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【art】「ビアトリクス・ポター生誕150周年 ピーターラビット展」

2016-10-09 01:12:42 | art

【art】「ビアトリクス・ポター生誕150周年 ピーターラビット展」

 

 

早々とチケット買ってたのに、期間長いからとついつい後回しにしてたら終了まであと4日 焦って行ってきた!!

 

 

 

ピーターラビットの生みの親ビアトリクス・ポター生誕150周年を記念しての企画展。ポター自身が深く関わったナショナル・トラスト全面協力により、初めてイギリス国外に出た作品も多数あるという、かなり貴重な展覧会。ピーターラビット大好きだし、以前イギリス旅行した時に、ポターが住んでいたニアソーリー村のヒルトップ農場にも行ってきた。

 

ピーターラビットの誕生から、その後の作品たちを紹介しつつ、ビアトリクス・ポター(Wikipeida)の生涯も見せるという企画。『ミス・ポター』(感想はコチラ)を見ていたので、この辺りのことは既に知っていたこともあるけど、とても見やすい展示だったと思う。終了間際の金曜日ということで混んでいたし、とにかく作品自体が小さいので皆列を作って流れながら見ていく感じ。時々お友達どうしで語り合いながら見ていて、流れをせき止めちゃう方もいたけど、若冲展のような混雑具合でもないので、特別問題なく適度にじっくり見れて良かった

 

1枚がハガキくらいの大きさ。そこに描かれた動物たちが生き生きとしていてカワイイ。イギリスの上流階級に生まれたビアトリクスは、家庭教師から絵を習っていたらしい。当時の令嬢は絵が上手く描けることをよしとされていたのだそう。また当時は解剖が流行っていたそうで、ビアトリクスも弟と死んだ蛇を解剖したりして、動物たちの骨格などにも詳しかったとのこと。猫好きとしては「こねこのトムのはなし」のトムなどは、ちょっとキャラクター化し過ぎな気がするけれど、ピーターなどは2足歩行していててもリアルなのは、この辺りの知識が生きているのかも。まぁ、ピーターのモデルは飼っていたウサギのピーター・パイパーだそうなので、ウサギについてはかなり詳しかったのかも。

 

一番の見どころは自費出版された私家版「ピーターラビットのおはなし」の全原画44枚の一挙展示。1枚だけ彩色されていたけど、後は全て黒インクのみで描かれている。改めて絵をじっくり見るとホントに上手い。物語もよく読むと結構残酷な部分があったりする。お父さんパイにされちゃったしね ピーターとマクレガーさんの攻防はホントにドキドキ。原画なので線一つ一つがとってもリアル。これはホントに見れて良かった!

 

とにかく適度にリアルで、適度に擬人化された動物たちがかわいくて、さらに彼らの住んでいる家や、風景の描き込みも素晴らしく、なにより色が美しい。鮮やか過ぎない感じもいい。「私はいてもたってもいられない。絵に描かなければ。たとえ酷い出来であったとしても・・・」と語ったそうなので、本当に絵を描くことが好きだったのでしょうし、生い立ちからしたら絵を描くことが自分を解放する手段だったのだと思う。自己表現でもあるだろうし、生きていくすべでもあっただろうし・・・ 上手く言えないな。とにかく絵を描くことが支えであったことは間違いない。そういうことが伝わってくる企画展だったと思う。

 

 

 

物販はキャラクターグッズが充実。自分用にマステと母親のお土産にこねこのトムのキーチャーム、そして図録を購入。 

 

 

 

 

 

 

ザ・ミュージアム隣のドゥ・マゴ・パリでは、ピーターラビット展との連動企画として、こんなディスプレイが! 撮影OKってことで撮ってきた。今にもピーターが出てきそう

 

 

 

以前は必ず購入していた図録。溜まってしまってキリがないし、購入時以外は見ないことが多いので、最近は買わないことにしている。でも、この装丁にやられてしまった。ハードカバーくらいの大きさで見やすいし、まるで絵本を読んでいるような読みやすさにも惹かれた。このピーターかわいい

 

ファンの方は既に行かれていると思うけれど、迷っている方は11日までなので急いで 女性ばかりだったけれど、デートにもいいかも 来年6月まで福岡、仙台、大阪、広島を巡回するらしい。楽しみにされている方も多いのでは? 期待を裏切らないと思います

 

 

アトリクス・ポター生誕150周年 ピーターラビット展:2016年8月9日-10月11日@Bunkamura ザ・ミュージアム

ビアトリクス・ポター生誕150周年 ピーターラビット展

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