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【cinema】『ザ・インタープリター』

2005-06-12 15:15:51 | cinema
'05.06.11 Yと『ザ・インタープリター』を見る。

映画を見る前に東京ドーム・プリズムホールでバーゲン。OLさん仕様のパンプスを色違いで2足、美脚ジーンズを1本購入。疲れたのでお茶してから品川プリンスシネマへ。

早めに着いたのでチケを購入して喫茶スペースで待つ。この喫茶スペースのすぐ隣が仕切りなしの喫煙コーナー。タバコが苦手なYと私は非常に辛かった。愛煙家の方には不愉快な話かもしれないけど、嫌いな臭いをずっとかがされるのは辛い。頭痛がしてくるし・・・。他に待つ所もないし。仕切りを作るなど配慮して欲しいところ。

社会派サスペンスというよりむしろ人間ドラマという感じ。国連総本部で初めて映画撮影したそうでその辺りの映像は面白い。マトボ共和国大統領暗殺計画を偶然聞いてしまった同時通訳の女性が命を狙われ、護衛のシークレットサービスと心を通わせる。というあらすじだけ読むとよくあるサスペンスって感じだけどそうではない。

サスペンスとしては特に目新しい感じはしないけど面白かった。主人公シルヴィアが何故不審な行動をとるのかもニコール・キッドマンの存在感ある演技のおかげでイライラ感もなく納得できた。彼女を守るケラー捜査官の人物設定がややありがちな印象だったけど、それでも共感できるのはショーン・ペンの演技によるところが大きいと思う。お互いに辛い過去を抱えた大人の男女が抱くのは恋愛ではなく同士愛のような感情。シルヴィアの秘密は重い。それを抱え信念を持ち静かに燃えている。ニコール・キッドマンはそんなに好きではなかったけどこの演技は良かった。2人の演技は見モノ。お互い使命や信念に燃えていて、時にそれが他人を巻き込み迷惑を掛ける場合もある。そんな部分すら納得させられる演技だったと思う。

架空の国の話だけど思い当たる国はいくらもある。人間の欲望は尽きない。一方平和を願い日々闘う人たちもいる。それは何も銃を手にすることではない。でもその歩みは遅い。シルヴィアの焦りや憤りはよく分かる。


『ザ・インタープリター』Official site

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