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【cinema】『ジュラシック・ワールド 炎の王国』

2018-08-05 00:11:37 | cinema

2018.07.13 『ジュラシック・ワールド 炎の王国』鑑賞@TOHOシネマズ日本橋

 

試写会ってあったっけ? ワールドプレミアはあったような? とにかくハズレたってこと。シリーズのファンというほどではないのだけど、前シリーズの3作目以外は見ているし、前作(感想はコチラ)が面白かったので見たいと思っていた。公開初日に見に行ってきた~

 

 

ネタバレありです! 結末にも触れています!

 

「ジュラシック・ワールドがインドミナスレックスの暴走により崩壊した事件から3年後。パークがあったイスラ・ヌブラル島では火山が噴火を繰り返していた。島に残された恐竜たちについてアメリカ政府は救出せず自然に任せることを決定。恐竜保護団体を運営している元ジュラシック・ワールドCEOのクレアは、パーク創設者ハモンドの元ビジネスパートナーの要請により、恐竜たちを救出するため、元恋人のオーウェンと共に島に向かうが・・・」と、あらすじとしてはこんな感じかな。これは前半と後半とトーンがガラリと変わる作品。今までのテイストは前半で終了し、後半はホラー映画のような雰囲気になる。それが苦手と感じる人もいるかもしれないけれど、自分はOKだった。ただ、これシリーズ作品かと聞かれると、ちょっと違うかなという気がしなくもない🤔

 

J・A・バヨナ監督作品。監督の作品は『永遠のこどもたち』と『怪物はささやく』を見ている。ホラーとかオカルトっぽいファンタジー作品が得意という印象。なので、今作の後半は監督の本領発揮という感じかな。それが好きか嫌いか、またシリーズの中の1本としてどうかというところで、意見が分かれるところかも?

 

作品について毎度のWikipeidaから抜粋しておく。『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(Jurassic World: Fallen Kingdom)は、2018年公開のアメリカ映画。『ジュラシック・ワールド』の続編で『ジュラシック・パーク』シリーズの映画第5作である。 ユニバーサル映画による配給で、アメリカでは2018年6月22日に、日本では7月13日に公開された。 2015年7月23日にユニバーサルは5作目の映画が2018年6月22日にリリース予定であると発表。トレヴォロウはシリーズが「必ずしもテーマパークに限られていない」と言い、映画が「島で人々を追っているたくさんの恐竜」を含まないことを語った。5作目の監督に2016年4月18日スペイン人監督J・A・バヨナになると発表された。

 

撮影は2017年2月23日にイギリスで行われ、スラウにあるラングレー・ビジネス・センターで最初の撮影が始まった。撮影の大半をロンドン郊外のバッキンガムシャーにあるパインウッド・スタジオで行われ、他にもバークシャー、ブラックブッシュ空港、ロックバラック空軍基地の他、イングランド各地、ウェールズのブレコンビーコンズ国立公園や、スコットランドなどイギリス各地で撮影が行われイギリスでの撮影は5月27日に終了し、6月に続いてハワイのオアフ島で撮影が行われ、7月15日に撮影は終了する予定であるとされている。恐竜の多くはアニマトロニクスが使われる。

 

キャストに前作からオーウェン・グレイディ役のクリス・プラット 、クレア・ディアリング役のブライス・ダラス・ハワード 、ヘンリー・ウー役のB・D・ウォンの出演が確認されている。映画1作『ジュラシック・パーク』と2作『 ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』でイアン・マルコム博士を演じたジェフ・ゴールドブラムが出演する。他にベンジャミン・ロックウッド役のジェームズ・クロムウェルなどの出演が確認されている。

 

2017年6月22日に映画の正式タイトルが『ジュラシック・ワールド/フォールン・キングダム』(Jurassic World: Fallen Kingdom)と発表された。 映画の舞台は本土と前作『ジュラシック・ワールド』と同じイスラ・ヌブラル島とされており、前作と映画1作『ジュラシック・パーク』の場所が幾つか登場するとされ、またイスラ・ヌブラル島で火山噴火が起こるとされている。

 

またMailOnlineからの情報によると、前作の生き残りのヴェロキラプトルのブルーの周りを中心したプロット内容になると伝えられており、企業が戦争で使用出来る兵器利用の恐竜を作るための基礎としてブルーを得たいと考え、またインドミナス・レックスの形質を、たとえそれが死んだとしたとしても組み込むことを望んでいるとされ、オーウェンとクレア達がそれが起こるのを阻止する為に参加すると言う。

 

ユニバーサル・ピクチャーズは2021年6月11日に3作目の全米公開を予定していることを明らかにし、製作総指揮を務めるスティーヴン・スピルバーグと共に、監督は1作目のコリン・トレボロウ、脚本を『パシフィック・リム: アップライジング』などのエミリー・カーマイケルが担当すると発表。

 

とのことで、早くも続編が決定しているとのこと。今回、かなり世界を変える出来事がラストで起こる。これがタイトルの意味にもなってニヤリなのだけど、続編はその辺りを描いていくということなのかしら? 個人的にはここでニヤリで終わりでもいい気がするけれど、そもそも3部作構想だったりするのかしらね? 3部作とは誰も言ってないか😅

 

さて、毎度しつこいけれど断り書きを書いておく。見てから2週間以上経ってしまったし、そもそもはパニック映画で、自然保護などのメッセージは込められていると思うけれど、ストーリー重視という作品ではない。ラストのオチ含め、どれだけビックリさせられるかというところにかかっていると思うので、ほぼほぼアクションシーンで展開も早い。なので、正直全部を覚えていないし、それらを1つ1つ描写されてもおもしろくないと思う。なので、印象的なシーン以外はバッサリ割愛するし、適当に流して記載する。毎回どうでもいいかと思うけれど、一応断り書きとして入れておく🙇

 

冒頭、閉鎖されたジュラシック・ワールドの海を進む潜水艇。どうやら彼らは、前作ラストでモササウルスに海に引きずり込まれたインドミナス・レックスの骨を採取しようとしているらしい。彼らはティラノサウルス・レックスに襲われ、犠牲者を出しつつも骨を持ち帰ることに成功する。海の中に巨大な骨があったとしても、どうしてそれがインドミナスの骨だと作業員が断定できるのかとツッコミを入れつつも、この骨からDNAを採取して新たな恐竜を作ろうとしているのだなと考える。そしてその恐竜が今回の目玉となるのかな?と思うわけです。

 

場面切り替わり。一見すると裁判のようだけれど、これは政府の諮問機関ということなのかな? イアン・マルコム博士(ジェフ・ゴールドブラム)が恐竜について話している。詳しく説明はされないけれど、どうやらパーク崩壊後恐竜たちは島に放置されていたらしく、今島では火山活動が活発化しており、恐竜たちを救出するべきか、自然に任せて滅びさせるかを決定しようということらしい。マルコム博士の意見としては、ハッキリとは言わないけれど後者らしい。まぁこれは仕方がない。このシーンはラストのシーンと対応している。そして、シリーズ第1作目で登場したマルコム博士が再登場ということで、シリーズファンにとってうれしいシーンとなっている。マルコムは直接物語に関わることはなく、こことラストに登場するだけだけれど、そのインパクトは大きい。ジェフ・ゴールドブラムが印象を残す。

 

シーン変わって、飲み物を抱えてエレベーターから降りてくるクレア・ディアリング(ブラス・ダラス・ハワード)。元は倉庫とかオフィスとして使うような場所ではない感じの事務所内。PCなどは充実しているようだけれど、クレアをはじめとして職員たちはラフな服装。どうやらクレアは恐竜保護団体を経営しているようで、今回の諮問機関の恐竜たちを見捨てるという決断に納得していない。政府とは別に、民間で救出できないかと模索しているらしい。そんな中、ある大物人物から呼び出しを受ける。

 

ビシッと着替えたクレアが向かったのは広大な屋敷。これヨーロッパのお城のようなのだけど、どこかホラーテイスト。うまく言えないけどゴシック様式だからかな? あんまり詳しくないけど。クレアを迎えたのは、ジュラシック・パークの創始者ジョン・ハモンドのビジネスパートナーだった人物ベンジャミン・ロックウッド(ジェームズ・クロムウェル)。高齢のロックウッドは財団の経営をイーライ・ミルズ(レイフ・スポール)に任せており隠居状態。広大な屋敷に孫娘とその教育係アイリス(ジェラルディン・チャップリン)と共に住んでいる。今回、クレアにコンタクトを取ったのは恐竜たちを救いたいという思いから。このロックウッドの財団が普段どういう活動をしているかの説明はなかったように思うけど、全ての個体というわけではないでしょうけれど、恐竜を救出するということは、単純に救出作業だけでも莫大なお金がかかると思われるので、かなりの資産があるのでしょう。それを管理しているミルズが今回のカギとなる人物なのは容易に想像がつく。

 

ミルズは恐竜たちの中でも特にヴェロキラプトルのブルーを救いたいと考えていて、それには最適な人物がいるだろうとクレアに謎かけをする。この時点で、彼の狙いはブルーであって、オーウェンを動かすためにクレアが必要だったのだなと思ったりする。胡散臭い。シーンとしては前後したかもしれないけれど、クレアとの様子やミルズが恐竜を商品として利用しようとしている話などを盗み聞きしていた(この時点で盗み聞きはバレていないけれど)ロックウッドの孫娘メイジー・ロックウッド(イザベラ・サーモン)を邪険に扱ったりする酷い人物であるとが判明。はい、今回の悪役決定!

 

さて、オーウェンはどこかの草原に家を建築中。訪ねて来たクレアと感動の再会?と思いきや、暗転後大爆笑のクレア。え?あなた自分が私を振ったと思ってるわけ?的な会話から、2人が前作の後つき合って別れたことが判明。前作の感じが忘れてしまったけれど、今作でのオーウェンはコミカルな役割が多かった。自分発信の時もあるし、周りに巻き込まれたりする時もある。それはクリス・プラットに合っていると思う。

 

オーウェンは恐竜たちは運命に任せるべきだとの考えで、最初はこの誘いを断る。見ている側としては、予告編などでオーウェンが再び島に行っていることは知っているので、心配はしていない。その夜オーウェンは子供だったブルーたちと訓練している動画を見てしみじみする。見ている側もしみじみ。凶暴なヴェロキラプトルといえども赤ちゃんの頃はカワイイ。そしてブルーが群を抜いて賢い。翌日クレアが飛行場に行くとオーウェンの姿はない。でも小型機に乗り込んだら先に乗っていたオーウェンが寝ていたというオチ。いろいろツッコミどころがないわけじゃないけどOK

 

さて、今回島に向かうメンバーは、オーウェンとクレアの他に、クレアの保護団体の職員で、獣医のジア・ロドリゲス(ダニエラ・ピネダ)とコンピューター技師のフランクリン・ウェブ(ジャスティス・スミス)。ジアは後に見せ場があるけれど、2人ともやっぱりコミカルキャラ。特にフランクリンはヘタレキャラとなっている。今回、クレアが選ばれたのはオーウェンの元恋人だからというだけでなく、そもそもはパークの責任者だったのだから、パーク内の施設に入れる権限があるからでもある。虹彩認証だったっけ? パスワード入力もしてたような? 3年も前のパスワード覚えてるかなと思った気が🤔

 

パークに到着するとケン・ウィートリー(テッド・レヴィン)という人物が4人を迎える。軍人のようないでたちでエラそう。イヤな感じ。ブルー捜索のためオーウェンとジアはウィートリーに同行し、クレアとフランクリンが施設内から個体に埋め込んだチップによりブルーの位置を探すことになる。意外に簡単にブルーは見つかる。オーウェンは例の右手を掲げるポーズでブルーに近づく。オーウェンを認識するブルー。すると麻酔銃が撃ち込まれる。ここでブルーが暴れてしまったんだよね? 結果的にブルーは撃たれてケガをしてしまうので。抗議するオーウェンにも麻酔銃を打ち込むウィートリー。いい人じゃないこと確定! ジアがこれまた抗議すると、容赦なくを撃とうとするけれど、ケガをしているブルーを助けられるのは自分だけだと主張し、ジアは一緒に連れて行かれる。オーウェンは気を失ったまま取り残された。酷い😅

 

しばらくして目を覚ましたオーウェンは、溶岩流が近づいていることに気づく。しかし、麻酔がまだきいていて立ち上がることが出来ず、手足がうまく動かない。必死で体を動かし倒木の上に逃れたところに、溶岩流が流れていく。イヤ、どう考えても木が燃えるだろうというツッコミはなしで!

 

一方クレアたちは、火山の噴火と恐竜に襲われていた。施設内に侵入した恐竜が迫って来るのはやっぱり緊迫感がある。でもフランクリンのキャラがコミカルなのでそこまでじゃない。この辺りは子供向けだったりするのかな? でも、ちょっとイライラしたりもする。それも狙いか? 違うと思うけど。この恐竜の種類は言ってたっけ? 全く詳しくないからTレックス、ラプトル、トリケラトプスくらいしか分からない。でも、この襲われ方からして肉食恐竜なのだと思われる。とにかく2人はあわやという状況になりながらも、なんとか梯子を上ってマンホール的な蓋を開け、外に出ることに成功!

 

すると、向こうからオーウェンが「逃げろー!」と叫びながら走ってくる。彼の後ろには噴火に追われた恐竜たちが迫る。3人は走り続けて大きな倒木の陰に隠れてやり過ごす。これは1作目『ジュラシック・パーク』で、サム・ニールと子供たちが恐竜たちから逃げたシーンのオマージュ。この他にもいろいろオマージュがあるようだけれど、自分はこことマルコム博士しか気づかなかった。あ、イヤイヤ! 前作で兄弟が乗り捨てたカプセル状の乗り物にクレアとフランクリンが乗り込んでた! でも、その後2人はカプセルごと海に落ちちゃうからオマージュというわけではないのかな。カプセルからなかなか出られなくて溺れそうになるところを、オーウェンが救うのはお約束だなと思いつつも、やっぱりハラハラしたし迫力があった。

 

えーと。3人はなんとかウィートリーたちの船に乗り込むことに成功。ここも実は手に汗握る感じにはなっているのだけど、書いても伝わらないと思うので割愛。ロックウッドとしては可能な限り恐竜たちを救う計画だったと思うけれど、ウィートリーに直接指示を出している者=ミルズとしてはブルーなど、兵器として利用価値のある恐竜を捕獲したいということで、要するに恐竜保護の目的ではないということ。なので、利用価値のない恐竜たちは島に取り残される。大型恐竜が迫りくる溶岩流に怯えながらも、海に阻まれて悲痛な鳴き声を上げるシーンでは思わず泣いてしまった😢 まさかジュラシック・ワールドで泣くと思わなかった。

 

3人はジアと再会。ジアはブルーの傷を手当するけれど、流血が酷く輸血が必要とのこと。何かの成分だかが含まれている恐竜の血液ならばOKということで、オーウェンとクレアはTレックスから採血することにする。科学的根拠に基づいているのかサッパリ分からないけど、要するにTレックスでひと悶着入れたいということかと。ということで、麻酔で眠らされていたTレックスはまんまと目を覚まして、2人を窮地に追い込むけれど、当然助かるし傭兵たちにも見つからないし、きっちり血も確保しているという離れ業。ご都合主義ではあるけれど、そこツッコんでたらおもしろくないからね。

 

えーと。確かフランクリンはウィートリーだか誰かに見つかってしまい、そちら側の関係者だと思われて同行する羽目になったよね。彼のこの状況が後に生きてきたとは思うけど詳しいことは忘れてしまった💦 でも、後にかれはまたオーウェンたち3人と合流するから、例えば彼が3人の苦境を救ったとかがあったと思う。ホントに思い出せない。なら書かなきゃいい気もするけど😅

 

えーと。オーウェンたちが見つかってしまうのはロックウッド屋敷に着いてからだっけ? とにかくウィートリーたちはロックウッド屋敷に向かう。これはロックウッドも承知のことなのか不明なのだけど、屋敷の地下にはいくつもの檻を備えた研究施設が造られている。恐竜たちはそこに運ばれる。そこにはあのヘンリー・ウー(B・D・ウォン)がいた! また新種を作る気だな! でも、やっぱりこのシリーズの顔だから登場してくれないとね。

 

そうそう! 書き忘れていたけど、結構早い段階でグンナー・エヴァーソル(トビー・ジョーンズ)という人物が出てくる。この人はいわゆる武器商人ということなのかな? とにかく、ミルズはこのエヴァーソルと取引をしているらしい。この人物主催で恐竜のオークションが始まる。どんどん売れて行く恐竜たち。そして運び出されていく。兵器にするからには肉食恐竜なのだと思うけれど、単純にその飼育方法だったり、管理方法だったりは整った上で買っているのか?というツッコミもしちゃダメなんでしょうね。で、このオークションの目玉はウーが作り上げたインドラプトル。冒頭で採取していた骨からインドミナス・レックスのDNAを採取し、ブルーのDNAと掛け合わせたんだっけ? そのわり成体だったけれど成長早くない? 違ったか? イヤでもそのためにブルーが必要だったんだと思うのだけど。もちろん、オークションは最高潮で、ロシア人が競り落とす。しかし、よく考えるとトビー・ジョーンズ無駄遣いだったな。

 

一方、オーウェンとクレアは地下の檻に捕えられていた。オーウェンたちは隣の檻にアロサウルスだっけ?スゴイ頭突きをしてくる恐竜がおり、壁に突進していることに気づく。これを利用して檻を出ようと画策。恐竜を刺激して壁に頭突きを繰り返させて破壊。その勢いで柵も破壊させる。ここもコミカル場面。この後、2人はメイジーと出会う。

 

実は、ロックウッド屋敷に移ってからは、最大5つの視点で話が進む。オーウェンとクレア、ジアとフランクリン、オークション会場、ミルズとロックウッド、そしてメイジー。ジアとフランクリンは別行動だった時もあったと思うので、6つの視点だったかも? 入り組んでいるわけではないので混乱することはない。メインであるオーウェンとクレアの視点のほかに重要なのはメイジーの視点ということになるけど、自分としてはちょっとイライラする部分もあったりして、この視点が乗れず。悲鳴要員か?というくらい、悲鳴を上げていて効果はあったと思うけれど、ちょっとイライラ😣 メイジーの生い立ちと彼女の決断が、世界を大きく変えることになるので、不要なキャラとは思わないけど、特別必要とも思わなかったかも。とはいえ、あの決断ができるのは子供だからではあるけれど。

 

ということで、前置きが長いけれどちょっとメイジーについて触れておく。前述したとおりロックウッドの孫娘ということになっているけど、実は秘密があるらしいことはロックウッドの行動や、アイリスなどの言動から分かる。種明かしは後半でされるけれど、先に書いてしまう。彼女は若くして亡くなったロックウッドの娘のクローンなのだった。この生い立がクローンである恐竜たちと被っているわけで、後のある決断につながってくる。おそらくは、クローン人間を誕生させたことを隠しておきたいという意図から、メイジーは屋敷内に軟禁状態の様子。ロックウッドはメイジーを財団の事業からも遠ざけているようだけれど、メイジーとしては興味津々。結果ミルズの悪事にも気がついた。

 

メイジーは隙をついて地下の研究施設に入り込む。そこで恐竜たちを見ることになる。そして、オーウェンたちと出会ったというわけなのだけど。えーと、ミルズに追われて食事を運ぶエレベーター的な物の中に隠れたのはオーウェンたちに会う前だったっけ? ちょっと忘れてしまった。たしか、オーウェンたちと会ってからも1人行動になって、インドラプトルに襲われそうになっていたから、会った後だったと思うのだけど、今となってはどうしてメイジーが別行動したのか思い出せない。なので適当に書いてしまうけど、要するにメイジーはミルズの悪事を知り、祖父ロックウッドにそのことを伝える。ロックウッドはにわかに信じられない様子だったけれど、その後ミルズを呼び出し詰問し、なんとミルズに殺害されてしまう。枕による窒息死なので、実際は眠っているように死んでいるということはあり得ないと思うけれど、きれいに死んでいる。メイジーは祖父の死にショックを受けるが、そこにミルズが戻ってきたため、あわてて食事運搬用のような小型のエレベーター内に身を隠す。ここを使っての逃走はミルズに気づかれたものの、その後彼につかまってしまったりはしなかったよね? ホントに忘れた💦 ということで、要するにロックウッドは亡くなってしまったということと、ミルズは殺人の罪も負ったということ。

 

さて、檻から出たオーウェンはオークション会場に乱入。そこでひと暴れ。で、結果恐竜を放ってしまうことになったんだっけ? とにかく、最終的に恐竜は野放しになる。インドラプトルは射殺されたんだっけ? ウィートリーは仕留めた獲物の歯をコレクションしているらしく、インドラプトルの歯を取ろうと檻に入る。そして、死んだふりをしていたインドラプトルにまんまと食われてしまう。まぁ、彼は食われないとね。

 

恐竜たち、特にインドラプトルが解き放たれてしまったことにより、オーウェンたちやオークションの客たちも必死に逃げる。その際にメイジーと離れてしまったんだっけ? とにかく、メイジーは一人ぼっちになってしまい、恐竜の姿に怯えながら自室に逃げ込みあろうことかベッドに寝て布団を被る。イヤイヤ、ベッドに寝てもダメでしょう。せめてベッドの下に潜り込め!と若干のイラつきを感じたり。まぁ、子供だからね。イヤでも10歳くらいにはなっているのだから、もう少し賢いでしょう。現にエレベーター内に隠れる智恵はあったわけなんだから。と、長々ツッコミましたが、要するにベッドで怯える美少女と、迫りくる恐竜っていう画を撮りたかったってことなのでしょう。そして、案の定オーウェンが助けに来る。100部屋くらいありそうな広大な屋敷の中で、どうやってメイジーの部屋を見つけたんだというツッコミはしちゃダメということで😅

 

で、メイジーの部屋の中から屋根に脱出した2人。屋敷から直角に張り出したような部分があり、そのガラス張りの屋根の上を逃げる。追ってくるインドラプトル。屋根の上となればお約束の落ちそうになるパターンもありつつ、ここでクレア登場。インドラプトルの注意を自分に引きつけたりしつつ、なんとか3人頑張る。で、ここにブルーが登場したよね? たしかブルーがオーウェンたちを助ける描写はあって、それがここだったと思うのだけど。で、最終的にインドラプトルがどうなったかと言えば、確かブルーの働きにより、ガラス屋根を突き破って落ちて行き、階下に飾ってあった銅像に突き刺さって絶命。意外にあっけない。今作でやりたかったのは恐竜パニックというよりも、ラストのオチなんだと思うので、そんなに恐竜に力を注いでいないのかもしれないけれど、今作目玉だと思われるインドラプトルの影が薄い。あまり怖くもないし、ほとんど印象に残らない。造形もちょっとトカゲっぽくてあまり好きじゃない。毎回、最終的にはTレックス最強って感じにしたいのかなと思うので、いいといえばいいのだけど、前作のインドミナスほどのインパクトはなし。

 

えーと。ここでジアとフランクリンと合流したんだよね。たしかインドラプトルが落ちた階下に居た気がする。で、えーと。で、ミルズがしたのか自動的に発動したのか忘れたけれど、地下施設内には毒ガス的なものが蔓延する。5人は地下施設に行き、そこで死に瀕する恐竜たちを見る。いくら獰猛な恐竜だとはいえ、死んでしまうのは悲しすぎる。彼らを救うのは檻を開放すること。大人たちは誰もその決断はできない。その決断をしたのはメイジー。どんな命も生きる権利がある的なことを言いながらボタンを押す。そして恐竜たちは解き放たれた。うーん。メイジーの気持ちは分かる。自身もクローン人間という宿命を背負っているわけだから、人間の都合で生み出され、人間の都合で殺される恐竜たちを死なせることはできなかったのでしょう。でも、それが正しいかといえば、自分としては判断できない。

 

たしかこのタイミングだったと思うけど、ミルズはTレックスに襲われて命を落とす。まぁ、ミルズはそうなってくれないとね。そして、再びオーウェンとブルーの別れ。前作ではブルーがオーウェンに心を残し、オーウェンがダメだと首を振り、一緒にいれないことを悟ったブルーが去って行った。今回は、オーウェンの方がブルーに心を残していたように思う。でも、ブルーは毅然とした態度で去って行く。自分はオーウェンと一緒にいるべきではないと思っているような感じ。ブルーがどこまでもカッコイイ

 

さて、シーン変わって再び諮問機関が開催されており、マルコム博士が意見を述べている。恐竜は解き放たれてしまったわけだから、これからは彼らとの共存を考えていかなくてはならない。その言葉に被るように、各地に恐竜たちが現れる様子が映し出される。サーフィンする人々の波の中にはモササウルス、動物園の雄ライオンと対峙するTレックスなど。それぞれ、その後のことが描かないことで強い印象を残す。そして、マルコム博士の「Welcome to Jurassic Wolrd.」というセリフで映画は終わる。なるほど。タイトルの意味が全く変わってしまったね。今作だけ見るとニヤリなのだけど、シリーズとしてはどうなのかしら?🤔

 

第1作目の『ジュラシック・パーク』にはマイケル・クライトンの原作があったと思うけど、何作目まで原作があるのかな? 今作と製作が決定している続編も含めて原作が存在しているのかしら? イヤ、映画は別物と考えて、必ずしも作者の意図に沿ったものでなくてもいいとは思うのだけど、これを方向転換と考えるべきなのか、行きつく先と考えるべきなのかが分からなくて。見終わった時には前者だと思ったのだけど、後から考えると後者なのかなと思ったりしたので。

 

動物を含めた自然との共存というのは、人類にとって永遠のテーマな気がする。学術的にどうかとか難しいことはサッパリ分からないけど、狩猟民族だった頃は自然と共存していたのかも。やがて農耕民族となり、そして文明社会となった現代では、むしろ共存が難しくなってしまった。おそらく動物たちにとっては人間は脅威だけれど、彼らが脅威になる時もある。今回も、欲に走った人間の愚行が大変な事態を招いた形だけど、元をただせば恐竜のクローンを作り上げたというところに問題があったわけで、そういう意味での人間の暴走を恐竜たちとメイジーという存在で描いているのかなとは思う。でもまぁ、そこまで深く考えなくても楽しめる作品ではあると思う。ただ、この辺り好みが分かれる部分かなと。あと自分の文章では伝わりにくいかもしれないけれど、後半ロックウッド屋敷に舞台が移ってからは、その屋敷の雰囲気と相まって、ゴシックホラー感が漂う感じになっているので、従来のシリーズのファンの中にはコレジャナイ感を抱く方もいるかも?

 

キャストはみな良かったと思うけど、やっぱりこういう作品だとどうしても演技が目立たなくなってしまかなとは思う。そもそも、人間ドラマ的な部分を見せようとも思ってないだろうし。とはいえ、マルコム博士役のジェフ・ゴールドブラムは、ラストのあのセリフを言うというおいしい役どころではあったとはいえ、冒頭とラストのというわずかな出演シーンで印象を残したし、ほぼ車いすか寝たきり状態ではあったけれど、気品漂うジェームズ・クロムウェルの佇まいは素敵で、老紳士好きとしてはドキドキ😍

 

引き続き出演となったクレアのブライス・ダラス・ハワードは、前作のタイトスカートにピンヒールでTレックスの前を激走というようなインパクトはなかったものの、自らインドラプトルを引きつけるなどの活躍を見せる。ブライス・ダラス・ハワード演技上手いので好き こちらも引き続き出演となるオーウェンのクリス・プラット。当ブログでは"この人誰"の記事(コチラ)が人気でビックリなのだけど、少しは認知されたのだろうか? もう1つの主演シリーズ『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(感想はコチラコチラ)もそうだけれど、少しコミカルな役が似合う。前作の感想記事にも書いたけれど、当初はジョシュ・ブローリンだったというこの役、クリス・プラットで良かったと思う。

 

CGは相変わらずスゴイ。恐竜たちは当然ながら、火山の迫力がすごかった。個人的にインドラプトルのデザインがあまり好みじゃなかった。恐竜というより怪獣っぽかったので。もう少し恐竜っぽさを残して欲しかった。まぁでも、前述したとおり結果Tレックス最強ってことにするのは大賛成なのでOK。Tレックスはカッコイイ。女の子だけども😳

 

恐竜たちは繁殖を防ぐために全部メスなんだよね?全部メスだとすると、繁殖はしないハズだから、世界がジュラシック・ワールドになっちゃったとしても、解き放たれた個体以上には増えず、その子たちが死に絶えれば終わりということになるよね? でも、前シリーズで勝手に繁殖してたって描写があったような気も? となると増えちゃうのか? とりあえず次回どうなるのか気になるところではあるが、楽しみかというとどなんだろう🤔

 

見てから3週間ほど経ってしまったけど、今のところまだ上映中だし、LINEのおともだち特典で安く見れたり、おまけがもらえたりしているようなので、気になっている人は登録して行ってみるのもいいかも?←まわし者ではありません!😀

 

人が喰われたりしてしまうけど、残酷なシーンはほとんどないので、子供から大人まで老若男女楽しめると思う。ちょっと泣いてしまう場面もあったり、考えさせられるシーンもある。前半と後半でトーンが変わるので合わない人もいるかもだけど、全体的に楽しめると思う。全方向にオススメとしておきます。


エンドロール後オマケ映像ありです!

 

『ジュラシック・ワールド 炎の王国』公式サイト

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