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【music】「FROM THE REHEARSAL ROOM:TOKYO」Part.1

2021-05-23 00:58:48 | music

【music】「FROM THE REHEARSAL ROOM:TOKYO」Part.1

 

これ、配信開始前に記事にしておこうと思ったのだけど間に合わなかった💦

 

GWに開催予定だった「ミュージカル・ミーツ・シンフォニー 2021:"Old Friends"」が、 直前の東京都の緊急事態宣言により中止となってしまった。そもそも昨年開催予定だった企画が二転三転四転くらいしていて、その辺りの顛末についてはコチラにザックリ記載してある。

 

コンサートに備えて2週間の隔離期間を終えたラミンとハドリーが、ピアノの森亮平氏と共に都内のスタジオでのコンサート動画配信を企画してくれた。

 

配信は2本に分かれていて、1本目が日本時間の本日2021年5月22日午前9時、2本目は5月29日午前9時に配信される。もちろん両方チケット購入したので早速Part.1を見てみた! 

 

感想をTweetしておいたので、追記する形で記事にしておく😌

 

 

 

収録は世田谷スタジオ。グランドピアノとソファセット、そしてグリーンなども置かれていて素敵な雰囲気。2人も気に入ったようで、とても素敵だと言っていた。先日「深層News」の取材を受けていたのもこのスタジオだったと思う。

 

ソファセットの前にマイクと椅子が置かれていて、椅子に座って歌ったりトークしたり。ソロの時は1人が席を外す形。楽器は基本ピアノで、海宝直人さんのコンサートでおなじみ、作曲家・指揮者・ピアニストの森亮平さんが担当。2人がギターを弾きながら歌う曲もある。

 

今回の事態についても、世界的な状況についても、思うところはいろいろあると思うけれど、その辺りは少し笑いも交えて冒頭ではサラリと触れ、今回来日が叶わなかったシエラ・ボーゲスについても言及。是非、3人での企画"Reunion"も実現したいと語る。是非お願いします🙏🙏🙏

 

印象的だったのは2人のバンドSheytoonsの話と、「レ・ミゼラブル」で最初に共演した頃の話。

 

Sheytoonsというバンド名はペルシャ語で、子どもの頃に勝手なことをした時に親に言われたシェイトゥーンバサが由来で、直訳すると「悪いロバから降りなさい」という意味なのだそう。そこにハドリーが付け足したRusty Nickelを加えて、Sheytoons and Rusty Nickelだった時もあったそうで、2人楽しそうに話していた。

 

このSheytoonsの曲「Losing」を披露。2人で一緒に作った最初の曲なのだそう。その頃と状況が色々変わってしまったと語り、ラミンが歌との関係性と、オーディエンスとの関係性があるが、現在はその1つが失われていて、歌の感覚を取り戻すのが難しいと語ってたのが印象的だった。

 

「レ・ミゼラブル」については、たしか2人が出会ったのはこの作品だったんじゃなかったっけ? 当時、ハドリーはマリウスを演じていて、ラミンはフイイ役で出演しながらマリウスの代役でもあった。

 

ある日ハドリーから電話があり「今日よろしく」と言われたので、てっきり体調不良で代役を頼まれていると思ったら、ラミンがアンジョルラス役で出ることになっていると言われたそうで、リハーサルもしてないのに?と驚いた。その後、スタッフからも連絡があってどうするか聞かれたけれど、やるしかないと思ったとのこと。ぶっつけで出演したってこと?🤔

「Anthem」での2人の故郷についての考え方が興味深かった。イランで生まれ、イタリアに移り、さらにカナダに移住し、今はイギリスに住んでいるラミンには故郷がないため、故郷がある人をうらやましく思いつつも、地球市民でいることも楽しんでいると語る。一方、ハドリーは好戦的過ぎる愛国心には違和感があるとのこと。

 

 

リハーサルっぽい雰囲気でというコンセプトのようだけれど、そこはもちろん本気の歌唱。とはいえ、スタジオ内なので広い劇場とは発声の仕方も違うのかなと思う。もちろんフルパワーの歌唱がいいけれど、抑えたトーンの感じもとてもいい。

 

2人は歌手ではなくミュージカル俳優なので、曲によって表情や表現が変わる。例えばハドリーは「Maria」と「Stars」では全然表情が違っていた。衣装も着けず椅子に座ってスタジオ内で歌っていても、世界を作り出すのはさすがだなと思う。

 

歌唱はもう2人本当に上手いし、声量もすごいのでどの曲も素晴らしかった。前述の「Maria」は13歳の時に、お兄さんがベルナルド役を演じているのを見て、自分もやってみたいと思ったそうで、今回是非歌いたいと加えた曲だったらしい。思い入れが強いだけありとても良かった。ラストの高音も素敵✨

 

ただ、今回一番感動したのはラミンの「Bring Him Home」だった。なんと歌う前に"心も美しく、信じられないような才能の持ち主が他界された。日本の私の友人、三浦春馬さんに捧げます"とのメッセージ。全く想定していなかったのでビックリした。

 

三浦春馬さんは、ラミンが兄弟のように親しくしている城田優さんの親友だった。その縁でラミンと一緒にご飯を食べたりと交流があったことは、ラミンのツイッターやインスタで知っていたし、訃報を知ったラミンがインスタでメッセージを寄せてくれたのも知っている。でも、まさかこんな形でふれてくれるとは思っていなかったのでビックリした。

 

その後のラミンの歌唱が優しくて、しかも歌詞の内容がリンクしていて、不意打ちのメッセージと共に心に響いて涙が止まらなくなってしまった。もちろんラミンの歌唱が素晴らしかったからでもある。

 

ラミンはとても情に厚い人だと感じていたけれど、コンサートや作品で関わる機会はなかったのに、曲を捧げてくれるほど心に残っていたのは、やっぱり三浦春馬さんのお人柄だったのでしょう。

 

三浦春馬さんの舞台を拝見したことはなかったし、出演映画やドラマもそんなに見たわけではなかったけれど、MCを務めていた「世界は欲しいモノにあふれてる」が大好きでよく見ていた。とても品の良い美しい人だなと思っていた。とても惜しい。

 

そんな「Bring Him Home」からの、前述した"故郷"のトークからの「Anthem」のデュエット。これは素晴らしかった。特に最後のハモリは2人の声量と圧がスゴイ!!

 

約1時間なのであっという間。既に2回見たし、またリピする予定。これは本当に素晴らしい✨

 

ネタバレになっちゃうけど、既にミュージカル・ミーツ・シンフォニー公式がセットリストをツイートしていたので、書いてしまう。

 

Set List

1.Old Friends(「Merrily We Roll Along」):Ramin & Hadley

2.Maria(「West Side Story」):Hadley

3.If I Can't Love Her(「Beauty and The Beast」):Ramin

4.Funny(「City Of Angels」):Hadley

5.Still(「Anastasia」):Ramin

6.Edelweiss(「Sound Of Music」):Ramin & Hadley

7.Losing :Ramin & Hadley

8.Stars(「Les Miserables」):Hadley

9.Bring Him Home(「Les Miserables」):Ramin

10.Anthem(「Chess」):Ramin & Hadley

 

配信チケットについて

 

チケットはMandolinで購入。全て英語なのでドキドキするけど、詳しくはミュージカル・ミーツ・シンフォニーのサイトや、ツイッターの公式アカウントでも紹介されているので大丈夫!

 

Part.1とPart.2それぞれ$20。個別に購入可能だけどセットだと$35なので、両方見たい方はこちらがお得✨ その他に手数料$5.25がかかる。なのでセットの場合は合計$40.25で、本日のレートでは1ドル=108.93円なので4,385円。

 

配信開始から72時間視聴可能なので、本日5月22日午前9時に配信されたPart.1は25日午前9時まで、5月29日午前9時に配信予定のPart.2は6月1日午前9時まで視聴可能! 

 

これだけ素晴らしい内容で、72時間見れてこのお値段は絶対お得だと思う! 

 

ただし、MMS公式アカウントがPart.1のチケットはアーカイブ時間内でも購入可能だけれど、予告なく終了する場合があるので早めにとツイートしていたので注意!

 

ラミンがYouTubeの公式チャンネルで宣伝動画をUpしているので貼っておく。

 

From The Rehearsal Room : Tokyo - Ramin Karimloo and Hadley Fraser


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