人の実績が積み重なれば、それなりの呼び名が定着するだろう。あるいは、突然、琴櫻や王鵬が割り込んできて、大王時代、大琴時代にならないとも限らない。

さて、大の里と尊富士の初日、どちらも、あぶない相撲だったが、そろって白星発進した。

大の里 突き落とし 平戸海 過去、変化をされているので、思い切りいけなかったのかも。でも、よく残して白星。先場所も初日に熱海富士に辛勝だったので、二日目からは勝ち続けるだろう。

新大関、初白星!

親方は弟子の勝ち方にしぶい顔。大の里、顔を合わせたくない。

尊富士 叩き込み 朝紅龍 再入幕初白星

琴桜、豊昇龍、霧島、王鵬、若隆景が両力士を追う展開になるか。

琴桜も辛勝。

若隆景、霧島を寄り切る。

大の里、新大関の場所はふつうの力士なら10勝でよし、だが、12勝はほしい。できれば連続優勝へ。なんとなれば、全勝優勝。できれば、千秋楽に尊富士と全勝対決。と夢は膨らむばかりだが、怪我だけは気を付けてほしい。

近所の桜紅葉が見頃になりました。御衣黄桜(緑の花を咲かせる)ですよ。ソメイヨシノはもう落葉で、今年の桜紅葉はなし。

白星発進をお祝いして、近所の白鳥(うそです、皇居のお濠で)を。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

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