'13.08.10 『トゥ・ザ・ワンダー』@吉祥寺バウスシアター
twitterで吉祥寺バウスシアターのことが話題になり、お友達のmigちゃんとtomocoさんと行こうということになった。ちょうど3人とも見たかった今作が上映されるってことで計画!3人で見てきたー♪
ネタバレありです!
「モンサンミッシェルで出会い恋に落ちたニールとマリーナ。2年後、2人はニールの故郷に近いアメリカのオクラホマ州バードルズビルで暮らし始める。マリーナと前夫との間の娘タチアナもニールに懐き、幸せな日々は永遠に続くかに思われたが・・・」という話。これはねぇw イヤ、おもしろかったし、好きなタイプの作品なんだけど、淡々としているので寝てしまった・・・
寝てしまった理由は、とっても説明しずらいんだけど、つまらなかったからではないし、だんだん重く辛くなっていく話にも関わらず、とっても心地良かったから。伝わるかなぁ・・・ 監督がこだわった自然光のせいかもしれない・・・
第69回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門、第37回トロント国際映画祭でも上映された作品。シカゴ・サンタイムの映画評論家ロバート・イーバートは4つ星中3つ星という高評価を下した。ちなみに、2013年4月4日に死去したため、4月6日公開の今作が彼の最後のレビューとなってしまったそう。ご冥福をお祈りします。と、なんだか暗く始まってしまった・・・
見たかった理由はテレンス・マリック監督作品だから。といっても、実はそんなに見てないw ただ、前作『ツリー・オブ・ライフ』(感想は
コチラ)がとっても心に残ったから。その難解さゆえに賛否両論で、中には独りよがりの駄作だと言う方もいた。自分と合わないからといって駄作だとするのには異論があるけど、合わない人は多いと思う。自身は、作中で流れたスメタナの「モルダウ」のように、一遍の叙事詩を見た気がしてとっても好きだった。極端に、説明を排除した作風は、映画評論家の町山智浩氏による解説(
町山智浩の映画塾!|WOWOW)により、テレンス・マリック監督の極私的な感情を描いた作品であることが分かった。町山氏によればヒントが与えられていないのだから、分からなくても仕方がないとのことだし、もちろん本当の部分については分からなかったけど、主人公の思想とか、思考を映像化したものであること分かってた。そして、それを素晴しく美しい映像で紡いでいく感じが本当に好きだった。今作もそれに近い感覚。
もう少しテレンス・マリック監督のことを書かせていただく! なにしろ自分メモ的な部分も大きいので(o´ェ`o)ゞ ハーバード大学とオックスフォード大学で哲学を学び、マサチューセッツ工科大学で教鞭を取ったこともあるインテリ。だからやっぱり作風も哲学的なのでしょう・・・ 自身は哲学が何であるのかサッパリ分からないけど
1970年代から映画を撮り始めるが40年間で6本しか発表していないという超寡作な監督でもある。その間、フランスで教鞭を取って生計を立てていたこともあるということなので、撮りたいと思えなければ撮れないというか、撮りたくなったら撮るというか・・・ 芸術家肌なのでしょう。そういう意味での作品に対してのこだわりは、編集の段階でも遺憾なく発揮される。作品に不要もしくは合わないと感じれば、躊躇なくカットするらしく、今作でもジェシカ・チャスティン、レイチェル・ワイズ、アマンダ・ピート、バリー・ペッパー、マイケル・シーンの登場シーンは全てカットされている。特に、ニールの親友ダイアナ役を演じたレイチェル・ワイズはかなりのシーンを撮影したのに全カット、エンドロールにもクレジットされていないらしい・・・![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/yl/67.gif)
役者にも演じるのではなく、その人物の内に入り込むように要求するそうで、台本を渡さず、セリフを書いたメモを現場で渡すという撮影方法らしい。そのため役者たちは撮影に入る前に役作りが出来ないわけだけど、今作に出演しているレイチェル・マクアダムスは、役柄の性格や雰囲気を持った役者を選んでいるのではないかと語っていた。まぁ、それはどの映画でもあることだとは思うけれど、それがもう少し深いってことなのかなと理解。ただ、全く何も言わないわけではなくて、事前に映画、音楽、文学、美術に触れるよう指導するそう。クインターナ神父を演じるハビエル・バルデムには、ロバート・キャパやアンリ・カルティエ=ブレッソンも在籍したマグナム・フォトのユージン・リチャーズが同行し、貧しい人々や、死に瀕している人々を訪ね、写真を撮ったのだそう。また、今作の主演ベン・アフレックはドストエフスキー、トルストイ、フィッツジェラルドの小説を読むように言われたそうだし、マリーナ役のオルガ・キュリレンコも「カラマーゾフの兄弟」や「アンナ・カレーニナ」を読むように言われ、その上で教会に通うように言われたのだそう。ぼんやりとではあるけれど、なんとなく分かるような気はする・・・
と、長々書いてきたのは、本作も相変わらず、分かりやすい説明や、ヒントはあまりないということ。1組みの男女の出会いと別れを通して、愛とは何かってことを描いているわけだけど、ホントにその時々のその人物たちの感情のぶつかり合いや、すれ違いなどを映しているだけ。幸せな時も、辛い時も、悲しい時もカメラは回り続ける。見ている側がその映像から何かを感じ取って行く作り。テレンス・マリック監督には、もちろん込めた思いがあったのかも知れないけれど、前作以上にセリフなどで説明が無い以上、それは分かってもらわなくてもいいのかも・・・ 監督自身としては映画を撮ることによって、表現したい自分の思いや感情があって、それが形になれば全てを完璧に自分と同じように理解してもらわなくてもいいのかも。もちろん、伝えたいことはあるけど、受け取り手がハッキリと形にならないながらも"何か"を感じ取ってくれればいいというか・・・ 自己満足といえばそうなんだけど、もっと哲学的な・・・ 上手く言えないんだけど、どんな相手ともピッタリとシンクロするように理解し合えることは無理だと思っていて、それぞれがそれぞれ経験の中から得た知識や、感情や感受性で、それぞれの受け取り方をしてくれればいいと思っているのかと・・・ 伝わりますかね? 自分でも良く分からなくなってきたw
前作『ツリー・オブ・ライフ』を見た時はスゴイものを見てしまった!と思って、その年の2位になった。なので、やっぱり前作の方が好きだけど、今作の方が分かりやすいと思う。分かりやすいっていうのは語弊があるかな? テーマは"愛"なんだけど、恋愛という形で描いているから入りやすいと思う。冒頭、いきなり列車の中でイチャイチャする男女。指定席なのか同じ車両には、あと1人女性が乗っているだけ。2人の悪ふざけはどんどんエスカレート。テーブルに乗っちゃったり。同じ車両に乗り合わせたら迷惑だけど、映画で見ている分には美男美女だし微笑ましい。まぁ、ちょっと勝手にどうぞとは思ってたけどw
2人が向かったのはモンサンミッシェル。原題も同じ『TO THE WONDER』で、これが実際は何を意味しているのかってことは、前述しているとおりテレンス・マリック監督が込めた思いはあるのでしょうが、正解を求めなくてもいいのだとは思う。ただ、モンサンミッシェルは"西洋の驚異"=仏語:Merveille、英語:Wonderと呼ばれているそうで、タイトルの意味の1つはモンサンミッシェルを表しているらしい・・・ 2人はここで恋に落ちる。少し暗いトーンの映像は、恋愛初期のキラキラ感にはそぐわず、この先の2人を暗示するようでもあり、成熟したヨーロッパと、2人がこれから暮らすことになるアメリカとの対比になっているのかもしれない。とにかくモンサンミッシェルが神秘的に撮られている。モンサンミシェルは改築や増築が繰り返されているものの、元々は6世紀に造られた教会。一方、2人が移り住むことになるバードルズビルには1956年に建築された、フランク・ロイド・ライト設計のプライスタワーがあるそうで、新旧の偉大な建築物の対比にもなっているのだそう。
そういう説明あったかな?とか思うけど、公式サイトやチラシによると、ニールは作家志望だったらしいw こちらも公式サイトによると、2人とマリーナの娘のタチアナがアメリカに移り住んだのは2年後らしいので、この間ニールは小説を書くためフランスに来ていたのだと思われる。アメリカに移ってからは、環境保護調査員として働いているので、おそらく生活のため小説家の夢は諦めたのでしょう。調査員の仕事も上手く行っているとは言えない。真面目に調査すれば、土壌の汚染が発見されるけど、住人たちにはその土地での生活があるわけで、思わぬ反対にあう。もちろん、彼を責めているわけでなないけど、正しいことをしているはずなのに、口々に不満をぶつけられたら辛い。当然、ストレスが溜まっていくわけだけど、残念ながらマリーナはその受け皿となってくれる女性ではなかった。それは、もちろんマリーナが悪いわけではなくて、その時ニールが求めた癒しを与えてくれるタイプではなかったというだけ。ニールのワガママとも言えるけれど、人間なんてそんなもの・・・
マリーナは10代で結婚して18歳でタチアナを出産。夫は浮気を繰り返して蒸発。正式に離婚していないため、ニールと結婚できない。マリーナは妻や母になる自覚があまりないまま、結婚してしまったのかな?と思う。無邪気でとらえどころがなく、感情の起伏が激しいのも彼女の魅力ではあるのだけど、自分のストレスの癒しを彼女に求めてしまうのは違うのかも。家事も得意ではないらしく、一緒に暮らし始めてどのくらいになるのかは分からないけれど、朝起きたニールがダンボールの中からクシャクシャの靴下を探し出して履くシーンや、料理が黒焦げになって部屋中煙だらけになるシーンが映し出される。セリフは一切ないので、その時々2人がどう感じていたのかは分からないけど、おそらくニールの中にあったであろう"妻"というか"主婦"というような概念には当てはまらない女性であるという思いがあったような気がする。ただ、奔放で無邪気な彼女を包み込めなかったのも事実なわけで、それはマリーナだけが悪いわけじゃない。
もう1人主要な登場人物としてクインターナ神父という人物が登場する。信仰と現実に苦悩する姿が描かれる。神を信じれば救われると説くけど、現実に救われない人々はたくさんいるわけで、そういう無常観にとらわれているというか・・・ マリーナは自分から離れていくニールの気持ちに気づき、クインターナ神父に相談する。前述のマリーナの過去は、神父への告悔とまではいかないけれど、相談として描かれる。そしてマリーナは「愛とは何か?永遠の愛は可能なのか?」と問う。すると神父が「愛は感情だけではない。愛は義務だ」と応える。おそらく、これがこの映画の言いたいことなのだと思う。
ニールの心の変化に気づいたのマリーナだけじゃない。お父さんになってとまで言っていたニールに対して、あなたはお父さんじゃないと言い放ったタチアナ。フランスでは友達がたくさんいたのに、アメリカでは友達ができない。友達になってくれそうな子はいたので、おそらくタチアナ側が彼女と合わなかったのかなと・・・ 幼い頃に父親に捨てられて、少女のままの母親と2人で生きてきた彼女は、無邪気なままではいられなかったのかも。だから、周りの子達を子供っぽいと思ってしまう。何気ない会話だけど、タチアナがつまらないと感じているのは伝わってきた。セリフもほとんどなくて、説明過多ではないけど、ちゃんと映像で語っている。彼女がニールに父親じゃないと言ったのは、父親になろうとしていないことに気づいているから。そんな、タチアナの状態や、ヴィザの問題もあり、マリーナは2人でフランスへ帰るという手段に出る。もちろん、引き止めて欲しいからだけど、ニールは引き止めない。マリーナが引き止めて欲しいのは、もちろんニールを愛しているからだけど、身寄りのない彼女はフランスに帰っても頼る人はいない。それを知っていても引き止めないのだから、ニールは冷たいとも思うけれど、気持ちが冷めているのであれば仕方がない・・・
この辺りから眠くてウトウトしてしまったのだけど、ニールはその後幼なじみのジェーンと再会する。お互い辛い別れを経験した2人は急速に惹かれ合う。ただねぇ・・・ もちろん、そういう風に始まった恋愛が、本当の愛に変わる場合もあるけれど、お互いの傷を癒すためだけに求め合っている場合、進展しにくいのかなと思ったり・・・ ここで寝てしまったので、後から同行の2人に聞いたところによると、どうやらパリに戻ったマリーナは仕事もなく、タチアナは家を出て前夫のもとで暮らし始めていた。そんな彼女の状況に責任を感じたニールは彼女を呼び寄せ、2人は結婚する。気づいたらいきなり結婚しててビックリしたw この場合ジェーンもかわいそう
ニールをダメ男とは思わないけど、いつでも夢とか理想とかが先にあって、現実が見えてない気がする・・・ ニールがマリーナに失望した気持ちも分かるし、マリーナとは違うタイプの明るく快活なジェーンに惹かれた気持ちも分かるけど、優柔不断なニールにも原因があるのは確か。とはいえ、誰が悪いわけでもないのが見ていて辛いところ・・・w
この結婚生活は前出の"愛は義務だ"ってところを表現しているのかな?と思う。実際、どんな意図をもってクインターナ神父にこのセリフを言わせたのかは分からないし、どう感じるべきなのかも分からない。ただ、一般的に考える恋愛関係でいうところの"義務"っていうのは、最終的には"結婚"だと思ってるでしょ?ってことなのかと・・・ 事実、ニールがマリーナと結婚したのは責任を感じたからなわけだし。ただ、そんな結婚が上手くいくはずもなく、2人の心は離れるばかり。ついには物を投げて喧嘩するしまつ。そんな中、傷ついたマリーナは以前仕事をしてもらった大工と偶然再会し、そのままモーテルへ行ってしまう。彼女はこの過ちをニールに話し許しを乞うが、ニールは激怒し、車から降ろされ置き去りにされてしまう。結局、ニールは戻って来るけど、彼女を許すことができずに苦悩する。
クインターナ神父に教えを乞うニール。ニールはマリーナを赦すけれど、それはマリーナの行為を赦すということで、その罪ごと受け入れて許すということじゃない。結局2人は離婚することとなり、マリーナは飛行機に乗り去っていく。行き先は不明。普通に考えるとフランスだろうけれど、ウクライナ出身の彼女にとってフランスは故郷ではないし、娘も失った彼女にとってフランスは辛い場所かもしれない・・・ 数年後、他の女性と暮らしているニールの姿が映される。平凡で刺激はなさそうだけど幸せそうな風景。一方マリーナは森の中。彼女はまだ彷徨っているのかも? そこにモンサンミッシェルの映像が被って来る。To The Wonderってことでしょうか? 相変わらず余韻を残す終わり方・・・
キャストは全員良かったと思う。ニール役は当初クリスチャン・ベイルが予定されていたそうだけど、ベン・アフレックで良かったと思う。クリスチャン・ベイルは演技上手いけど、神経質そうな雰囲気があるので、映画全体が深刻な感じになってしまう気がする。本人としては善意からしていることや、よかれと思ってしていることが裏目に出てしまったり、ほんの少し心に生まれた違和感みたいなものがぬぐいきれなくて、結果いろいろ上手くいかない人の役なので、そういうのベン・アフレックの方が合ってる気がする。脚本や監督もこなす才人だけど、持ち前のいい人感のせいか何となく頼りない感じが持ち味だと思っているので。もちろん、勝手な印象! レイチェル・マクアダムスはクレジットの大きさに比べると意外にちょい役だった気も・・・ 別にジェーンと恋に落ちる要素って必要なかった気もするし・・・ ただ、辛い状況にありながらも、明るく快活なアメリカ娘って感じは良かったと思う。ずっと暗い表情のクインターナ神父のハビエル・バルデムはさすがの存在感ではあるけど、キリスト教の教義とかそういう部分の知識が全くないため、彼の本当の苦悩が理解できず、自分の中では消化不良ではあるのだけど、2人を導く役ではあるので、重要人物ではあるのかなと・・・ ただし、彼が別の指導をしていたら、2人は救われた部分もあるのか? などと思うのは、やっぱりハビエル・バルデムの悩める演技のおかげ。そして、マリーナのオルガ・キュリレンコの危うさがスゴイ! 出会った直後の無邪気な感じも、一緒に暮らし始めてからの拙さも、結婚してからの感情の起伏の激しさも、やっかいでありながら魅力的! いつもとらえどころがなくて、ずっと彷徨ってる感じ。そして美しくてキュート!
とにかく映像が美しい!『ニューワールド』や 『ツリー・オブ・ライフ』でも撮影を担当した、エマニュエル・ルベツキの映像が素晴らしい。テレンス・マリック監督といえばの"マジック・アワー"。マジック・アワーというのは、日没後の数十分存在する明るい時間の、明るいけれど光源が存在しない時間帯や状態のことを言う。このマジック・アワーに撮影された映像は、暗く灰色がかった印象のモンサンミッシェルや、パリの街並みは神秘的で、一方黄色っぽいバードルズビルの乾いた感じも印象的。全て、実際の場所でロケされていて、バードルズビルやパフスカで撮影された風景は、アンドリュー・ワイエスやエドワード・ホッパーの絵画を意識したのだそう。なるほど! たしかにワイエスっぽいかも! 光陵としているのに閉塞感がある感じ・・・ そういえば、多分パリのシーンだと思うけど、現在大阪で公開中の「貴婦人と一角獣」が映っててうれしかった! 先日、日曜美術館の再放送で見て、新国立美術館での展覧会を見に行かなかったことを激しく後悔・・・
って、映画と関係なかったw でも、美術に対する愛を感じてうれしかった!
『アルゴ』(感想は
コチラ)も担当したジャクリーン・ウェストの衣装も良かった! マリーナの黒や紺、グレーなどを基調とした服は、洗練されていながらもどこかキュートで素敵! 白地に大きな柄のワンピなど、やや野暮ったい気もするけど、明るいジェーンの衣装と対比となってておもしろい。ニールの服装もアメリカに帰って来てからは、野暮ったくなるのも印象的。イヤ、アメリカ人がファッション・センスがないってことではなくて、要するににパリとオクラホマを分かりやすく対比しているってことかと・・・ モンサンミッシェルやパリの時のベン・アフレックのロングコート姿がかっこよかった!
見る人を選ぶ作品とも思わないけど、ダメな人はダメだと思う・・・ 嫌いじゃないって人も、元気な状態で見ないと寝ちゃうかもw 自身は気持ちは元気だったのだけど、この日遅刻して走り続けて、しかも『ワールド・ウォーZ』(感想は
コチラ)見た後で、疲れていたせいもあって寝ちゃったしw
いわゆる恋愛モノとは違う恋愛映画見たい方オススメ! テレンス・マリック監督好きな方是非! 自然光で撮った映像は必見! ベン・アフレック好きな方、オルガ・キュリレンコ好きな方是非是非!!
そうそう! エンドロールに"Footage from 「TREE OF LIFE」"って出てたけどどのシーンだろ? 『ツリー・オブ・ライフ』の映像を使ったってことだよね? 住宅街の道でチビッコたちが遊んでるシーンかな? 分かった方教えてください!w
『トゥ・ザ・ワンダー』Official site
twitterで吉祥寺バウスシアターのことが話題になり、お友達のmigちゃんとtomocoさんと行こうということになった。ちょうど3人とも見たかった今作が上映されるってことで計画!3人で見てきたー♪
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第69回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門、第37回トロント国際映画祭でも上映された作品。シカゴ・サンタイムの映画評論家ロバート・イーバートは4つ星中3つ星という高評価を下した。ちなみに、2013年4月4日に死去したため、4月6日公開の今作が彼の最後のレビューとなってしまったそう。ご冥福をお祈りします。と、なんだか暗く始まってしまった・・・
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見たかった理由はテレンス・マリック監督作品だから。といっても、実はそんなに見てないw ただ、前作『ツリー・オブ・ライフ』(感想は
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もう少しテレンス・マリック監督のことを書かせていただく! なにしろ自分メモ的な部分も大きいので(o´ェ`o)ゞ ハーバード大学とオックスフォード大学で哲学を学び、マサチューセッツ工科大学で教鞭を取ったこともあるインテリ。だからやっぱり作風も哲学的なのでしょう・・・ 自身は哲学が何であるのかサッパリ分からないけど
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役者にも演じるのではなく、その人物の内に入り込むように要求するそうで、台本を渡さず、セリフを書いたメモを現場で渡すという撮影方法らしい。そのため役者たちは撮影に入る前に役作りが出来ないわけだけど、今作に出演しているレイチェル・マクアダムスは、役柄の性格や雰囲気を持った役者を選んでいるのではないかと語っていた。まぁ、それはどの映画でもあることだとは思うけれど、それがもう少し深いってことなのかなと理解。ただ、全く何も言わないわけではなくて、事前に映画、音楽、文学、美術に触れるよう指導するそう。クインターナ神父を演じるハビエル・バルデムには、ロバート・キャパやアンリ・カルティエ=ブレッソンも在籍したマグナム・フォトのユージン・リチャーズが同行し、貧しい人々や、死に瀕している人々を訪ね、写真を撮ったのだそう。また、今作の主演ベン・アフレックはドストエフスキー、トルストイ、フィッツジェラルドの小説を読むように言われたそうだし、マリーナ役のオルガ・キュリレンコも「カラマーゾフの兄弟」や「アンナ・カレーニナ」を読むように言われ、その上で教会に通うように言われたのだそう。ぼんやりとではあるけれど、なんとなく分かるような気はする・・・
と、長々書いてきたのは、本作も相変わらず、分かりやすい説明や、ヒントはあまりないということ。1組みの男女の出会いと別れを通して、愛とは何かってことを描いているわけだけど、ホントにその時々のその人物たちの感情のぶつかり合いや、すれ違いなどを映しているだけ。幸せな時も、辛い時も、悲しい時もカメラは回り続ける。見ている側がその映像から何かを感じ取って行く作り。テレンス・マリック監督には、もちろん込めた思いがあったのかも知れないけれど、前作以上にセリフなどで説明が無い以上、それは分かってもらわなくてもいいのかも・・・ 監督自身としては映画を撮ることによって、表現したい自分の思いや感情があって、それが形になれば全てを完璧に自分と同じように理解してもらわなくてもいいのかも。もちろん、伝えたいことはあるけど、受け取り手がハッキリと形にならないながらも"何か"を感じ取ってくれればいいというか・・・ 自己満足といえばそうなんだけど、もっと哲学的な・・・ 上手く言えないんだけど、どんな相手ともピッタリとシンクロするように理解し合えることは無理だと思っていて、それぞれがそれぞれ経験の中から得た知識や、感情や感受性で、それぞれの受け取り方をしてくれればいいと思っているのかと・・・ 伝わりますかね? 自分でも良く分からなくなってきたw
前作『ツリー・オブ・ライフ』を見た時はスゴイものを見てしまった!と思って、その年の2位になった。なので、やっぱり前作の方が好きだけど、今作の方が分かりやすいと思う。分かりやすいっていうのは語弊があるかな? テーマは"愛"なんだけど、恋愛という形で描いているから入りやすいと思う。冒頭、いきなり列車の中でイチャイチャする男女。指定席なのか同じ車両には、あと1人女性が乗っているだけ。2人の悪ふざけはどんどんエスカレート。テーブルに乗っちゃったり。同じ車両に乗り合わせたら迷惑だけど、映画で見ている分には美男美女だし微笑ましい。まぁ、ちょっと勝手にどうぞとは思ってたけどw
2人が向かったのはモンサンミッシェル。原題も同じ『TO THE WONDER』で、これが実際は何を意味しているのかってことは、前述しているとおりテレンス・マリック監督が込めた思いはあるのでしょうが、正解を求めなくてもいいのだとは思う。ただ、モンサンミッシェルは"西洋の驚異"=仏語:Merveille、英語:Wonderと呼ばれているそうで、タイトルの意味の1つはモンサンミッシェルを表しているらしい・・・ 2人はここで恋に落ちる。少し暗いトーンの映像は、恋愛初期のキラキラ感にはそぐわず、この先の2人を暗示するようでもあり、成熟したヨーロッパと、2人がこれから暮らすことになるアメリカとの対比になっているのかもしれない。とにかくモンサンミッシェルが神秘的に撮られている。モンサンミシェルは改築や増築が繰り返されているものの、元々は6世紀に造られた教会。一方、2人が移り住むことになるバードルズビルには1956年に建築された、フランク・ロイド・ライト設計のプライスタワーがあるそうで、新旧の偉大な建築物の対比にもなっているのだそう。
そういう説明あったかな?とか思うけど、公式サイトやチラシによると、ニールは作家志望だったらしいw こちらも公式サイトによると、2人とマリーナの娘のタチアナがアメリカに移り住んだのは2年後らしいので、この間ニールは小説を書くためフランスに来ていたのだと思われる。アメリカに移ってからは、環境保護調査員として働いているので、おそらく生活のため小説家の夢は諦めたのでしょう。調査員の仕事も上手く行っているとは言えない。真面目に調査すれば、土壌の汚染が発見されるけど、住人たちにはその土地での生活があるわけで、思わぬ反対にあう。もちろん、彼を責めているわけでなないけど、正しいことをしているはずなのに、口々に不満をぶつけられたら辛い。当然、ストレスが溜まっていくわけだけど、残念ながらマリーナはその受け皿となってくれる女性ではなかった。それは、もちろんマリーナが悪いわけではなくて、その時ニールが求めた癒しを与えてくれるタイプではなかったというだけ。ニールのワガママとも言えるけれど、人間なんてそんなもの・・・
マリーナは10代で結婚して18歳でタチアナを出産。夫は浮気を繰り返して蒸発。正式に離婚していないため、ニールと結婚できない。マリーナは妻や母になる自覚があまりないまま、結婚してしまったのかな?と思う。無邪気でとらえどころがなく、感情の起伏が激しいのも彼女の魅力ではあるのだけど、自分のストレスの癒しを彼女に求めてしまうのは違うのかも。家事も得意ではないらしく、一緒に暮らし始めてどのくらいになるのかは分からないけれど、朝起きたニールがダンボールの中からクシャクシャの靴下を探し出して履くシーンや、料理が黒焦げになって部屋中煙だらけになるシーンが映し出される。セリフは一切ないので、その時々2人がどう感じていたのかは分からないけど、おそらくニールの中にあったであろう"妻"というか"主婦"というような概念には当てはまらない女性であるという思いがあったような気がする。ただ、奔放で無邪気な彼女を包み込めなかったのも事実なわけで、それはマリーナだけが悪いわけじゃない。
もう1人主要な登場人物としてクインターナ神父という人物が登場する。信仰と現実に苦悩する姿が描かれる。神を信じれば救われると説くけど、現実に救われない人々はたくさんいるわけで、そういう無常観にとらわれているというか・・・ マリーナは自分から離れていくニールの気持ちに気づき、クインターナ神父に相談する。前述のマリーナの過去は、神父への告悔とまではいかないけれど、相談として描かれる。そしてマリーナは「愛とは何か?永遠の愛は可能なのか?」と問う。すると神父が「愛は感情だけではない。愛は義務だ」と応える。おそらく、これがこの映画の言いたいことなのだと思う。
ニールの心の変化に気づいたのマリーナだけじゃない。お父さんになってとまで言っていたニールに対して、あなたはお父さんじゃないと言い放ったタチアナ。フランスでは友達がたくさんいたのに、アメリカでは友達ができない。友達になってくれそうな子はいたので、おそらくタチアナ側が彼女と合わなかったのかなと・・・ 幼い頃に父親に捨てられて、少女のままの母親と2人で生きてきた彼女は、無邪気なままではいられなかったのかも。だから、周りの子達を子供っぽいと思ってしまう。何気ない会話だけど、タチアナがつまらないと感じているのは伝わってきた。セリフもほとんどなくて、説明過多ではないけど、ちゃんと映像で語っている。彼女がニールに父親じゃないと言ったのは、父親になろうとしていないことに気づいているから。そんな、タチアナの状態や、ヴィザの問題もあり、マリーナは2人でフランスへ帰るという手段に出る。もちろん、引き止めて欲しいからだけど、ニールは引き止めない。マリーナが引き止めて欲しいのは、もちろんニールを愛しているからだけど、身寄りのない彼女はフランスに帰っても頼る人はいない。それを知っていても引き止めないのだから、ニールは冷たいとも思うけれど、気持ちが冷めているのであれば仕方がない・・・
この辺りから眠くてウトウトしてしまったのだけど、ニールはその後幼なじみのジェーンと再会する。お互い辛い別れを経験した2人は急速に惹かれ合う。ただねぇ・・・ もちろん、そういう風に始まった恋愛が、本当の愛に変わる場合もあるけれど、お互いの傷を癒すためだけに求め合っている場合、進展しにくいのかなと思ったり・・・ ここで寝てしまったので、後から同行の2人に聞いたところによると、どうやらパリに戻ったマリーナは仕事もなく、タチアナは家を出て前夫のもとで暮らし始めていた。そんな彼女の状況に責任を感じたニールは彼女を呼び寄せ、2人は結婚する。気づいたらいきなり結婚しててビックリしたw この場合ジェーンもかわいそう
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この結婚生活は前出の"愛は義務だ"ってところを表現しているのかな?と思う。実際、どんな意図をもってクインターナ神父にこのセリフを言わせたのかは分からないし、どう感じるべきなのかも分からない。ただ、一般的に考える恋愛関係でいうところの"義務"っていうのは、最終的には"結婚"だと思ってるでしょ?ってことなのかと・・・ 事実、ニールがマリーナと結婚したのは責任を感じたからなわけだし。ただ、そんな結婚が上手くいくはずもなく、2人の心は離れるばかり。ついには物を投げて喧嘩するしまつ。そんな中、傷ついたマリーナは以前仕事をしてもらった大工と偶然再会し、そのままモーテルへ行ってしまう。彼女はこの過ちをニールに話し許しを乞うが、ニールは激怒し、車から降ろされ置き去りにされてしまう。結局、ニールは戻って来るけど、彼女を許すことができずに苦悩する。
クインターナ神父に教えを乞うニール。ニールはマリーナを赦すけれど、それはマリーナの行為を赦すということで、その罪ごと受け入れて許すということじゃない。結局2人は離婚することとなり、マリーナは飛行機に乗り去っていく。行き先は不明。普通に考えるとフランスだろうけれど、ウクライナ出身の彼女にとってフランスは故郷ではないし、娘も失った彼女にとってフランスは辛い場所かもしれない・・・ 数年後、他の女性と暮らしているニールの姿が映される。平凡で刺激はなさそうだけど幸せそうな風景。一方マリーナは森の中。彼女はまだ彷徨っているのかも? そこにモンサンミッシェルの映像が被って来る。To The Wonderってことでしょうか? 相変わらず余韻を残す終わり方・・・
キャストは全員良かったと思う。ニール役は当初クリスチャン・ベイルが予定されていたそうだけど、ベン・アフレックで良かったと思う。クリスチャン・ベイルは演技上手いけど、神経質そうな雰囲気があるので、映画全体が深刻な感じになってしまう気がする。本人としては善意からしていることや、よかれと思ってしていることが裏目に出てしまったり、ほんの少し心に生まれた違和感みたいなものがぬぐいきれなくて、結果いろいろ上手くいかない人の役なので、そういうのベン・アフレックの方が合ってる気がする。脚本や監督もこなす才人だけど、持ち前のいい人感のせいか何となく頼りない感じが持ち味だと思っているので。もちろん、勝手な印象! レイチェル・マクアダムスはクレジットの大きさに比べると意外にちょい役だった気も・・・ 別にジェーンと恋に落ちる要素って必要なかった気もするし・・・ ただ、辛い状況にありながらも、明るく快活なアメリカ娘って感じは良かったと思う。ずっと暗い表情のクインターナ神父のハビエル・バルデムはさすがの存在感ではあるけど、キリスト教の教義とかそういう部分の知識が全くないため、彼の本当の苦悩が理解できず、自分の中では消化不良ではあるのだけど、2人を導く役ではあるので、重要人物ではあるのかなと・・・ ただし、彼が別の指導をしていたら、2人は救われた部分もあるのか? などと思うのは、やっぱりハビエル・バルデムの悩める演技のおかげ。そして、マリーナのオルガ・キュリレンコの危うさがスゴイ! 出会った直後の無邪気な感じも、一緒に暮らし始めてからの拙さも、結婚してからの感情の起伏の激しさも、やっかいでありながら魅力的! いつもとらえどころがなくて、ずっと彷徨ってる感じ。そして美しくてキュート!
とにかく映像が美しい!『ニューワールド』や 『ツリー・オブ・ライフ』でも撮影を担当した、エマニュエル・ルベツキの映像が素晴らしい。テレンス・マリック監督といえばの"マジック・アワー"。マジック・アワーというのは、日没後の数十分存在する明るい時間の、明るいけれど光源が存在しない時間帯や状態のことを言う。このマジック・アワーに撮影された映像は、暗く灰色がかった印象のモンサンミッシェルや、パリの街並みは神秘的で、一方黄色っぽいバードルズビルの乾いた感じも印象的。全て、実際の場所でロケされていて、バードルズビルやパフスカで撮影された風景は、アンドリュー・ワイエスやエドワード・ホッパーの絵画を意識したのだそう。なるほど! たしかにワイエスっぽいかも! 光陵としているのに閉塞感がある感じ・・・ そういえば、多分パリのシーンだと思うけど、現在大阪で公開中の「貴婦人と一角獣」が映っててうれしかった! 先日、日曜美術館の再放送で見て、新国立美術館での展覧会を見に行かなかったことを激しく後悔・・・
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『アルゴ』(感想は
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見る人を選ぶ作品とも思わないけど、ダメな人はダメだと思う・・・ 嫌いじゃないって人も、元気な状態で見ないと寝ちゃうかもw 自身は気持ちは元気だったのだけど、この日遅刻して走り続けて、しかも『ワールド・ウォーZ』(感想は
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いわゆる恋愛モノとは違う恋愛映画見たい方オススメ! テレンス・マリック監督好きな方是非! 自然光で撮った映像は必見! ベン・アフレック好きな方、オルガ・キュリレンコ好きな方是非是非!!
そうそう! エンドロールに"Footage from 「TREE OF LIFE」"って出てたけどどのシーンだろ? 『ツリー・オブ・ライフ』の映像を使ったってことだよね? 住宅街の道でチビッコたちが遊んでるシーンかな? 分かった方教えてください!w
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えー?ベンじゃなく最初クリスチャンベールだったの?
それはぜんぜんあわないなぁ。
今回セリフ少なくて残念だったけど寡黙なベンも素敵だったわ♡
衣装はアルゴの人だったんだね、
よかった☆
>ジェシカ・チャスティン、レイチェル・ワイズ、アマンダ・ピート、バリー・ペッパー、マイケル・シーンの登場シーンは全てカットされている。特に、ニールの親友ダイアナ役を演じたレイチェル・ワイズはかなりのシーンを撮影したのに全カット、エンドロールにもクレジットされていないらしい
えええー?
そうなの?バリーペッパー久々に見たかったな。
そういうことできちゃうのってこの監督だからだと思うケド
さすがに勝手だよね、シーンにあわないからかしらないけど
頼んでおいて喜んで出演した俳優たちも全部カットなんてショックだろうに{どくろ}
とはいえ、次回作も観るわ☆
TB&コメント催促しちゃってゴメンよ・・・(o´ェ`o)ゞ
そうなんだって! クリスチャン・ベールじゃないよねぇ{deco:otomedojo~459}
これはベン・アフレックで正解だと思うわ!
そうなんだって~
合わないからカットっていうのは、どの映画でもあると思うけど、
出演したこと自体をなしにされちゃうっていうのはショックだわ・・・{げっ}
うん、次回作も見ると思うわ{deco:otomedojo~27}
そして、今更のコメントします。
この記事にとても共感できました。
いい映画は
心地よい眠りを誘う
それは事実です!是非、タルコフスキーの映画をご覧ください。
私はベンとレイチェル目当てで見ましたが、
やはり眠気がやってきました。
マジックアワーの光
映像が本当に素晴らしい。
この作品は製作時からチェックしてましたが、出演者が大幅に減って
これまた相当ビックリした次第
ツリーオブライブと
どちらがと好みと言われると
私はわからないなりに、こちら。
コメントありがとうございます{deco:otomedojo~2418}
そうですね!心地がいい映画というのもありますよね?
クラシック音楽を聴いているような映画というか・・・
タルコフスキー作品は高校時代の先生に勧められたのですが、
ちょっと難解な気がして見たことありませんでした(o´ェ`o)ゞ
今度、見てみますね{deco:otomedojo~1309}
マジックアワーの神秘的な映像がとってもイイですよね!
せっかく演技したのに、全てカットされた上、
クレジットもされていないというのは、ちょっとかわいそう{涙}
個人的には『ツリー・オブ・ライフ』の方が好きですが、
今作の方も好きです{deco:otomedojo~2211}