🎤【music】「ミュージカル・ミーツ・シンフォニー 2018」🎤
毎年恒例、今年で7年目となるミュージカル系コンサート。ミュージカルの曲をフルオーケストラ演奏で見せる。そもそもは日本人キャスト男女2人ずつの4人で開催され、2年目からは海外からのゲストを迎えている。自分は2年目のラミン・カリムルーがゲストの回から見始めて、1回チケット取ってたのに行けなかった回を除いて全て行っているかな?
今回の出演者は春野寿美礼、柿澤勇人、宮澤エマ。海外ゲストは初出演のノーム・ルイスと、3回目となるジョン・オーウェン=ジョーンズ。ノームさんは4月のソロコンサート(記事はコチラ)から2ヶ月経たずに再来日! 読売新聞夕刊に載った柿澤勇人との対談記事によると、今回共演のJOJさんとは以前からのお友達とのこと。一方、もはやMMSの常連ゲストとなったJOJさんは、今回も東京を満喫している様子でうれしい
毎回、ミュージカル系のコンサート記事の感想書くたびに書いているけど、ミュージカルは好きだけど資金難から全然本数を見れていない。なので作品についても詳しくないし、国内外のミュージカル事情についても全く知らない。なので、コンサートで初めて聴く曲も少なくない。初心者というわけはないけど、コアなファンというわけでもない。そんな視点での感想になります😌
いつものように感想Tweetしておいたので、それに追記する形での感想記事にする。
#MMS2018 幕間!スゴイ!!1曲めのノームさんのブイドイ破壊力ったらない!いきなり泣いてしまった😭そしてノームさんのMotNに酔いしれた😍からのJOJさんのTIHYSが切なくもパワフル!!
— maru ◖ฺ|´⌣`*|◗·˳♪˚♫ (@maru_a_gogo) 2018年6月8日
まずは「ミス・サイゴン」のOvertureが流れ、ほぅサイゴンからですかと思っていたら、1曲目からノーム・ルイス登場! そして"Bui-Doi"(「ミス・サイゴン」より)を歌う。ヒロインの恋人クリスの親友ジョンが、ベトナム戦争後に生まれた米軍兵士とベトナム女性との間に生まれた混血児(ブイドイ)の父親を捜す活動についてのスピーチとして歌う曲。この曲はアール・カーペンター(記事はコチラ)と、JOJ(記事はコチラ)、そして今回のノームさんと3人の歌唱を生で聴いた。それぞれ個性があって素晴らしいけど、この曲のゴスペル部分を最大限に生かしたのはノームさんだと思う。本来はコーラスと一緒に歌う曲だけど1人で歌うわけで、その盛り上げ方もそれぞれだけど、ここをこう盛り上げるのか!とビックリして、気づいたら泣いてしまった イヤ、感動! 全然上手く伝えられないのが悔しい💦💦
ブイドイを歌うジョンの年齢設定が分からないのだけど、おそらく20代後半から30代前半と思われる。そう考えると、ノームさんはかなり年上なわけで、当然年齢的な部分での印象の違いもあると思うけれど、とっても大人で穏やかな歌い出しだった。説得するというよりも言って聞かせるというような。でも、上から目線なわけではない。個人的には、独り言のように歌い始めて、徐々に熱を帯びて行ったアールさんの歌唱が好みだけど、ノームさんの歌唱はそれとは別の説得力があった。ホントに素晴らしかった!
1幕ラストは、ノームさんの"Music Of the Night"(「オペラ座の怪人」より) ⇨ JOJさんの"Till I Hear You Sing"(「ラブ・ネバー・ダイ」より)という流れ。JOJさんはウエストエンドの「オペラ座の怪人」で長くファントムを演じて来た方。一方、ノームさんはアフリカ系俳優として初めて部ブロードウェイの「オペラ座の怪人」でファントムを演じた方。ということで、2人のファントムのどちらがMotNを歌うんだろうと思っていた。前日は逆だったという情報もあるけれど、この日はノームファントムの歌唱。ノームさんのMotNは4月のソロコンでも聴いているけど、やはりフルオケバックの大ホールということで、声量もタップリに歌い上げ、本当に酔いしれた。クリスティーヌ気分でウットリ😍
そして、1幕トリはJOJさんの"Till I Hear You Sing"(「ラブ・ネバー・ダイ」より)。「オペラ座の怪人」の10年後のニューヨークが舞台の作品で、今はパリで有名なオペラ歌手となったクリスティーヌを思いファントムが冒頭に歌う曲。ウエストエンド初演時のオリジナルキャストはラミン・カリムルー&シエラ・ボーゲスということで、ラミンのイメージが強い曲だけど、JOJさんの歌唱でも数回聴いている。しかし、今回が一番良かったかも。とにかく切ない歌唱だった。この歌のキモである"I"の歌唱もバッチリ👍
#MMS2018 あっという間だった!とにかくノームさんとJOJさん素晴らしすぎる✨フルオケを前にどんどん上がる声量!ソフトに歌う時でも全て明瞭に聴きとれる。
— maru ◖ฺ|´⌣`*|◗·˳♪˚♫ (@maru_a_gogo) 2018年6月8日
ホントあっという間だった。アンコール含めて5人で23曲。単純計算で1人約4曲。そりゃあっという間だわね😅 オーチャードホールは何度か来てるけど、コンサートを1階席で聴いたのは初めてかも。いつもは2階席が多いので、今回音の響きが違ったように感じる。両サイドから覆いかぶさって来るような感覚。そういう効果もあったかなと思うけど、とにかく2人の声量がスゴイ! そして良い声。特にノームさんのコクのある声が極上✨
しかし、ちょっと愚痴もある! オーチャードホールはどうして席を前と少しずらして作らなかったのだろう? 前の女性が背が高くて、舞台向かって右側がほとんど見えなかった💦 幸い真ん中よりの席だったので、やや右よりに立つ時でも見えないことはなかったのだけど、頭が邪魔だったし、5人並んで立つ時には見えなくなってしまうキャストも。これは辛い😢 今後、背が低い自分としては2階席を取るしかないかな~💦
気を取り直して出演者の感想!
#MMS2018 4月に聴いたばかりのノームさん。やっぱりコクのある声が素晴らしい✨フルオケで聴く Starsは迫力満点!やっぱりカッコイイジャベール!MotNもうっとりだったけど、圧巻だったのはブイドイ!ゴスペル調のとこがスゴくて鳥肌!そして泣いた😭そして紳士!
— maru ◖ฺ|´⌣`*|◗·˳♪˚♫ (@maru_a_gogo) 2018年6月8日
まずはノームさんだけど、Bui DoiとMotNについては既に書いたので割愛。ノームさんといえばやっぱりこの曲でしょうということで、"Stars"(「レ・ミゼラブル」より)を本編最後から2曲目に歌唱。4月のコンサートの記事にも書いたけれど、ノームさんはブロードウェイとウエストエンドでジャベールを演じた。日本ではNHKで放送されたので「レ・ミゼラブル25周年記念コンサート」の方が馴染みが深いかもしれない。自身もこの放送でノームさんを知った。
ノームさんのジャベールは生真面目だけど、悪役という感じではない。本来、ジャベールは法を守る正義の人なはずだけど、白か黒かの選択肢しかなく、結果バルジャンを追いつめる悪役になってしまった役。Starsはバルジャンを絶対捕まえると歌う役なのだけど、ノームさんのコクがあって包容力のある歌声ゆえか、ジャベールを憎み切れない感じがある。とてもシュッとしたカッコいいジャベール。役者の数だけジャベール像があると思うので、憎たらしいジャベールもいるだろうし、怖いジャベールもいると思う。どれも正解だと思うけれど、ノームさんの深みのあるジャベールは唯一無二な気がする。そして、とても好き😍
#MMS2018 JOJさんは相変わらずスゴイ!何度か聴いてるけど今日のTIHYSは切なかった😭Iもバッチリ👍BBHも神がかってた!いつも思うけどJOJさんのバルジャンが見たい!!
— maru ◖ฺ|´⌣`*|◗·˳♪˚♫ (@maru_a_gogo) 2018年6月8日
JOJさんのTIHYSいついても既に書いたので割愛。Tweetしてなかったのだけど、"This is The Moment"(「ジキルとハイド」より)もとっても良かった。今回、8月に上演されるケン・ヒル版「オペラ座の怪人」(出演決定記事はコチラ) のプロモーションや取材などで忙しいらしく、時差ボケに苦しんでいたようだけれど、舞台に上がればさすがの歌唱。声量タップリに高低緩急自在なテクニックを披露。TweetではBBHとなっちゃってるけど、"Bring Him Home"(「レ・ミゼラブル」より)は、もう何度も聴いているけど、今回ノームジャベの歌唱を受けてのトリということもあってか、かなり気合が入っていたように思う。素晴らしかった ウエストエンドの史上最年少ジャン・バルジャンだったJOJさん。JOJさんのジャン・バルジャン見てみたい!
#MMS2018 そして Stars→BBH→Confrontationの流れがすごすぎた!もうこういうのが見たかったんだよ!っていうバル×ジャベ!スゴイものを見た!!民衆の歌も5人で歌ってるとは思えない迫力で鳥肌😭
— maru ◖ฺ|´⌣`*|◗·˳♪˚♫ (@maru_a_gogo) 2018年6月8日
そして! アンコールがすごかった!! ジャン・バルジャンとジャベールがいるじゃないか!ってことで、まさかの"The Confrontation"(「レ・ミゼラブル」より)! これは、仮出獄中に許可証を破り捨て、その後市長となっていたジャン・バルジャンが、自分と間違えて逮捕された男を救うため名乗り出る。そして、自分の判断ミスで娼婦となり病に倒れたファンティーヌに代わり、彼女の娘コゼットを救おうとするも、ジャベールが現れ対決するという緊迫した場面で歌われる曲。この2人の掛け合いがスゴイ! 一歩も引かない歌唱の応酬は、お互いの力を知ってるからなんだろうなと思う。スゴイ迫力! 自分も思わずつぶやいちゃったけど、周りからもすごーいの声。こんなのが見たかった!! 歌い終わってガッチリ抱き合うのも素敵✨
ラストは全員で"Do You Hear The People Sing?"(「レ・ミゼラブル」より) を歌唱。歌い出しアンジョルラスはJOJさん。しかし、これ5人で歌ってるとは思えない大迫力だった。Will you join in our crusade?~の部分からは鳥肌だった
#MMS2018 とりあえずセトリ!9曲めタイトル間違えてるよ😭 pic.twitter.com/KUP5yRojPQ
— maru ◖ฺ|´⌣`*|◗·˳♪˚♫ (@maru_a_gogo) 2018年6月8日
日本人キャストについても触れておく。正直、今回3人とも心打たれるものはなかったかな~😣 初めて見た春野寿美礼の大人な"All I Ask of You"(「オペラ座の怪人」より)は素敵だったし、"私だけに"( 「エリザベート」より)も良かった。こちらも初めて見た宮澤エマは声がとても好きだった。えーと"Not A Day Goes By"(「Merrily We Roll Along」より)が良かったかな? 「スリル・ミー」(感想はコチラ)で見て良かった柿澤勇人。宮澤エマとデュエットした曲で、あれ?(o゚ェ゚o)音合ってる?と思った部分があったのだけど、どうだったのだろう? でも、ノームさんと歌った"I Am The Starlight"(「スターライト・エクスプレス」より)は良かった。ノームさんの包容力もあって、お父さんと息子のようだった😌
しかし上のセトリ💦 9曲目は"All I Ask Of You"だよーーーーー!😵 どうやら前日の時点で間違えていたようだけれど、誰も指摘しなかったのかな?🤔
JOJさんとノームさんのTweet貼っておく! とはいえ、忙しいみたいでコンサートの感想があまりないかも😅
JOJさんのTweet
Loving being back here in Tokyo. First concert tonight! https://t.co/GbqDlxPzpU
— John Owen-Jones (@johnowenjones) 2018年6月7日
Just about to do show number two here in Tokyo. If it’s as much fun as last night it should be great!
— John Owen-Jones (@johnowenjones) 2018年6月8日
I love the craziness of Japan. Last night’s… https://t.co/jpaKFtKddi
— John Owen-Jones (@johnowenjones) 2018年6月9日
ノームさんのTweet
Looking forward to performing in Tokyo, Japan tonight! #Tokyo pic.twitter.com/goXjjmCwKb
— Norm Lewis (@normlewis777) 2018年6月7日
幸せな時間だった~ JOJさんは8月の「オペラ座の怪人」と9月のソロコンサートに行く予定! ノームさんまた来てね~
なのでずっと資金難です💦💦
JOJさんたくさん取材受けたみたいなので、
そちらも楽しみですよね!
どんなファントムなのかワクワクが止まりません😍