今日は原爆の日、広島が被爆してから74年目の夏…今年も鎮魂の朝を静かに厳かに迎えました。世界のどこかで不穏な空気が流れると、本当に悲しい怖い。広島で生まれ育った者としては、戦争を肯定・扇動するような発言をした某議員とか、狂人としか思えません。不満不平だらけ、自己憐憫に浸れる自分が、どんなに幸せな人間かを8月6日ほど痛感できる日はありません。平和を当たり前のこととせずに、平和のありがたさを噛みしめて今夜は眠ることでしょう。
でもほんと、昔に比べて夏が過酷になりましたよね~…今日の暑さも殺人的でした。軽い熱中症なのか、すごい頭痛に襲われて死ぬかと思いました。皆さまもくれぐれもご自愛なさって!
「記憶の夜」
両親、兄ユソクと共に幸せな毎日を送っていたジンソクは、引っ越し先の新居で起こる奇怪な出来事に戸惑う。そんな中、ジンソクの目の前でユソクが見知らぬ男たちに拉致されてしまう。数日後に戻ってきたユソクを、兄とは別人ではないかとジンソクはしだいに疑い始め…
国としての民度とは逆に、映画と俳優の質は日本より高い韓国。この作品も、子どもとジジババが観てもOKな邦画にはない悲惨さと暗さ、そしてトリッキーな面白さがありました。
開かずの部屋、そこから聞こえる不気味な音など、オカルト映画なのかなと思って観てたら、精神不安定なジンソクがコワレていくニューロティックなサイコもの?と思いきや、拉致や家族が偽物かもしれない疑惑、そして十数年前の惨殺事件など、犯罪ドラマの色も濃ゆくなるなど、展開と内容が急展開すぎて困惑しつつも、読めない先や真実が気になってダレることなく観入ってしまいました。
中盤になって、え!?そんなんアリ?!な家族それぞれの正体が明かされ目がテンに。でも、引っ越し先の新居になぜか見覚えがあるジンソクとか、前の住人に頼まれたからといって部屋を開けずにいるとか、ジンソクがユソクの弟であることを不思議がった引っ越し業者とか、拉致が事件にならずにすむとか、たくさんの謎が解明してなるほど!そういうことだったのか!と感嘆。伏線の張り方が秀逸でした。
でもでも、オカルトよりもありえない真相と人間関係は、かなり無茶で強引です。記憶を取り戻させるための仕掛けには手間や人材、時間、何より相当なお金がかかったはず。その資金はどーやって?が最大で説明されてなかった謎です。後半は惨殺事件の真相が描かれるのですが、心ならずもで二人も殺しちゃった犯人のバカさ、ドジさにトホホ。犯人、あまりにも不運で不幸すぎる。韓国の底辺社会への転落って、日本では考えられないほどの生き地獄です。
ジンソクとユソク、前半は兄弟の域を超えた親密さで、ほとんどBLカップル。演じた俳優二人がなかなかの熱演と魅力。ジンソク役のカン・ハヌルは、カープの一岡にちょっと似てる?たまに星野源にも見える顔。優しそうだけど、長身でガタイが良すぎてピチピチ健康的な美肌なので、心身が虚弱な青年には見えないんですよね~。ジンソク役は、病的なまでにデリケートそうな美少年俳優向け。
ユソク役のキム・ムヨルは、「イルジメ」のシワン!おバカなシワンのイメージが強すぎて、シリアスで怖い演技にちょっと違和感。彼も顔がカープの選手、安部友裕に似てる?時おり大杉連にも。ハヌルもムヨルも、背が高くてスラっとスタイル抜群、脱がなくても判る筋肉質なカラダの持ち主。二人とも正体と擬態を演じ分ける、しんどくて鬼気迫る演技。日本の老けた子どもみたいな某事務所タレントやホストみたいな俳優の学芸会に辟易するたびに、韓国ではルックスも演技も秀でた選ばれし俳優じゃないと映画やドラマの主役になれないんだな~と思い知ります。
この映画、日本でリメイクされるとしたら、理想妄想イルボンキャスティングはこうだ!
ジンソク … 伊藤健太郎
ユソク … 向井理
こんなん出ましたけどぉ~?
前半はいいけど、後半のジンソクは伊藤くんには無理かな~。若さと演技力を考えると。
でもほんと、昔に比べて夏が過酷になりましたよね~…今日の暑さも殺人的でした。軽い熱中症なのか、すごい頭痛に襲われて死ぬかと思いました。皆さまもくれぐれもご自愛なさって!
「記憶の夜」
両親、兄ユソクと共に幸せな毎日を送っていたジンソクは、引っ越し先の新居で起こる奇怪な出来事に戸惑う。そんな中、ジンソクの目の前でユソクが見知らぬ男たちに拉致されてしまう。数日後に戻ってきたユソクを、兄とは別人ではないかとジンソクはしだいに疑い始め…
国としての民度とは逆に、映画と俳優の質は日本より高い韓国。この作品も、子どもとジジババが観てもOKな邦画にはない悲惨さと暗さ、そしてトリッキーな面白さがありました。
開かずの部屋、そこから聞こえる不気味な音など、オカルト映画なのかなと思って観てたら、精神不安定なジンソクがコワレていくニューロティックなサイコもの?と思いきや、拉致や家族が偽物かもしれない疑惑、そして十数年前の惨殺事件など、犯罪ドラマの色も濃ゆくなるなど、展開と内容が急展開すぎて困惑しつつも、読めない先や真実が気になってダレることなく観入ってしまいました。
中盤になって、え!?そんなんアリ?!な家族それぞれの正体が明かされ目がテンに。でも、引っ越し先の新居になぜか見覚えがあるジンソクとか、前の住人に頼まれたからといって部屋を開けずにいるとか、ジンソクがユソクの弟であることを不思議がった引っ越し業者とか、拉致が事件にならずにすむとか、たくさんの謎が解明してなるほど!そういうことだったのか!と感嘆。伏線の張り方が秀逸でした。
でもでも、オカルトよりもありえない真相と人間関係は、かなり無茶で強引です。記憶を取り戻させるための仕掛けには手間や人材、時間、何より相当なお金がかかったはず。その資金はどーやって?が最大で説明されてなかった謎です。後半は惨殺事件の真相が描かれるのですが、心ならずもで二人も殺しちゃった犯人のバカさ、ドジさにトホホ。犯人、あまりにも不運で不幸すぎる。韓国の底辺社会への転落って、日本では考えられないほどの生き地獄です。
ジンソクとユソク、前半は兄弟の域を超えた親密さで、ほとんどBLカップル。演じた俳優二人がなかなかの熱演と魅力。ジンソク役のカン・ハヌルは、カープの一岡にちょっと似てる?たまに星野源にも見える顔。優しそうだけど、長身でガタイが良すぎてピチピチ健康的な美肌なので、心身が虚弱な青年には見えないんですよね~。ジンソク役は、病的なまでにデリケートそうな美少年俳優向け。
ユソク役のキム・ムヨルは、「イルジメ」のシワン!おバカなシワンのイメージが強すぎて、シリアスで怖い演技にちょっと違和感。彼も顔がカープの選手、安部友裕に似てる?時おり大杉連にも。ハヌルもムヨルも、背が高くてスラっとスタイル抜群、脱がなくても判る筋肉質なカラダの持ち主。二人とも正体と擬態を演じ分ける、しんどくて鬼気迫る演技。日本の老けた子どもみたいな某事務所タレントやホストみたいな俳優の学芸会に辟易するたびに、韓国ではルックスも演技も秀でた選ばれし俳優じゃないと映画やドラマの主役になれないんだな~と思い知ります。
この映画、日本でリメイクされるとしたら、理想妄想イルボンキャスティングはこうだ!
ジンソク … 伊藤健太郎
ユソク … 向井理
こんなん出ましたけどぉ~?
前半はいいけど、後半のジンソクは伊藤くんには無理かな~。若さと演技力を考えると。