我、再び駆ける。

ADV150・MT-03・4D9マジェスティなどを購入したことから、これらのバイクについて紹介していくブログです。

廃線鉄道を訪れるツーリングです。(その1:野口駅と鶴林寺駅)

2017年05月14日 | 鉄道
今日は朝から、地元自治会の屋外一斉清掃日。そんなところで出発が10時という遅い時間になりましたが、先ずは明姫幹線(R250)を西進します。

加古川の手前でR250を右折。到着したのは野口駅跡です。






奥の黄色四角は加古川市役所ですが、加古川市役所への出張帰りに何度も前を通っている割には、ゆっくりと寄ったことがありませんでした。^^



野口駅は1984年の廃線となった国鉄高砂線の駅ですが、同じく1984年に廃止された別府鉄道野口線の終点(始点)駅でもありました。
先ず国鉄高砂線ですが、加古川駅~高砂駅(高砂港駅)までの6.3km(8.0km)までの短い区間でした。私は子供の頃に一度だけ乗りましたが、青ナンバーを付けたC12蒸気機関車が走っていた記憶があります。

一方、別府鉄道野口線ですが、野口駅から別府港駅までの3.7kmの短い路線でした。別府港駅から同じ別府鉄道の土山線に接続し、国鉄土山駅(現、JR土山駅)まで接続されていました。

駅跡はこんな感じ。石碑や駅名標、それにレールや気動車(かな?)の台車が残されています。






現役時代の野口駅の画像です。別府鉄道野口線の「さよなら運行」時(1984年2月1日)に撮影されたのでしょう。国鉄の気動車はキハ30系(キハ35)です。






野口駅跡の隣は、加古川市の施設である松風ギャラリーですが、



偶然にも、こんな写真展が開催されていました。



内部はこんな感じ、



それでは当時の野口駅の写真をどうぞ。「エクソシト」や「青春の門」の映画ポスターが時代を感じます。









松風ギャラリーを出発し、次に到着したのは鶴林寺公園内に保存されているC11-331号機です。



屋外で野ざらしですので、保存状態は極めて悪いです。









C11全般の説明パネルもありました。



このC11-331は主に加古川線を走っていましたが、時々、高砂線でも走っていたようです。現在、若桜鉄道若桜駅にC12-167が保存されていますが、このC12-167とは加古川線での同僚でした。^^

ところで、このSLが置かれているあたりは、高砂線の鶴林寺駅です。これが当時の鶴林寺駅の画像ですが、後方に写っているコンクリートの高架は、開通して間が無い明姫幹線(R250)です。



同じようなアングルで撮影すると、こんな感じ・・・周りの風景は一変しています。



このあたりが駅前だったところでしょうか。



散歩中のお婆さんにお聞きすると、石柱が並ぶこの歩道が線路跡だそうです。スマホで当時の鶴林寺駅の画像をお見せすると、「懐かしい」と感激されていました。



さてお昼前になりましたので、目の前の「ドライブインながさわ」鶴林寺店に入ります。



外食チェーン店とは違い、親父向けのメニューが並んでいます。^^



この中の海鮮丼にしましょうか。



これがオーダーした海鮮丼です。「ドライブインながさわ」ですので、あまり期待していなかったのですが(ながさわさん、申し訳ないです)、意外にも美味しく私には十分でした。



昼食の後、保存されている別府鉄道の車両を見に行ったのですが、画像が多くなったので次回に紹介しましょう。
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10 コメント

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Unknown (グッチ)
2017-05-14 19:44:59
鶴林寺に「SL」が展示されてるとは知りませんでした・・・(*o*)

廃線跡は、バイクを押して歩いたのですか?・・・(+o+)

気温が高くなると・・・ドコへ行っても“海鮮丼”・・・ですかね~・・・(^o^;)
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そこは長大な斜横断ということで・・・ (me262a-1a)
2017-05-14 21:13:30
グッチさん、鶴林寺のSLは、地元の同僚さんにお聞きしました。^^

廃線跡はほとんどが歩道・・・ということは、当然のことながら押して歩くことになるのですが、そこは長大な斜横断ということで、周りを慎重に見渡しながら走りました。(笑)

気温云々もそうですが、最近はフライ物は敬遠しています。天ぷらは大丈夫ですが、パン粉を付けて揚げた物は厳しい感じです。
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廃線鉄道を訪れる・・・ (ソニークロケット)
2017-05-14 22:33:37
ツーリングテーマがナイスですね!
そういうの私もチャレンジしてみたいです。
「意外にも美味しく」 これも嬉しいですね!
飛込だと逆のパターンが時に多い事がございます。
その場合。私はめんどくさいので
ブログアップしない事にしております (^^;)
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旧線探索いいですねぇ (まつき)
2017-05-14 23:51:16
毎度のことで恐縮ですが、お久しぶりです~

廃線跡めぐって、鉄道輸送→車社会へ転換していく足跡を眺めると、近代の歴史を追体験しているようでたのしくもありどこかセンチメンタルでもありますね。

ところで、野口駅跡の台車はディーゼルカーの物ですの?  ちょっと見に行きたいかも…
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Unknown (T2)
2017-05-15 05:38:18
リンダブレアー主演のエクソシスト!!

初デートで彼女と観に行きましたが・・・すでにこれほど歴史を感じる時代の向こうに・・・自分がいたことに愕然と・・・笑
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手短なところから取材してきます。^^ (me262a-1a)
2017-05-15 19:25:28
ソニークロケットさん、ありがとうございます。数年前に「兵庫の廃線跡をたどる」という本を買ってから、いつか行きたいなあ~と思っていました。

兵庫県は意外と廃線が多く、とても全部廻れませんが、ボチボチと手短なところから取材してきます。^^

で、海鮮丼は、もみ海苔と青ネギが意外でしたが、それもまた新たな味で・・・私も「何だこりゃ?」という料理の画像はUPしません。(笑)


まつきさん、同じくお久しぶりでした。^^

そうなんです。結局、車社会の発達により、ドンドンと乗客が減り、やがて廃線・・・今回の高砂線と別府鉄道野口線は、特に限定された会社の通勤客がメインでしたので、その影響は大きかったと思います。
足跡の探索ですが、結局のところ、過去の自分の記憶(人生)をたどる探索なような気もします。

この台車ですが、現地でもう少し調べれば良かったのですが、おそらくキハ30系のモノと思われます。


T2さん、調べてみると「エクソシスト」が1973年に公開。「青春の門」が1975年に公開、そして、この写真が撮られたのが昭和50年(1975年)。おそらくエクソシトは、2本立・抱き合わせの再上映だったのでしょう。^^

何にしても我々は、十分な青春時代。写真には、その頃の自分と同じような年頃の方が写っています。間違いなく、この時代を生きていましたね。
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Unknown (tak)
2017-05-15 20:06:41
野口駅跡〜鶴林寺〜ながさわですか。
一直線ですね(笑)
ながさわの海鮮丼もそこそこ美味しいみたいですね。
一度行ってみます♪
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創作的な海鮮丼でした。 (me262a-1a)
2017-05-15 20:59:19
takさん、ひょっとして自宅からも一直線とか・・・それは無理ですね。^^

小野のスタジオパッションとは違う、創作的な海鮮丼でした。少なくても「道の駅 みつ」の海鮮丼よりも値打ちがあります。
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Unknown (ピィ)
2017-05-16 08:00:55
別府というと大分県の温泉ですが、こちらにも鉄道の名前になるくらいメジャーな別府があるんですね。
鶴林寺駅のあった場所は、もう影も形もないんですね。
かつて鉄道があった場所とは思えません。
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鶴林寺駅ですが・・・ (me262a-1a)
2017-05-16 19:26:51
ピィさん、九州の別府は「べっぷ」ですが、こちらの別府は「べふ」と読みます。^^

鶴林寺駅ですが、鶴林寺は国宝のため観光客目当ての駅だったのでしょう。この日も大型団体ツアーバスが3台ぐらい停まっていました。

加古川のこのあたりは、ここ20年ぐらいで風景が一変しました。都市計画で広い道路が整備されたのも一因でしょう。
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