最近、ネット三昧していると興味深いサイトに出会いました。その内容とは「二輪の生産終了が止まらない~排出ガス規制・騒音規制の影響」で、要するに、各メーカーのラインナップが減少した原因について紹介しているものでしたが、その原因とは、排ガスと騒音規制が厳しすぎるというものでした。
以前にも、この内容に近いものとして、400クラスが壊滅状態であることをこのブログの記事として紹介しましたが、論点を大型二輪免許が教習所で取得可能となったこととしたものです。
しかしながら、実は400クラスだけではなく、排気量にかかわらずバイク全般としての大きな問題であったのです。
私はよく知らなかったのですが、日本の騒音と排ガス規制の厳しさは世界一厳しいようで、騒音に関しては排気音だけではなく、後輪への駆動チェーン音が大きくなると規制値を超え、排ガス規制に関してはコールドスタートという、日本独自のエンジン始動後スグの排ガスまで規制されるとい異常な厳しさです。
このような規制の結果、海外向けと同じバイクであっても、当然のことながら国内仕様は低出力を余儀なくされることなります。
ここまでお読みの方は、「だったら、逆輸入車を買えばエエやん」と思われるかもしれません。確かにそうなんですが、逆輸入車に関してもプレストコーポレーション(YAMAHAの逆輸入車取扱会社)あたりでは、排ガスや騒音の国内規制値の可否確認が取れない車種については、今後は取扱いを見合わせる意向のようです。
そんなところで、各メーカーの対応ですが、まさに必死のパッチ状態のようです。インジェクション化は当然ですが、マフラーも工夫を凝らし排ガスと騒音規制をクリアしようとしています。
しかし、それでも対応できない車種もあるようで、例えば最初の写真であるSR400や下の写真のW650あたりは、「空冷」という独自の特色を持っているため、その特色を壊さないと生き残れないという問題があります。
確かに環境問題は大事なことです。またバイクという乗物も社会の一員ですから、騒音問題も大事な要素でしょう。
ただ・・・ですが、現実的にはバイク乗りにとっては、車種選択の幅が狭くなったことは事実です。さらに購入できる車種は、低出力と異常に静かな排気音。もちろん規制対策で高価格・・・購入者は負担を強いられるのです。
各メーカーやバイク乗り達の、行政に対する声の小ささから来る悲哀さを感じてしまいます。
PS.1
今回の記事は、下記の日経Netの記事を参考にしました。ご参考にお読みください。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20090427/1025802/
PS.2
HONDAの新型モンキーは30万円近くもします。最初は「何でモンキーが30万円もするねん?」と思いましたが、ある意味、厳しい排ガスと騒音規制をクリアした、HONDAの技術の結晶とも言えるでしょう。
そうなると、30万円でもよく再販したな~と思います。まあ、私自身は買うことはないですが、とりあえずHONDAには拍手です。
以前にも、この内容に近いものとして、400クラスが壊滅状態であることをこのブログの記事として紹介しましたが、論点を大型二輪免許が教習所で取得可能となったこととしたものです。
しかしながら、実は400クラスだけではなく、排気量にかかわらずバイク全般としての大きな問題であったのです。
私はよく知らなかったのですが、日本の騒音と排ガス規制の厳しさは世界一厳しいようで、騒音に関しては排気音だけではなく、後輪への駆動チェーン音が大きくなると規制値を超え、排ガス規制に関してはコールドスタートという、日本独自のエンジン始動後スグの排ガスまで規制されるとい異常な厳しさです。
このような規制の結果、海外向けと同じバイクであっても、当然のことながら国内仕様は低出力を余儀なくされることなります。
ここまでお読みの方は、「だったら、逆輸入車を買えばエエやん」と思われるかもしれません。確かにそうなんですが、逆輸入車に関してもプレストコーポレーション(YAMAHAの逆輸入車取扱会社)あたりでは、排ガスや騒音の国内規制値の可否確認が取れない車種については、今後は取扱いを見合わせる意向のようです。
そんなところで、各メーカーの対応ですが、まさに必死のパッチ状態のようです。インジェクション化は当然ですが、マフラーも工夫を凝らし排ガスと騒音規制をクリアしようとしています。
しかし、それでも対応できない車種もあるようで、例えば最初の写真であるSR400や下の写真のW650あたりは、「空冷」という独自の特色を持っているため、その特色を壊さないと生き残れないという問題があります。
確かに環境問題は大事なことです。またバイクという乗物も社会の一員ですから、騒音問題も大事な要素でしょう。
ただ・・・ですが、現実的にはバイク乗りにとっては、車種選択の幅が狭くなったことは事実です。さらに購入できる車種は、低出力と異常に静かな排気音。もちろん規制対策で高価格・・・購入者は負担を強いられるのです。
各メーカーやバイク乗り達の、行政に対する声の小ささから来る悲哀さを感じてしまいます。
PS.1
今回の記事は、下記の日経Netの記事を参考にしました。ご参考にお読みください。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20090427/1025802/
PS.2
HONDAの新型モンキーは30万円近くもします。最初は「何でモンキーが30万円もするねん?」と思いましたが、ある意味、厳しい排ガスと騒音規制をクリアした、HONDAの技術の結晶とも言えるでしょう。
そうなると、30万円でもよく再販したな~と思います。まあ、私自身は買うことはないですが、とりあえずHONDAには拍手です。