家綱編も、いよいよラスト...
※ネタバレ注意!
第十六話「断崖に立つ女」
浅宮顕子・・・中野良子
徳川家綱・・・田中健
徳川綱重・・・沖田浩之
お島・・・荒木由美子
矢島局・・・大塚道子
・
桂昌院・・・淡島千景
・
酒井忠清・・・神山繁
隆光・・・日下武史
天樹院・・・加藤治子
飛鳥井・・・草笛光子
家綱との引き裂かれた仲、そして不治の病。まさに不幸のドン底な顕子。
顕子の尽力で、念願だった日光東照宮に参拝できた家綱。夜陰にまぎれて、家綱の寝所にお島を送り込む矢島局。乳兄妹同士のままでいたほうが、と迷う家綱ですが、妹なんかじゃない、抱いて!と迫るお島に、ま・いっか、みたいなノリでお情けを。
↑矢島局、こ、怖い...
腰元スパイの密告で矢島局の企みを知った天樹院(家光の姉・千姫)、順性院(家光の次男・綱重の母)、桂昌院(家光の三男・綱吉の母、あのお玉ちゃんです)の三婆が、打ちそろって大奥に乗り込んできます。さすがの矢島局も、三婆には平身低頭せざるを得ません。
三婆の中でもとりわけキツそうなのが、お玉ちゃんこと桂昌院。天樹院は、身分柄いちばん威張ってますが、もともと将軍の姫君なためか、どこかおっとりした余裕がある。順性院は、わりと人が善さそうだし。そこへくると桂昌院は、冷たくて険があって腹黒そうで怖いです。腰元スパイは、桂昌院の回し者だったし。言い逃れしようとする矢島局をピシャリと一蹴し、早く厳罰を!と天樹院にせっつく非情な桂昌院。東照宮で淫らな行為はけしからん!と、お島を不埒な遊女呼ばわりして怒る三婆ですが、いちばん悪いのは慎みのない上様だよなあ。
追放になりかけた矢島局母娘を、顕子が救います。顕子の嘆願に、天樹院と順性院は迷いつつも尊重する姿勢を見せますが、桂昌院だけは冷ややか。お玉ちゃん、ほんとヤな婆になったねえ。綱吉を将軍にしたい桂昌院にとって、家綱の子を産むかもしれないお島は目障りな存在、だから矢島局母娘を追っ払いたいのだ、と飛鳥井は明察します。
いっぽう、顕子に片想いなストーカー綱重は、すげなく義姉に拒まれ、この性悪な京女が~!と怨み節。勝手な思い込みといい、プッツンして罵詈雑言といい、綱重くんってアブない男です。顕子はホント、いい迷惑!
顕子と綱重のことを、また腰元スパイから知った桂昌院の策略で、江戸城内にはスキャンダラスな噂が。そのことの責任をとる形で、自害に追い込まれる綱重(切腹ではなくリストカット!)。怪しげな祈祷が笑える邪僧・隆光のお告げ通り、邪魔な綱重がいなくなって桂昌院はご満悦。淡島千景、黙ってれば上品で可愛いらしいおばあちゃまって見た目ですが、役は意地悪なんて生ぬるいレベルではなく、ほんと冷酷無情で怖いです。大奥83最凶キャラかも…
お島が懐妊!でも、無事に産めるわけがなく、やられたらやり返すとばかりに、飛鳥井がお島に迫ります。お島、自分から階段をゴロゴロと!またスローモーション!これ怖いからヤメテー!
お島を流産させたのは私です、と上様に告白する飛鳥井。ふ~ん、とスルーしちゃう上様。え~!?やっぱ上様って、アレなのかなあ。狂乱する矢島局に上様は、大奥を去れと軽やかに通達。もっと早くそうすればよかったのに!ほんと上様って、何もかもがズレまくってます。そのせいで、みんな大不幸じゃん!
目が見えなくなる顕子ですが、何とか家綱の肖像画(そっくり。上手!)を描き終えます。飛鳥井は、不幸な顕子が不憫で慟哭。
取り乱すことなく、気高い心を保ったまま顕子は、滝壺の断崖から...
上様に、顕子の遺した肖像画を差し上げる飛鳥井。死んじゃったの?ふ~ん、みたいな上様に、顕子の想いは届いたのでしょうか...
辛い日々だったのに、なぜか顕子の幸せそうな姿しか思い出せない飛鳥井の涙...で、セ・フィニ~♪
しかしまあ、女たちの私利私欲やエゴ、プライドのせいでジャンジャカ水子にされちゃう上様の御胤が可哀想!大奥の女たち、徳川家の弥栄のために仕えてるとは思えません。
第十七話「女の情に蛇が棲む」
おせん・・・木ノ実ナナ
お波・・・大場久美子
お三輪・・・森田理恵
・
お道の方・・・新藤恵美
音羽・・・野際陽子
大奥サスペンス劇場その二。サブタイトルが期待を抱かせます。
おせんとお波は、同じ田舎から大奥奉公に上がった親友同士。お波は御年寄・音羽の部屋子に出世するが、おせんとは変わらぬ友情を誓い合う。折りしも大奥は、真夜中に見目麗しい女中たちが剃刀で顔を切られるという事件で震撼中。面妖な犯人の正体を突き止めるため、音羽の指令でお波は捜査に乗り出すが...
大奥といえば、女だけの世界。そこには当然にように、女だけの淫靡で妖しい愛が...めくるめくLの世界!男同士と違って、女同士はネットリしてて、しかも攻撃的で、何か怖い。レズシーンは、R指定ものなヤバさです。
火事で火傷を負った顔を、お面を被って隠す上臈たちも、妖しくて怖い。オナベな木の実ナナと色狂い熟女な新藤恵美のラブシーンも怖い。腰元探偵コメットさんは、すごく可愛いです。野際陽子は、大奥キャリアウーマンって感じでカッコいいです。野際さん、意地悪な姑役より、こーいう役のほうが似合うと思う。
大奥を退がり、おせんの遺骨を持って田舎へ帰るお波の姿...で、セ・フィニ~♪
※ネタバレ注意!
第十六話「断崖に立つ女」
浅宮顕子・・・中野良子
徳川家綱・・・田中健
徳川綱重・・・沖田浩之
お島・・・荒木由美子
矢島局・・・大塚道子
・
桂昌院・・・淡島千景
・
酒井忠清・・・神山繁
隆光・・・日下武史
天樹院・・・加藤治子
飛鳥井・・・草笛光子
家綱との引き裂かれた仲、そして不治の病。まさに不幸のドン底な顕子。
顕子の尽力で、念願だった日光東照宮に参拝できた家綱。夜陰にまぎれて、家綱の寝所にお島を送り込む矢島局。乳兄妹同士のままでいたほうが、と迷う家綱ですが、妹なんかじゃない、抱いて!と迫るお島に、ま・いっか、みたいなノリでお情けを。
↑矢島局、こ、怖い...
腰元スパイの密告で矢島局の企みを知った天樹院(家光の姉・千姫)、順性院(家光の次男・綱重の母)、桂昌院(家光の三男・綱吉の母、あのお玉ちゃんです)の三婆が、打ちそろって大奥に乗り込んできます。さすがの矢島局も、三婆には平身低頭せざるを得ません。
三婆の中でもとりわけキツそうなのが、お玉ちゃんこと桂昌院。天樹院は、身分柄いちばん威張ってますが、もともと将軍の姫君なためか、どこかおっとりした余裕がある。順性院は、わりと人が善さそうだし。そこへくると桂昌院は、冷たくて険があって腹黒そうで怖いです。腰元スパイは、桂昌院の回し者だったし。言い逃れしようとする矢島局をピシャリと一蹴し、早く厳罰を!と天樹院にせっつく非情な桂昌院。東照宮で淫らな行為はけしからん!と、お島を不埒な遊女呼ばわりして怒る三婆ですが、いちばん悪いのは慎みのない上様だよなあ。
追放になりかけた矢島局母娘を、顕子が救います。顕子の嘆願に、天樹院と順性院は迷いつつも尊重する姿勢を見せますが、桂昌院だけは冷ややか。お玉ちゃん、ほんとヤな婆になったねえ。綱吉を将軍にしたい桂昌院にとって、家綱の子を産むかもしれないお島は目障りな存在、だから矢島局母娘を追っ払いたいのだ、と飛鳥井は明察します。
いっぽう、顕子に片想いなストーカー綱重は、すげなく義姉に拒まれ、この性悪な京女が~!と怨み節。勝手な思い込みといい、プッツンして罵詈雑言といい、綱重くんってアブない男です。顕子はホント、いい迷惑!
顕子と綱重のことを、また腰元スパイから知った桂昌院の策略で、江戸城内にはスキャンダラスな噂が。そのことの責任をとる形で、自害に追い込まれる綱重(切腹ではなくリストカット!)。怪しげな祈祷が笑える邪僧・隆光のお告げ通り、邪魔な綱重がいなくなって桂昌院はご満悦。淡島千景、黙ってれば上品で可愛いらしいおばあちゃまって見た目ですが、役は意地悪なんて生ぬるいレベルではなく、ほんと冷酷無情で怖いです。大奥83最凶キャラかも…
お島が懐妊!でも、無事に産めるわけがなく、やられたらやり返すとばかりに、飛鳥井がお島に迫ります。お島、自分から階段をゴロゴロと!またスローモーション!これ怖いからヤメテー!
お島を流産させたのは私です、と上様に告白する飛鳥井。ふ~ん、とスルーしちゃう上様。え~!?やっぱ上様って、アレなのかなあ。狂乱する矢島局に上様は、大奥を去れと軽やかに通達。もっと早くそうすればよかったのに!ほんと上様って、何もかもがズレまくってます。そのせいで、みんな大不幸じゃん!
目が見えなくなる顕子ですが、何とか家綱の肖像画(そっくり。上手!)を描き終えます。飛鳥井は、不幸な顕子が不憫で慟哭。
取り乱すことなく、気高い心を保ったまま顕子は、滝壺の断崖から...
上様に、顕子の遺した肖像画を差し上げる飛鳥井。死んじゃったの?ふ~ん、みたいな上様に、顕子の想いは届いたのでしょうか...
辛い日々だったのに、なぜか顕子の幸せそうな姿しか思い出せない飛鳥井の涙...で、セ・フィニ~♪
しかしまあ、女たちの私利私欲やエゴ、プライドのせいでジャンジャカ水子にされちゃう上様の御胤が可哀想!大奥の女たち、徳川家の弥栄のために仕えてるとは思えません。
第十七話「女の情に蛇が棲む」
おせん・・・木ノ実ナナ
お波・・・大場久美子
お三輪・・・森田理恵
・
お道の方・・・新藤恵美
音羽・・・野際陽子
大奥サスペンス劇場その二。サブタイトルが期待を抱かせます。
おせんとお波は、同じ田舎から大奥奉公に上がった親友同士。お波は御年寄・音羽の部屋子に出世するが、おせんとは変わらぬ友情を誓い合う。折りしも大奥は、真夜中に見目麗しい女中たちが剃刀で顔を切られるという事件で震撼中。面妖な犯人の正体を突き止めるため、音羽の指令でお波は捜査に乗り出すが...
大奥といえば、女だけの世界。そこには当然にように、女だけの淫靡で妖しい愛が...めくるめくLの世界!男同士と違って、女同士はネットリしてて、しかも攻撃的で、何か怖い。レズシーンは、R指定ものなヤバさです。
火事で火傷を負った顔を、お面を被って隠す上臈たちも、妖しくて怖い。オナベな木の実ナナと色狂い熟女な新藤恵美のラブシーンも怖い。腰元探偵コメットさんは、すごく可愛いです。野際陽子は、大奥キャリアウーマンって感じでカッコいいです。野際さん、意地悪な姑役より、こーいう役のほうが似合うと思う。
大奥を退がり、おせんの遺骨を持って田舎へ帰るお波の姿...で、セ・フィニ~♪