
実はもうほとんど終わってるWIN120なんだが、
せっかく写真撮りまくってあるのでネタにしておく。
上の写真はヘッドなんだけど、
バルブの擦り合わせが終わってたばかりのもので、
このエンジンはあまり走ってないようなので、
エキゾースト側のシートも比較的綺麗ですぐ擦り合わせが終わった。
ただエアクリーナーを装着しないで走るとここが凄く痛むから、
ファンネルとかは出来れば使ってもらいたくないねぇ。

前にピストンを買った時にこんな工具も買ってみた。
これはコッターを簡単に入れるインストーラーとリムーバー。
しかしこの工具はホント良いよ!
使ってみたらバルブスプリングコンプレッサーがアホらしく感じるくらいだ。

インストーラーはこんな形になっていて、
リテーナーの中にコッターを入れて、
バルブの傘側に付属のゴムシートを敷き、
インストーラーで押し込むだけでコキンと音がしてコッターがアッと言う間に入る優れもの。
外す時はリムーバーで同じように何度か押してるとコッターが外れる。
価格は2000円しないから、
欲しい方はマニアックモーターサイクルパーツさんからどうぞ♪

お次はカムなんだがWIN120のヘッドはベアリング交換の必要が無いため、
BREさんのカムがポンで入る。
写真は純正カムとの比較なんだけど、
右のBREカムと比べると純正がなんて大人しいか。
リフトも作用角も全く違うし純正のカムはオーバーラップが無く、
このヘッドには必ずBOSSのとこのカムを推薦している。
これで1本5000円しないんだけど、
在庫が尽きたら再販は分からないらしいから、
欲しいなら早めに購入しよう。

このカムはデコンプが付いてるから写真のようにデコンプキットも組んでおく。
けど!このデコンプは絶対信用しないように。
中華エンジンにはこのデコンプが入ってるんだけど、
キックスピンドルが曲がったロンシン125ccがゴロゴロとオークションに出てるように、
デコンプが裏切る時があって、そんな時に力一杯蹴るとアッサリ曲がってしまう。
何回も口酸っぱくして言ってるけど、
始動の時は必ず圧縮上死点から少し過ぎた所で蹴るではなく踏むこと。
ちゃんとこのポイントが分かれば軽く踏むだけで始動出来るし、
俺なんかはコツをマスターしてるから腕の力だけで始動出来るよ。

WIN120の場合カムスプロケットはインジェクションモンキーの純正を買わなくても、
穴を開けるだけで自分で作れる。
方法は写真のように真ん中の円の中心と合いマークを結ぶように真っ直ぐケガキ線を入れて、
反対の穴と同じ位置に同じ径の穴を開ければ完成。
簡単でしょ?
この穴は少しズレようが問題無く、
少し穴を大きめに開けておいても、
どうせバルタイは取るし出るんだから、
気にせず開けても大丈夫だし、
自身無かったらインジェクションモンキーのカムスプロケットを買えば良い。
1000円もしないんだけど簡単に作れるからチャレンジしてみよう。
そんな訳でヘッドはこんな感じで、
知ってれば臆する事は何も無い。
こう言う記事を見てさ、
簡単そうだからチャレンジしてみるかなぁ、なんて思う人が増えれば良いな。