【動画】宇野昌磨選手 世界フィギュアスケート選手権2021 FS
現在、ストックホルムで開催中の世界フィギュアスケート選手権での宇野昌磨選手のFS演技。SP6位からの巻き返しなるか? との期待を背負い登場した昌磨。表情は悪くないように思えた。
冒頭は昨年から組み込んでいる4Sだけど、両足着氷となりQ判定。これは新ルールで1/4回転不足で着氷した場合につく判定で、基礎点は満点与えられるがGOEからマイナスされるというシステム。ちなみに1/2足りないと<<(ダウングレード)で1つ回転の少ないジャンプ(4回転なら3回転)の基礎点が与えられ、1/4以上1/2未満のジャンプは<(回転不足)で80%の基礎点が与えられGOEもマイナスされる。1/4未満の回転不足は基礎点は満点でGOEもマイナスさえれるが、Qよりは減点幅が少ない。ややこしいね😅
ということで、改めて4SはQ判定でGOE-2.22。続く4Fはキレイに着氷してGOE+2.20。しかし、続く4Tは手をつくミスでこれもQ判定のGOE-4.48。4Tの基礎点は9.50なのでほぼ半分が無くなった😫 続く3Aは軸が斜めになってヒヤリとしたけど何とかこらえた。GOE-0.80。
ここまでは正直、今回はダメかと思ったけれど、後半1本目4T+2Tを成功! GOE+1.46と渋いがよしよし! 3S+3Tは耐え気味だったためGOE加点なし。これはセカンドが1/4未満だったかも? 昨日の転倒と前半の軸のブレが気になった3Aからの大技3A+1En+3Fが入った 3GOE+1.14で、このコンボだけで17点稼いだのは大きい!
スピンは3つともレベル4を獲得し、それぞれGOE+0.64、1.05、1.05の加点! そして!ステップもレベル4を獲得GOE+1.28。PCSは8点台後半から9点台前半。184.82点でFSは3位でスモールメダル🥉獲得
SPの記事にも書いたけれど、現地入りしてからジャンプの調子が壊滅的だったそうで、昌磨自身今回やれることは出来たと言っていたくらい。本人としては納得のいく演技というわけではなかったようだけれど、演技後チラリとステファン・ランビエールコーチを見ると、めっちゃガッツポーズしていたそうで、それを受けて小さくガッツポーズをする感じが昌磨らしい😊
SPとの合計277.44点で4位。2年前の世界選手権と同じ4位だけれど、これは全然違う。新しい環境で新しいコーチと歩み始めたばかりの中、コロナ禍で思うように試合に出れない状態、さらにジャンプの不調の中つかんだ4位は、課題も含め手ごたえのあった4位だと思う。
SPでは3Aの転倒があったし、FSでもジャンプのミスがあった。でも、そんな中でスピン、ステップは全てレベル4を獲得して取りこぼしなし。なによりSPの躍動感と、FSのしっとりとした情感たっぷりの演じ分け、そして氷に吸い付くような滑らかな滑り。
SPはともかくFSはなかなかクリーンにいかないように見えるけれど、全日本の時だったかな? 本田武史さんがターンを多用したとても難しいプログラムになっていると解説されていたけど、これは本当にチャレンジングな振付なのだそう。今季の試合はこれで最後だから、このプログラムは見納めかもしれないけれど、名プロの多い昌磨の中でも1番好きかもしれない。
ジャンプが決まればGOE加点もつくし、PCSも上がって来ると思う。後は調整とメンタルかなと思うけど、その辺りはランビ先生がついているので大丈夫でしょう!
そして、今回もとても感動したのは、全日本の時に引き続き、ゲーマーさんたちが「#宇野WIN」のハッシュタグをつけて応援してくださったこと! 愛され昌磨の本領発揮。バックステージでネイサン・チェン選手の演技に笑顔で拍手する昌磨の姿を見て、こういうところなんだよなと思う。ネイサンのようなクールなタイプも素敵だけどね😉
男子も女子もオリンピック出場枠3を獲得、ペアは三浦璃来・木原龍一組が大健闘で2枠獲得! アイスダンスも小松原美里・小松原尊組が自己ベスト更新で1枠獲得! 全種目で出場枠を獲得🙌 あとは無事にオリンピックが開催されることを祈りつつ、はやく世界が落ち着いて選手たちが納得いく練習が出来ることを祈るばかり🙏
日本時間の本日夜中エキシビションが開催されるけど、残念ながら昌磨の出演はなし😢 ちょっと寂しいけど、ゆっくり休んでほしいのでよしとします!
世界フィギュアスケート選手権2021<男子フリースケーティング・宇野昌磨>ノーカット配信【フジテレビ公式】
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