今日は原爆記念日。鎮魂の朝を今年も迎えました…不穏な空気が流れ始めている今の日本だからこそ、祈りは例年にも増して強く悲壮なものとなりました。
今夜はピースナイター。原爆記念日限定のユニフォームで、阪神と戦ってるカープですが。昨夜に続き、ポカスカ打たれるわエラーするわで、トホホ…な戦況です。今夜は鎮魂のためにも、ぜひ勝ってほしいものですが…最近、若い選手にイマイチ覇気が感じられないのが、心配でもどかしいです。
「アメリカン・スナイパー」
イラク戦争に従軍したクリス・カイルは、天才的な狙撃手として仲間の間では伝説の存在となるが、非情な任務は彼の精神を蝕んでいき…
愛しのブラパことブラッドリー・クーパー主演作を、やっとこさ観ることができました~♪劇場に足を運ぶ予定だったのに、知らん間に終わっててガーンだったので、ようやくといった感じです。
「世界にひとつのプレイブック」「アメリカン・ハッスル」そして今作と、3年連続でオスカーにノミネートされるという快挙を成したブラパ。かつては主人公の気のいい友人とか、おバカコメディ専門だったブラパも、今やハリウッドのトップスター。すごく嬉しい反面、ちょっと寂しさも。みんなのブラパになっちゃったね…彼の出世パターンって、トム・ハンクス御大と似てるような気がします。ブラパもいつかは、ハンクス氏のような貫禄たっぷり、恰幅でっぷりな大御所になるのかなあ…
閑話休題。この巨匠クリント・イーストウッド監督作のブラパ、オスカー候補も納得の演技派っぷりでした。プロデュースも兼ねていたので、いつも以上に気合いが入ってたような気がします。まず、軍人の外貌を作り上げてたのがアッパレ。まさに魁偉という表現がぴったりな屈強さと迫力。不自然に人工的なバキバキのチョコレート腹筋などではなく、どこもかしこも厚い!太い!なガチムチゴリマッチョぶりが素敵すぎます。あんな米兵さんに、ぎゅっとされてみたい!腕枕してほしい!
カラダだけでなく、地獄の戦場に身を投じるブラパの勇ましさ、雄々しさに惚れ惚れ。でも、決してカッコいいだけのヒーローではないのです。かなり病んでてコワレてるんです。観客を不安に陥れるブラパのメンヘラ演技が、怖くて不気味。
お国のために命を捧げ、蛮人どもを撃って撃って撃ちまくるブラパasカイル。そのガチガチの右翼的愛国心は病的で、彼が日本人なら安倍首相が喜びそう。そして天才的な射撃の才能は、カイルにとって不幸としか思えませんでした。女・子どもも、不審で危険なら容赦なく射殺しなければならない過酷な任務。心が蝕まれ病んでしまうのも当然。あんな仕事を平然とできるのは、よほどのサイコパスだけです。撃ち殺しまくるブラパも怖かったけど、いちばんヤバいと思ったのは、生まれたばかりの娘を見舞うシーン。新生児室でギャーギャー泣いてる娘を放置してる看護師に、早く俺の娘の世話をしろー!!と鬼の形相&怒号でブチギレ。入隊する前から、キレやすいヤバい男だと思わせてたカイルの病巣が、あらわになったシーンです。平和なアメリカより、愛する家族のそばより、憎むべき倒すべき敵がいる殺戮の戦場のほうが生きやすそうだったのが、何となく理解できるような気がしました。
かなり病んだコワレ男を熱演してたブラパですが、陰惨で暗い感じは全然なく、明るくて優しそうなところは不変。可愛いプッツン男は、彼の十八番ですよね。苦悩顔の美男俳優ではなく、オールアメリカンなブラパがカイルを演じたのは、返って痛ましさが増して良い結果になったのではないでしょうか。子どもを可愛がるシーンのブラパ、いい感じ。ブラパも再婚(確か彼、バツイチ)して子どもができたら、いいパパになりそう。でも実際の彼は超マザコンっぽいので(オスカー授賞式とか公の華やかな場には、たいていママ同伴)、奥さんは大変そう
緊張感と臨場感あふれるイラクの戦地は、アクション映画さながらのスリリングさ。サスペンスフルな演出は、さすがクリント・イーストウッド監督です。砂嵐の中、脱出するためカイルたちが車に乗り込もうとするシーンとか、特に印象的でした。アルカイダのスナイパーが、結構イケメンでした。この映画、イーストウッド監督からの反戦メッセージ的な内容?エンドレスな殺し合いは、何の解決にもならないのですね。いたいけな子どもまで殺戮(ドリルで非道い!)するアルカイダは、ほんと蛮人!でも、彼らを躍起になって殲滅しようとするアメリカ軍だって、かなり残酷冷酷。戦場に、ヒーローも正義もないのです。カイルの最期は、悲惨だけどあっけなさすぎ。苛烈な戦場は生き抜いたのに、あんな死に方…彼の家族が可哀想!
↑素敵なブラパシリアスもいいけど、コメディの彼が好きです。新作“Adam Jones”では、イケメンなシェフを演じてます。共演者の中には、ダニエル・ブリュール(独)とかジェレミー・ドーナン(英)とかオマール・シー(仏)とか、チャーミングなヨーロッパの男優も。楽しみ♪
今夜はピースナイター。原爆記念日限定のユニフォームで、阪神と戦ってるカープですが。昨夜に続き、ポカスカ打たれるわエラーするわで、トホホ…な戦況です。今夜は鎮魂のためにも、ぜひ勝ってほしいものですが…最近、若い選手にイマイチ覇気が感じられないのが、心配でもどかしいです。
「アメリカン・スナイパー」
イラク戦争に従軍したクリス・カイルは、天才的な狙撃手として仲間の間では伝説の存在となるが、非情な任務は彼の精神を蝕んでいき…
愛しのブラパことブラッドリー・クーパー主演作を、やっとこさ観ることができました~♪劇場に足を運ぶ予定だったのに、知らん間に終わっててガーンだったので、ようやくといった感じです。
「世界にひとつのプレイブック」「アメリカン・ハッスル」そして今作と、3年連続でオスカーにノミネートされるという快挙を成したブラパ。かつては主人公の気のいい友人とか、おバカコメディ専門だったブラパも、今やハリウッドのトップスター。すごく嬉しい反面、ちょっと寂しさも。みんなのブラパになっちゃったね…彼の出世パターンって、トム・ハンクス御大と似てるような気がします。ブラパもいつかは、ハンクス氏のような貫禄たっぷり、恰幅でっぷりな大御所になるのかなあ…
閑話休題。この巨匠クリント・イーストウッド監督作のブラパ、オスカー候補も納得の演技派っぷりでした。プロデュースも兼ねていたので、いつも以上に気合いが入ってたような気がします。まず、軍人の外貌を作り上げてたのがアッパレ。まさに魁偉という表現がぴったりな屈強さと迫力。不自然に人工的なバキバキのチョコレート腹筋などではなく、どこもかしこも厚い!太い!なガチムチゴリマッチョぶりが素敵すぎます。あんな米兵さんに、ぎゅっとされてみたい!腕枕してほしい!
カラダだけでなく、地獄の戦場に身を投じるブラパの勇ましさ、雄々しさに惚れ惚れ。でも、決してカッコいいだけのヒーローではないのです。かなり病んでてコワレてるんです。観客を不安に陥れるブラパのメンヘラ演技が、怖くて不気味。
お国のために命を捧げ、蛮人どもを撃って撃って撃ちまくるブラパasカイル。そのガチガチの右翼的愛国心は病的で、彼が日本人なら安倍首相が喜びそう。そして天才的な射撃の才能は、カイルにとって不幸としか思えませんでした。女・子どもも、不審で危険なら容赦なく射殺しなければならない過酷な任務。心が蝕まれ病んでしまうのも当然。あんな仕事を平然とできるのは、よほどのサイコパスだけです。撃ち殺しまくるブラパも怖かったけど、いちばんヤバいと思ったのは、生まれたばかりの娘を見舞うシーン。新生児室でギャーギャー泣いてる娘を放置してる看護師に、早く俺の娘の世話をしろー!!と鬼の形相&怒号でブチギレ。入隊する前から、キレやすいヤバい男だと思わせてたカイルの病巣が、あらわになったシーンです。平和なアメリカより、愛する家族のそばより、憎むべき倒すべき敵がいる殺戮の戦場のほうが生きやすそうだったのが、何となく理解できるような気がしました。
かなり病んだコワレ男を熱演してたブラパですが、陰惨で暗い感じは全然なく、明るくて優しそうなところは不変。可愛いプッツン男は、彼の十八番ですよね。苦悩顔の美男俳優ではなく、オールアメリカンなブラパがカイルを演じたのは、返って痛ましさが増して良い結果になったのではないでしょうか。子どもを可愛がるシーンのブラパ、いい感じ。ブラパも再婚(確か彼、バツイチ)して子どもができたら、いいパパになりそう。でも実際の彼は超マザコンっぽいので(オスカー授賞式とか公の華やかな場には、たいていママ同伴)、奥さんは大変そう
緊張感と臨場感あふれるイラクの戦地は、アクション映画さながらのスリリングさ。サスペンスフルな演出は、さすがクリント・イーストウッド監督です。砂嵐の中、脱出するためカイルたちが車に乗り込もうとするシーンとか、特に印象的でした。アルカイダのスナイパーが、結構イケメンでした。この映画、イーストウッド監督からの反戦メッセージ的な内容?エンドレスな殺し合いは、何の解決にもならないのですね。いたいけな子どもまで殺戮(ドリルで非道い!)するアルカイダは、ほんと蛮人!でも、彼らを躍起になって殲滅しようとするアメリカ軍だって、かなり残酷冷酷。戦場に、ヒーローも正義もないのです。カイルの最期は、悲惨だけどあっけなさすぎ。苛烈な戦場は生き抜いたのに、あんな死に方…彼の家族が可哀想!
↑素敵なブラパシリアスもいいけど、コメディの彼が好きです。新作“Adam Jones”では、イケメンなシェフを演じてます。共演者の中には、ダニエル・ブリュール(独)とかジェレミー・ドーナン(英)とかオマール・シー(仏)とか、チャーミングなヨーロッパの男優も。楽しみ♪