昨日のセリーグ・クライマックスシリーズ・ファイナルステージ第1戦は中日の完勝でした。しかし安打数は中日12に対し巨人8と拮抗し、初回中日4点の後、巨人がピンチの連続の中で7回に藤井が1点取られるまで0点で抑えていたので、第1ステージ第2戦での神がかり的な巨人の逆転劇を見ていたこともあり、結果5対0とは言え、この点数差で終わったというのは、まだ巨人の巻き返しありと見ました。クルーンが森野を三振に取るなど、1回を完璧に抑えたこと、中日の4番和田にまだヒットが出ていないこともプラス材料です。木村拓哉コーチの弔い合戦となるかどうか、注目です。
さて、ヤン・イクチュン監督・製作・脚本・共同編集・主演の'08年作品『息もできない』を川崎アートセンターで見ました。
サンフンは友人を社長にした会社で闇金の取り立てを若者とともにしていますが、その荒い気性からつい部下の若者にも暴力を働いてしまいます。ある日路上で吐いたツバがたまたま通りかかった女子高生のヨニ(キム・コッピ)に当たると、ヨニはサンフンに食ってかかり、サンフンはその場で彼女を拳で殴り失神させます。気がついたヨニが治療代を出せと言うと、彼は彼女にビールを奢り、治療代も払いますが、ヨニはこの額では足りないので後で連絡すると言い、サンフンのポケベルの番号を聞き出します。サンフンは父の母に対する暴力を止めようとした妹を父に刺殺され、その後に病院にかけつけようとした母も交通事故で失い、現在出所している父に対して復讐心から日常的に暴力を働いています。ヨニの母は自分の屋台を壊そうとするヤクザたちに立ち向かい彼らに撲殺され、父はベトナム帰りで働かずに昼間から酒を喰らって、死んだ妻が浮気していると思い込んでヨニに当たり、弟もゲームセンターに入り浸ってヨニに金をせびり暴言を吐きます。そのうち弟はサンフンの下で働くようになり、最初はサンフンの暴力に怖気づきますが、次第に自ら暴力を振るうようになっていきます。サンフンは異母姉の息子をかわいがり、ヨニと3人で外出し、息子を家に送って異母姉とヨニも知り合います。しかしサンフンの父が自殺未遂を起こし、ヨニの父もヨニを刺殺しようとし、二人は涙を流し合います。サンフンは仕事から足を洗う決心をしますが、最後の日、自分と同じ名前を持つ息子のいる男のところへ取り立てに行き、温情で許そうとしますが、それがヨニの弟の怒りを買い、彼に撲殺されてしまいます。その悲しみから立ち直ったかに見えたヨニでしたが、路上で屋台を襲うヤクザたちの中に弟の姿を見つけ、立ち尽くすのでした。
暴力描写がすさまじく、拳骨で人間を殴る音が印象的でした。ヨニを演じるキム・コッピが素晴らしかったのですが、予告編で感動した以上のものを映画から感じることはありませんでした。北野映画が好きな方にはオススメかも。
さて、ヤン・イクチュン監督・製作・脚本・共同編集・主演の'08年作品『息もできない』を川崎アートセンターで見ました。
サンフンは友人を社長にした会社で闇金の取り立てを若者とともにしていますが、その荒い気性からつい部下の若者にも暴力を働いてしまいます。ある日路上で吐いたツバがたまたま通りかかった女子高生のヨニ(キム・コッピ)に当たると、ヨニはサンフンに食ってかかり、サンフンはその場で彼女を拳で殴り失神させます。気がついたヨニが治療代を出せと言うと、彼は彼女にビールを奢り、治療代も払いますが、ヨニはこの額では足りないので後で連絡すると言い、サンフンのポケベルの番号を聞き出します。サンフンは父の母に対する暴力を止めようとした妹を父に刺殺され、その後に病院にかけつけようとした母も交通事故で失い、現在出所している父に対して復讐心から日常的に暴力を働いています。ヨニの母は自分の屋台を壊そうとするヤクザたちに立ち向かい彼らに撲殺され、父はベトナム帰りで働かずに昼間から酒を喰らって、死んだ妻が浮気していると思い込んでヨニに当たり、弟もゲームセンターに入り浸ってヨニに金をせびり暴言を吐きます。そのうち弟はサンフンの下で働くようになり、最初はサンフンの暴力に怖気づきますが、次第に自ら暴力を振るうようになっていきます。サンフンは異母姉の息子をかわいがり、ヨニと3人で外出し、息子を家に送って異母姉とヨニも知り合います。しかしサンフンの父が自殺未遂を起こし、ヨニの父もヨニを刺殺しようとし、二人は涙を流し合います。サンフンは仕事から足を洗う決心をしますが、最後の日、自分と同じ名前を持つ息子のいる男のところへ取り立てに行き、温情で許そうとしますが、それがヨニの弟の怒りを買い、彼に撲殺されてしまいます。その悲しみから立ち直ったかに見えたヨニでしたが、路上で屋台を襲うヤクザたちの中に弟の姿を見つけ、立ち尽くすのでした。
暴力描写がすさまじく、拳骨で人間を殴る音が印象的でした。ヨニを演じるキム・コッピが素晴らしかったのですが、予告編で感動した以上のものを映画から感じることはありませんでした。北野映画が好きな方にはオススメかも。