(1) 終活を考える~最後まで自分らしく~
昨日、千葉市消費生活センターにタイトルの講演を聴きに行った。
講師は、某新聞社の教育総合本部教育企画部の星野哲氏。
終活は元気なうちにやっておくべきだと思い、60歳ごろから機会をとらえ、関連の講座・講演を聴きに参加、また雑誌やTVなどから情報を得ていた。
講座・講演に出席し、記憶やメモの残っているものが(2)である。
年に、1,2回という感じだった。
類似のタイトルであっても、講師により話や資料が異なることがあった。
ずいぶん参考になった。
これらから情報を得て、自分なりに終活原案を完成させようと考えていた折りに、今回の講演があったわけである。
星野氏の講演は、社会の変化と地域の人々の縁を大切にした、広い視野に基づいた終活の考え方で、(2)の夫々とは異り新鮮な感じを受けた。
昨日の参加者は、60歳代~90歳ぐらいの男女50人余でしたが、終活が終わっている方は2人だった(講師の質問に2人が挙手)
講師は、「多いほうですよ」!
私の場合は、60歳を超えたころから整備しはじめ、今もって原案が完了していない。
7,8割ぐらいかな?
また、お子さんのいない方、独身の人もいた。
今回の講演、家族・特に後に遺されるであろう子供たち、地域、友人など、社会的な視点を参考にして、70歳ぐらいまでに原案をまとめてみたいもの。
あとは、変化に応じて更新すればよい。
話しは元に戻り、氏の経歴ですが、
『 新聞記者として20年以上前に墓や葬儀を取材したさい、それらを通じてみえる家族のあり方や人間関係、社会の変化に興味を抱き、以来取材・研究を続けている。同時にNPOやCSRにも関心を持ち、市民が主体となった社会のありようについても取材している。
単著に「葬送流転 人は弔い、弔われ」(2011年、河出書房新社)、「終活難民-あなたは誰に送ってもらえますか」(2014年2月、平凡社) 』
とあった。
講演の内容は、以下のようでした。(資料がなく、聴いたことのメモです)
・家族や地域共同体が揺らぎ、社会の個人化が進む中で「葬送」を誰が担うべきか、どのような葬送のありようがあるのか
・近年、葬儀、墓のあり方、高齢者の終活など、メディアで多くとりあげられるようになった。
この背景には、少子高齢化、非婚率の増加が影響している
50歳時の結婚していない人の割合を非婚率という?が、2013年男性が20%、女性が10%を超えたという。
また一人暮らしの高齢者も増加している
さらに家の跡継ぎが不在になり、暮らしが個人化している
人々の暮らしが個人化してくると、葬儀は家族葬、直葬に変化し、墓守がいなくなり無縁墓が増える
老後から死後(本人、遺族):人生の終末や死別後にそなえ生前から事前準備をする、ライフエンドとその後の遺族等による生活の再構築当の時期~ライフエンディングステージ( 報告書、 実態調査結果、 H23/8 経産省)
「葬送の社会化」が必要だと考え、その実現には何が必要で問題点はどこにあるのか、を考察
急増する孤独死、深刻化する無縁社会
葬送とは密接不可分の老後、ライフエンディングステージを社会がどのように支えるのかという視点
私を取り囲む、家族、仕事、地域、友人
私が死ぬ~仕事、家族以外の地域と友人
誰もが多様な縁の中で「私らしさ」を保とう、発現させたい、…、いろいろな関係性の中で成り立っている。
死亡の場所にみた死亡割合の推移: 病院で最後を迎えたい、自宅で最期を迎えたい、他
病院ベッド数が不足、病院に長く置けない、国は、在宅看取りの施策を促進
上記のような変化で、今後は地域がクローズアップされてくる!
新たな縁、選択縁、シェアハウス、ホームホスピス、生前契約
・今後、お一人様で最後を迎えられる、家族と最後を迎えられる、第3者との暮らしで最後を迎えられる、…、いずれも選択できる社会が望ましい
・地域の人と人とのかかわり、サポート、孤立死を防ぐ
「地域」は、余所にあるのではない、皆さん自身のかかわりにある
・「死を考えることは、生を考えること、元気な今こそ!!」
・「終活は、身(個人)のため、世のため、家族(ひと)のため」、単なる事務処理ではない
・地域の終活が大切、縁を結び、人と語り、共に活…、すること
<追記>(10/2)
・ライフエンディングステージという言葉、それから上に列記したことは感じ方によっては湿っぽく感じますね。
とらえ方次第で人生の第4ステージ(60~80歳)は、子育て・会社・社会組織から解放されて、楽しみながら自由に、よりよく生きることができる期間ととらえていきたいですね!!
そのためには現役の仕事からリタイアする前後に早めに終活を終え、第4ステージを活き活きと元気に過ごしていきたいもの。
~人生の第4ステージ(リタイアメントライフ)~
① 今日を精いっぱい、悔いのないように過ごし、明日を喜びをもって迎える。そうすれば、人生は絶対楽しい!
② 年をとるのは、すばらしいことだ!!
③ 自分だけの時間を大切にしたい!
④ いつも明日がまちどうしい!
⑤ かけがいのない自分の人生、思いっきり楽しむことができる!→(リタイア後は、好きな時に好きなことができる自由がある! 現役時代は、会社組織や社会的制約で難しいですが)
… …( 「三津田富左子」さんの言葉より )
(2) 仕事引退前後~現在までに聴講した講座・講演など
講師は、弁護士、ファイナンシャルプランナー、大学のその手の研究者、司法書士など(市の主催なので、すべて無料でした)
① 老後のライフプランニング
② これからのがん在宅医療と地域連携
③ 尊厳死、延命治療、…
④ 高齢者に役立つ法律―成年後見制度
⑤ 終活のすすめ~上手な遺言とエンディングノートの活用
⑥ 輝いて生きるための終活~自分らしい葬儀・墓・生前準備~
⑦ 老前整理、身辺整理、断・捨・離
⑧ 葬儀・仏事の勉強会~葬儀費用の落とし穴~
⑨ 葬儀のトラブルに遭わないために
⑩ トラブルなく安心を残す、遺言、相続
⑪ 失敗しない遺言書作成のポイント~書き方の留意点~
⑫ 相続。遺言~財産目録の作り方、相続対策、遺言書の作り方
⑬ 高齢者に役立つ法律~相続・遺言~
⑭ 終活セミナ~遺言書の書き方、肖像写真の撮影~
■ 今朝の早朝ジョギング(花島公園)
4:40~7:20
往路: 8:19~9:43~8:37~8:11~7:50~7:41(50:23)/亥鼻橋~7:36(58:00)~7:28(1:05)~7:12(1:12)/花島公園9km地点
復路: 8:22~7:50~7:37~7:18~6:38~7:30~7:38~7:01~6:59(2:19)/18km
ラン : 花島公園 18k スイム : 0
月間累計 265km 月間累計 1.8km