平安寿子さんの「くうねるところすむところ」を読みました。ひょんなことから鳶の親方と知り合い、一目惚れし、それまでの就職情報誌の副編集長という地位を捨て、建設業界に飛び込んで行く30歳のOLと、離婚によって父が創業し夫が社長をしていた中小工務店の社長をすることになった45歳の主婦(通称「姫」)の二人がかわりばんこに一人称の語りで、工務店での仕事ぶりを描いて行く、という話です。会社には姫を助ける家老(ベテラン管理職)と女帝(ベテラン事務員)がいて、それにいろんな人物がからみ、最後には「家を作る」こと、すなわちロマンである、という大団円(?)を迎えます。
話としてはとても面白いのですが、ちょっと辟易するのが、この二人の女性の性格がきついこと。声に出さずに心の中でいうことばが激しいんですね。それだけビジネスの世界で生きる女性というのはストレスかかえていると思うのですが、その言葉がグサグサ突き刺さって来て、読んでてつらかったです。
仕事でストレスをかかえている女性には、オススメかも?
話としてはとても面白いのですが、ちょっと辟易するのが、この二人の女性の性格がきついこと。声に出さずに心の中でいうことばが激しいんですね。それだけビジネスの世界で生きる女性というのはストレスかかえていると思うのですが、その言葉がグサグサ突き刺さって来て、読んでてつらかったです。
仕事でストレスをかかえている女性には、オススメかも?