【動画】宇野昌磨選手 スケートアメリカ 2021 SP
ラスベガスで開催中のスケートアメリカ2021での宇野昌磨選手のSP演技。平昌オリンピック以降、なかなか思うように結果が出ないシーズンを過ごしてきた昌磨。ステファン・ランビエールという昌磨が全幅の信頼を置けるコーチと師弟関係を結べたものの、コロナ禍でなかなか直接指導してもらえない状況が続いた。
とはいえ、昌磨の中で何か乗り越えたものがあったのか、今年は今までにないくらいジャンプの調子が良く、控えめな昌磨が「今年は期待して欲しい」と口にするなど、何かが吹っ切れた様子。自分が出来る最高難度のジャンプ構成にすると宣言!
今季のSPは宮本賢二先生振付の「オーボエコンチェルト」と、ランビ先生振付の「マイケル・ジャクソン メドレー」と2種類の候補があり、どちらか決めかねているらしい。ファンの間でもどちらも評価が高いのだけれど、競技向きなのは「オーボエコンチェルト」かなという意見が多い。
今回もどちらで来るのか話題になっていたのだけど、以前からアイスショーでも滑っていた「オーボエコンチェルト」を選択。「マイケル・ジャクソン メドレー」はまだ滑り込みが必要との判断らしい。
さて、本題! 冒頭は得意の4Fが2Fに抜けるまさかのミス💦 調子を落としていた時でも昌磨を救ってきた安定の4Fでミスが出るのは珍しい。SPでの単独ジャンプは3回転以上が規定なので、ノーカウントとなってしまった。4Fの基礎点は11.0点なので、GOEを0点としても11点失ってしまったのは大きい💦
しかし! 今季の昌磨はここからが違った! 平昌以降跳べていなかった4T-3Tを着氷🙌🙌🙌 試合後のインタビューでも、以前ならば1本目をミスしたら4T-2Tでまとめてしまっていたと語っていたそうだけれど、4T-3Tを取り戻すべく努力してきたことが実って本当に良かった!😭 GOEも2.71点の加点! このコンボで16.41点を獲得!
最後の3Aの飛距離と着氷後の流れが素晴らしい! GOEも2.63点の加点。スピン3つは全てレベル4で、それぞれGOE加点が0.73、0.64、0.90点。ステップのレベル4で1.45点の加点。
PCSも8点台後半から9点台が出て、これは出場選手中1位。89.07点で2位。
SPはジャンプを3本しか跳ばないので、1本でもミスしてしまうとリカバリーが難しい。ジャンプでミスした時に、残ったジャンプを確実に仕留めて行く、そしてその他のエレメンツの取りこぼしをしないこと。それが勝つためには絶対必要なこと。それが出来た演技だったと思う。
ジャンプ1本ノーカウントで90点に迫る得点が取れたのは大きい。体も良く動いていたし、昌磨が音楽を奏でているかのようだった。
PCSの評価が高いのもこのプログラムが評価されていることだと思うので、個人的にはSPは「オーボエコンチェルト」で「マイケル・ジャクソン メドレー」はEXがいいのではないかと思うのだけど🤔 いかがでしょうかランビ先生?
Shoma UNO 宇野昌磨 Skate America 2021 Short Program
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