まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

神仏霊場巡拝の道~今回は奈良北部から長谷寺を目指す

2023年08月18日 | 神仏霊場巡拝の道

これまで長々と書いてきた九州八十八ヶ所百八霊場めぐり。その翌週(7月22日~23日)、今度は神仏霊場巡拝の道めぐりで関西に向かう。

この7月も毎週のように出かけている。前回・・といってもその2週間前のことだが、大阪、神戸、京都と野球観戦も絡めながら移動した結果、その時のあみだくじで次の行き先は奈良の長谷寺と決まった。ただ今回コースを考えるにあたり、長谷寺へは2日目となる23日に訪ねることにして、初日の22日は奈良市を中心に回り、宿もJR奈良駅前で予約した。翌日は万葉まほろば線(桜井線)で桜井まで南下し、近鉄に乗り継いで長谷寺を目指す。なぜ22日に奈良市を中心に回ることにしたのか、それは後に触れることにする。

広島から朝の新幹線に乗車し、新大阪に到着する。ここからまず宿泊先のあるJR奈良に向かうのだが、ここはJRおおさか東線に乗って行くことにしよう。線内は各駅停車ということもあり、いったん大阪に出て大和路快速に乗るのが早いのかもしれないが、どちらを通ってもこの後の行程はそれほど変わらないようだ。

大阪環状線の駅を中心に各方面に放射状に鉄道路線が伸びているが、案外、それらの線同士を結ぶ路線も少ないものである。その中にあっておおさか東線は元々貨物線を利用した路線であるが、阪急、JR、近鉄の各線とも接続しており、そして現在は新大阪からさらに大阪まで延長されている。

阪急の淡路を中心とした高架化工事現場を通る。元々は1994年に計画され、2012年に完成予定だったものが、実際には着工は2008年、そして完成はさらに後ろ倒しとなり、現在のところ2031年予定となっている。用地取得の遅れが主な理由というが、かなり大がかりなプロジェクトである。

JR学研都市線と接続する放出に到着。この駅を「はなてん」と読むのは難読駅名の定番ネタとしてよく知られているが、私や私より上の世代だと、「放出(ハナテン)中古車センター」のローカルCMでこの地名を知っている方も多いのではないかと思う。その「ハナテン」を買収して大きくなったのが、今世間を騒がせているあの「ビッグモーター」である。

その後も高架線を走り、各線とクロスしながら終点の久宝寺到着。ここで大和路快速に乗り継ぎ、奈良を目指す。この日も晴天に恵まれているが、その分朝から暑い。

JR奈良に到着。ホーム、そしてコンコースには外国人観光客の姿も目立つ。インバウンド需要も順調に戻っているようだ。ここで荷物をコインロッカーに預ける。

駅前にはリニア中央新幹線の早期全線開業を願う三重、奈良、大阪の各府県の看板が出ているが、名古屋までですら開業が延期見通しという中で、関西まで伸びるのはいつのことやら。そもそも、駅をどこに造るかということすら決まっていないのでは・・(私個人としては、奈良・京都それぞれの顔を立てるならば駅および隣接するイオンモールの真ん中に県境がある「高の原」に1票なのだが)。

さてこの後だが、奈良市内を中心とした県北部には未訪の札所がまだまだ残っている。その中で、あくまで長谷寺に行くついでで訪ねる札所として、22日は奈良○番・法華寺、奈良○番・西大寺、そして奈良○番・霊山寺の3ヶ所を回る予定である。JR奈良駅から近鉄大和西大寺駅まで、法華寺を経由する系統のバスがある(日中は30分に1本)。そして大和西大寺まで出て、駅近くの西大寺へ、そして近鉄奈良線で富雄まで行く。

まずは法華寺に向かうべく、奈良駅の西口から奈良交通バスに乗車する・・・。

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