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「ブロードチャーチ」全8話見終わった!これ面白い!!まさかの結末にビックリ!その後の感じもまたよかった!WOWOWの英国ドラマハズレなしだな(・∀・)ウン!! 続編放送決定してるみたいだから楽しみ♪ Posted at 10:08 PM
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英国ITVで視聴率34.2%をたたき出したクライム・サスペンス作品「ブロードチャーチ ~殺意の町~」がWOWOWで放送になるというのでチェックしてた。自身は未見だけど、海外ドラマ好きさんの間で大評判の「ドクター・フー」10代目ドクター役デヴィッド・テナント主演というのも話題の1つ。しかも、これ全8話一挙放送! スゴくないですか?! ということで、視聴しつつ全話録画。途中まで見て、残りをやっと見終わった!
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「海沿いの町ブロードーチャーチで11歳の少年ダニエル・ラティマーが殺害される事件が起きる。赴任したばかりのアレック・ハーディ警部補が、ベテランではあるが殺人事件を担当するのは初めてのエリー・ミラー刑事とともに捜査に乗り出す・・・」という感じの話で、平和な田舎町で起こった少年の殺害事件をきっかけに、隠されていた人々の意外な秘密が明らかになっていくストーリー。ありがちと言えばそうなんだけど、やっぱりこういう話はおもしろい!
英国版「ツイン・ピークス」と呼ばれていたようだけれど、そこまで不思議な感じじゃない(「ツイン・ピークス」大好きだけど) 多分、冒頭遺体が発見されるところから始まるところや、町中のほとんどの人を皆が知っているというような土地で起きた殺人事件であること。登場人物たちの関係が入り組んでいること。不倫、軽犯罪、親子関係、隠された過去などが絡みあっている部分に加え、被害者の声が聞こえるという人物が登場するからかも?
主人公はアレック・ハーディ警部補。今回の件と似たような事件で致命的なミスを犯し(実は彼のミスではないことが後に判明)左遷のような形でブロードチャーチにやって来る。しかし、それはエリー・ミラー刑事のポストを奪う結果に。ぶっきらぼうでズバズバと思ったことを言うハーディ警部補に、初めは嫌悪感を持つミラー刑事。洋の東西を問わずよくある組み合わせだと思うけれど、なかなか魅力的。WOWOWの海外ドラマは基本吹替版のことが多く、今回も吹替版。なので、役者本人の演技とはどうしても違ってしまうけれど、2人とも良かったと思う。声優さんも含めて。ハーディ警部補には前回の事件でのトラウマがあり、それにより不整脈となってしまっており、健康に問題を抱えている。それは刑事としても致命的なので、その辺りが主人公のやさぐれ感や孤高の感じに一役買っている。
前回の事件の失敗は、結局同僚の刑事だった妻が、不倫中に車を盗まれたことが原因。ハーディ警部補は娘に母親の不倫を知られたくないために、自分がミスを被った。離婚し娘とも離れて暮らすことに。その結果不整脈となってしまった。同僚のミラー刑事は主夫の夫と2人の息子がいる。長男のトムはダニーの親友だった。被害者のダニーは配管工の父親と母親、姉そして祖母の5人家族。父親のマークが17歳、母親のべスが15歳の時に姉のクロエが生まれている。表面的には家族に問題はなかったけれど、ダニーは父親との関係に悩んでおり、マークに殴られたことでショックを受けていた様子。事件当夜アリバイのなかったマークが疑われるけど、若くして父親になったマークは窮屈さを感じホテル経営者の女性と浮気していたことが分かる。その事とダニーを殴ってしまったことをマークは一生悔やむことになる・・・
新聞配達のバイトをしていたダニーを雇っていた老人ジャックには前科があった。未成年者と過ちを犯して1年服役していた。そのことが地元記者でエリーの甥っ子の意図とは別の形で新聞記事になってしまい、住民たちの怒りは一気にジャックへ向かう。彼が少年たちに関心を持っていたのも疑惑のもとになってしまった。ジャックは15歳の少女に恋をした。服役後その娘と結婚した。息子も生まれたが妻の運転する車で事故を起こし、息子を亡くしてしまった。そして結婚生活も壊れた・・・ その傷を癒すためにブロードチャーチに移って来たのだった。翌日、ジャックの自殺遺体が発見される・・・ 無実のジャックを追い込んでしまったことで、自らを責める刑事たち。そして犯人・・・ って感じで話が進む。こう書くと、2時間の映画にもまとめられそうな感じだけど、それを約1時間で全8話のドラマにすることで、じっくりと描いている。もちろん、ミスリードさせる部分もあったりするのだけど、この犯人はちょっと読めなかった。その人物の設定からすると、反則とまでは言わないけど、まさかって人ではあったので・・・ まぁ、いつもは、謎解きしながら見ていくんだけど、それぞれの人物に付随する話がおもしろくて、ついつい犯人捜しをしなかった部分もある。それくらい話に引き込まれる!
一体誰が犯人なんだろうと思っていると、犯人側からアプローチして来る。1度目は逃げられてしまう。これが流行りの愉快犯なのかと思うけどそうではない。決め手となったのはこの犯人が使ったダニーのスマホ。ダニーのスマホからはメールが2人にしか送信されていなかった。1人は親友トム、そして犯人。その事に気づいたハーディ警部補は犯人が誰なのか確信する。ミラー刑事をダニーの遺体があった海岸に呼び出し、「よくやってくれた」とねぎらってから犯人のもとに向かう流れが切なくて好き! ここで自分も犯人が分かった。
そう、犯人はミラー刑事の夫ジョー・ミラー。トムとダニーが親友で家も近かったため、家族ぐるみの付き合いをしていたラティマー家とミラー家。ダニーは父親と上手くいかないことをトムだけでなく、ジョーにも相談していた。2人きりで会う機会が増えるにつれ、ジョーはダニーに恋心を抱くようになった。ダニーの遺体に性的な痕跡はなく、ジョーもそういう関係は否定しているけれど、ダニーがジョーの恋心に気づき、もう会いたくないと言ったことで逆上してしまったジョーが思わず首を絞めて殺してしまったというのが真相。イヤ、まさか事件の担当刑事の夫が犯人だとは・・・
興味深かったのは犯人が逮捕された後もきちんと描いていたこと。衝撃の犯人が分かったところで終わるパターンも多いかと思うけれど、この犯人は関わった人々の心にショックを与えることになる。夫が犯人だったミラー刑事は当然だけど、家族ぐるみの付き合いだった被害者一家、そしてミラー刑事の同僚だった刑事たち・・・ その全てが衝撃を受け、そして受け入れようとする姿まで描いたことがとても良かった。ミラー刑事が容疑者の1人スーザンの過去に触れ、娘を性的虐待していた夫のことを「なぜ気づかなかったの?」と責めるシーンがある、犯人逮捕後ケリーに同じことを言われるミラー刑事。痛烈な皮肉のようにも思うけれど、何故かそういう風には取れなかった。ミラー刑事もまた被害者なのだというような・・・ 上手く言えないけれど・・・
大きな崖のある海沿いの町。その風景も素晴らしく、ロンドンなどの大都会では感じられない、イギリスの庶民の家庭風景とかも良かった。住民のほとんどが顔見知りというような地域の、良い面と悪い面が巧みにストーリーに反映していて良かった。何より妻に裏切られて娘も失い、あえて着た汚名とはいえ仕事に失敗、そして心臓病がある主人公が魅力的! デヴィッド・テナントの神経質そうな雰囲気と合っている。
始めから見直してみると、冒頭から伏線が張ってあるのが良く分かって面白い! 出勤する父親が次々挨拶して行く人物たちは全員主要な登場人物。何かしらの形で事件に絡んでくる。基本、いわゆる"悪い"人間は出てこない。なにかしら欠点を抱えているけれど、根っからの"悪"というわけではない。大手新聞社に転職後、事件記事を書かせてもらえない女性新聞記者が、意気込んでやって来きたり、新聞社に転職希望している地元記者で、ミラー刑事の甥っ子が、スクープを狙って事件を引っ掻き回すのかと思ったりするけど、そういう側面はあるものの、彼らも決して記事のためならば何でもするというような人物ではない。そういうのも良かったと思う。
とにかく、面白くて全8話一気に見てしまった! 結末が分かって2回目に突入しても面白い! 番組終了後、続編放送決定と出ていた! 早く見たい!!
そうそう! 上のtweetをしたらWOWOW総合さんから@コメントが!
@WOWOW_SOGO :@maru_a_gogo こんにちは。「ブロードチャーチ~殺意の町~」のご視聴ありがとうございます。このあとも海外ドラマが充実ですのでお楽しみにo(´∇`*)♪⇒http://bit.ly/1mNQ4YP #wowow Posted at 11:16 AM
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