10月21日、京セラドーム大阪でのクライマックスシリーズ第4戦にてバファローズの勝利、日本シリーズ進出を見届けた後、再び大阪駅まで出て、新快速の網干行きに乗る。そのまま新大阪まで行けば広島行きの最終の「のぞみ」に何とか間に合うタイミングではあったが、あえて在来線に乗る。そして姫路に到着し、この夜は姫路駅南口近辺の「ホテルアルファーワン姫路南口」にて一泊。
すでに23時を回っており、姫路に泊まっても一献はない。・・ただ実は、これを見越したわけではないが、昼間、鈍行乗り継ぎで姫路に着き、大阪への新快速に乗る前に先に済ませていた。
訪ねたのは、南口を出たところにある「大衆串焼き酒場 つぼさか商店」。うどん、定食をメインとしつつも、串焼き(ホルモン焼、焼き鳥)、刺身、一品もの、姫路おでんなどさまざまある。夜は本格的な大衆酒場になるのだろう。
カウンター、テーブルにもメニューは置いているが、渡されたのはQRコードが書かれた紙。これをスマホで読み取り、注文はスマホからという。店員を呼ぶ手間も省けるのだが、スマホには表示されないメニューも多々ある。品切れ、あるいは準備中のメニューを省略する意図があるのかなとも思う。
ホルモン焼を中心にオーダー。1本単位で注文できるのがよい。列車での乗り換え時間を活かしてサクッと立ち寄りでの利用でもよさそうである。
・・ということで、一応姫路でも一献したことにして、後は寝るだけ。ただその前に、大浴場「夢前の湯」に浸かり、興奮の1日を振り返る・・・。
翌22日、姫路駅の新幹線ホームに出て、6時29分発の「みずほ601号」に乗車。これで岡山まで移動する。前日に引き続き「JR秋の乗り放題きっぷ」を活用するなら姫路5時29分発の始発に乗るべきなのだが、さすがに少しだけでもゆっくりしたかった。岡山にはほぼ同時刻に到着する・・・。
さて、前夜ナイトゲーム終了後に姫路に移動したり、また翌朝早々に岡山に移動したり、こういうプランになったのは、22日に高松で開催される「大相撲高松場所」のためである。
コロナ禍明けで大相撲の巡業がふたたび盛んになる中、私も久しぶりにどこかの会場に行ってみようという気になった。西日本を中心に回る秋~冬巡業の日程をチェックしていると、10月22日の高松場所を見つけ、前売りでイス席を確保した。この時はまだプロ野球のペナントレースも中盤で、クライマックスシリーズ、日本シリーズの日程までは気にしていなかったのだが、ここでちょうど同じ週末となった。ということで、大阪、高松の変則連戦という形になった。野球と相撲の組み合わせもぜいたくなものだ。
なお、クライマックスシリーズがデーゲームだったら、試合後に高松まで一気に移動しただろうが(この時は、大阪からの高速バスという手もある)、ナイトゲーム終了後ということで姫路までとした。
岡山からは7時10分発「マリンライナー7号」の普通車指定席に乗る。この時間のマリンライナーに乗る機会もなかなかないが、ちょうど朝日に照らされた瀬戸大橋を渡る。
8時07分、高松到着。巡業の会場である「サンメッセ香川」へはことでんバスで約30分。駅からダッシュすれば8時10分発の便に乗れたかもしれないが、ちょうど出たばかりで次は8時36分発。当日の開場は9時ということで、その直後に到着する計算だ。時間が近づくと巡業観戦とおぼしき客もちらほら現れて発車する。
途中瓦町駅を経由し、南東の方向に走る。30分ほどでサンメッセ香川に到着した。もちろん訪ねるのは初めてのところである。
開場は9時、着いたのは9時10分すぎだったが外は長蛇の列ができている。なかなか入場客を捌けないようである。高松での巡業開催は5年ぶりとのことで、待ちわびていた人も多かったことだろう。結局入場まで30分ほどかかった。
ロビーでは力士との撮影会イベントが行われていたが、そちらも長蛇の列。そちらはパスして、まずは会場に入る。ちょうど、黒まわしの幕下以下の力士に白まわしの関取が交じる頃合いで、関取が幕下以下の力士に稽古をつけている。また壁際では準備運動の最中の関取の姿も見る。