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奈良・京都への旅No.2(益富地学会館、東寺)

2010-10-27 08:43:00 | ノンジャンル
 今日WOWOWで見た「CSI:9シーズン」の第8話にティッピ・ヘドレンが重要な役で出ていました。字幕では確認できませんでしたが、確かに彼女だと思います。まだ現役で活躍しているんですね。

 さて、昨日の続きです。24日の日曜日、父の三回忌を東大谷祖廟で済ませ、その前後の時間に益富地学会館と東寺を訪れました。
 益富地学会館は、鉱物の採集に熱意を注がれ、京都薬科大学で講師も務められた益富博士が創建したもので、京都御所の西隣の住宅街の中にポツンとある小さな3階建てのビルでした。タクシーの運転手さんも初めて聞いたと言っていたほどにマイナーな存在で、私も新聞で紹介記事を読まなかったら来てなかったでしょう。1階の事務所でスリッパにはきかえ階段を3階まで登るとそこが展示室になっているのですが、階段からすでに珍しい鉱物が陳列してあり、特に直方体が無数に乱立する黄鉄鉱は天然に作られた物とは思えない美しさでした。一通り見物した後も、研究員の方がアンモナイトの変化・進化について解説してくださり(アンモナイトの元の姿はヤリイカのような姿で、そのままでは喰われてしまうので、表面を堅くしながら巻いて行き、しかし巨大化した後はなぜかまた螺旋をほどくようになっていったとのことでした)、やがては子育て論や人生論、社会経済システムにの話まで話題が及び、楽しい時間を過ごさせていただきました。
 午後に行った東寺の五重塔は京都タワーから見てもビルの隙間からわずかに頭をのぞかせているだけですが、日本の木造建築では一番高く55mもあり、近くから見た黒々とした姿は圧巻でした。興福寺と同じく、ここ東寺にも多くの素晴らしい像が納められていて、とても面白く見させてもらいました。特にすごかったのが、火災で焼けた巨大な木製の像で、表面が火事の後の柱のような感じに炭化していて、このようなものを見たのは初めてで興奮しました。興福寺もそうでしたが、このお寺も敷地が圧倒的に広く、普段は鎌倉の狭い寺社を回っているのに慣れているので、一通り見ようとするとかなり歩かねばならず疲れました。が、それに見合う感動を与えてもらったようにも思います。
 奈良と京都は探せば探すほど、いろいろ面白いところが発見できて、何度行っても飽きません。次に行けるのは父の七回忌の時になるのでしょうか? それまでも機会があれば新緑の季節や紅葉の季節に行ってみたいと思います。ということで、昨日に引き続き、先週末の奈良・京都への旅のご報告でした。