容疑者Xの献身

　WBCで、日本、韓国に勝ちましたね。やったあ。明日の決勝戦も必見です。

　ところで、今週が最終回ですが、TBSで木曜夜９時からやってるドラマ「白夜行」を見てる関係で、その原作者東野圭吾さんが直木賞を受賞した「容疑者Xの献身」を読みました。ミステリーとか謎解きというのは、トリックとかのほうに神経がいってしまって、人物描写が軽くなってしまうような気がして、今までもあまり気が進まなかったのですが、今回読んでみて、「やっぱり駄目だ」と思いました。
　読んでいて登場人物に感情移入できないんですよね。特にこの小説で重要な役割を演じる（というかある意味主人公の）石神という人物についていけない。頭ではわかるんですが、体がついていかない、って感じでした。
　この小説が面白かったら「白夜行」の原作も読んでみよう、と思っていたのですが、その予定も消えました。ただ、これはミステリー嫌いの私がそう思っただけで、ミステリー好きな人は楽しめるかもしれません。話としてはよくできてると思いましたので‥‥。ちなみに、優香さんはミステリー好きとのことで、「『容疑者Xの献身』が面白かった」と、「昨年の一冊」というテーマでの対談で、いの一番にこの本の名前を挙げていました。