チリ落盤事故の救出が始まり世界中の注目が集まっていますが、チリでは毎年30人を超える鉱山労働者が落盤事故で亡くなっているというのを聞いて、チリの鉱山で働く労働者の労働環境の劣悪さが今回の事件で改めて浮彫りになったような気がします。彼らから搾取された利益を私たちも何らかの形で毎日享受して暮らしていることを、私たちは意識しておく必要があると思います。今回の落盤事故は他人事ではないということです。
さて、イエジー・スコリモフスキ監督の'65年作品『不戦勝』をシアター・イメージフォーラムで見ました。
列車である街に着いたアンジェイ(イエジー・スコリモフスキ)は、同じ駅で降りた同窓生のテレサを見かけて話しかけます。彼女はこの街の工場に重要なポストとして赴任してきたのだと言い、彼は彼女についていきます。工場で一旦彼女と別れた彼は、昔なじみのボクシング・トレーナーに出会い、今晩工場内で行われるアマチュア・ボクシング大会に出場してくれるように頼まれます。工場の企画スタッフと口論になったテレサと合流したアンジェイは工場内を彼女と彷徨った後、ボクシングの試合でかろうじて相手に勝ち、翌日の決勝戦に進みますが、相手の強さを目の当たりに見て、テレサと一夜をともにした後、翌朝には試合を放棄してテレサとともに街を去ろうと列車に乗り込みます。しかし前日アンジェイに負けた男がバイクで列車を追いかけてきてアンジェイに試合に出るように説得し、ついに説得に負けたアンジェイは列車を飛び降りて試合会場に急行します。ぎりぎり試合に間に合ったアンジェイでしたが、相手は試合を棄権しており、不戦勝となって、賞品をもらうことになりました。会場を出ると、そこには決勝の相手となるはずの男が待っていて、賞品の半分を寄越せと言い、それを拒否したアンジェイを殴り倒すのでした。
常にスーツを着ているテレサを演じている女優が中々魅力的で、それがこの映画で一番印象的だったように思います。前作と同じく、やはり乗り物への飛び乗りや飛び降りが多く、ストーリーよりも画面で魅せてくれました。小品ですがオススメです。
さて、イエジー・スコリモフスキ監督の'65年作品『不戦勝』をシアター・イメージフォーラムで見ました。
列車である街に着いたアンジェイ(イエジー・スコリモフスキ)は、同じ駅で降りた同窓生のテレサを見かけて話しかけます。彼女はこの街の工場に重要なポストとして赴任してきたのだと言い、彼は彼女についていきます。工場で一旦彼女と別れた彼は、昔なじみのボクシング・トレーナーに出会い、今晩工場内で行われるアマチュア・ボクシング大会に出場してくれるように頼まれます。工場の企画スタッフと口論になったテレサと合流したアンジェイは工場内を彼女と彷徨った後、ボクシングの試合でかろうじて相手に勝ち、翌日の決勝戦に進みますが、相手の強さを目の当たりに見て、テレサと一夜をともにした後、翌朝には試合を放棄してテレサとともに街を去ろうと列車に乗り込みます。しかし前日アンジェイに負けた男がバイクで列車を追いかけてきてアンジェイに試合に出るように説得し、ついに説得に負けたアンジェイは列車を飛び降りて試合会場に急行します。ぎりぎり試合に間に合ったアンジェイでしたが、相手は試合を棄権しており、不戦勝となって、賞品をもらうことになりました。会場を出ると、そこには決勝の相手となるはずの男が待っていて、賞品の半分を寄越せと言い、それを拒否したアンジェイを殴り倒すのでした。
常にスーツを着ているテレサを演じている女優が中々魅力的で、それがこの映画で一番印象的だったように思います。前作と同じく、やはり乗り物への飛び乗りや飛び降りが多く、ストーリーよりも画面で魅せてくれました。小品ですがオススメです。