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チェン・カイコー監督『PROMISE』

2007-07-26 16:12:05 | ノンジャンル
 「大閲兵」を池袋の文芸坐で見て以来、見続けているチェン・カイコー監督の'05年作品「PROMISE」をテレビ朝日で見ました。
 少女時代のチンチャン。ボロを来て、戦死者の手から食べ物を盗んで生き延びていますが、食べ物を水中に落とすと現れた女神が、食べ物を返してくれ、永遠の愛を得られなければ、最高の物が将来手に入ることを約束してくれます。
 20年後の馬蹄谷。囮として多くの奴隷を従えたカンミン将軍(真田広之)と蛮族の戦いが始まり、奴隷に牛の群れが突っ込みます。逃げようとする奴隷は味方に殺され、奴隷の1人クンルン(チャン・ドンゴン)は牛の群れを逆走させ、その機に将軍は突撃し、蛮族を倒します。将軍はクンルンに自分の奴隷になるように言い、2人は助けを求めている王を救いに行きますが、森の中で迷子になり、また女神が現れ、行っても無駄だと言います。将軍は王を助けられない代わりに永遠に勝ち続けることを約束されますが、愛の涙を流せば、これから一生勝利はない、と言われます。そこへウーファン侯爵の送った刺客クイランが襲って来ます。侯爵は王の娘のチンチャン王妃を求めますが、将軍になりすましたクンルンは王を殺し、王妃を奪います。
 追って来た侯爵はクンルンを追い詰め、谷に身を投げれば王妃を自由にすると言い、クンルンは谷に飛び込みます。侯爵は約束を守らず、王妃を捉えます。将軍は蛮族に捕らえられますが、また女神が現れ、赤い鎧を人に与えれば、王妃の愛が得られる、と言います。将軍は生きて帰ったクンルンから赤い鎧を返してもらい、クンルンは王妃を救い出します。侯爵の妨害にもかかわらず、クンルンから将軍は王妃を奪い、逃げます。クンルンは侯爵に捕らえられ、侯爵は将軍が王を殺したという噂を流します。その真相を知る者を侯爵は皆殺しにし、クンルンを殺すため刺客のクイランを残しますが、以前クンルンと同じ村に住んでいたクイランはクンルンを逃がします。
 クンルンは将軍のもとに戻り、王妃は将軍のもとを去ります。日没までに王妃を帰すため、将軍を背に乗せてクンルンは王妃を追いかけ、王妃はその行動に感動し、自分が将軍のものになることを誓います。クンルンは故郷に帰ろうとしますが、5年前の故郷が見え、侯爵は走るのが速くなる黒いマントを受け取る者を募り、誰も手を挙げようとしないのを見て、クンルンの母と妹を含む村人全員を殺そうとしmすが、クイランが名乗り上げ、服に火をつけられて走り、火傷で死にかけているところへ、黒マントを与えられて命を長らえ、このマントを脱ぐと死んでしまうと警告されます。王妃の愛を得た将軍は赤い鎧を脱ぎ、王宮で侯爵と会いますが、将軍は捕らえられ、王妃も捕らえられます。クンルンに救われた将軍は戦意を喪失しています。将軍から赤い鎧をもらったクンルンの目の前で、刺客のクイランは黒マントを脱ぎ、砂になってしまいます。王を殺した罪で斬首を言い渡された将軍に、王妃は嘘をついていると言い、真犯人のクンルンが現れます。クンルンは捕らえられ、そして死闘の結果、将軍は死に、クンルンが侯爵を殺し、クンルンも深手を負いますが、黒マントを着て復活し、王妃と共に空を飛んで行くのでした、という話です。
 ストーリーは極めて複雑で、将軍や王妃やクンルンが、侯爵に何度も捕まったり、逃げ出したりととても分かりにくいものになっていますが、チェン・カイコーの使うCGというのはなかなかの見物で、戦いの中で多くの人が死にますが、残酷描写もなく、そうしたものが苦手な人にも抵抗なく見てもらえるアクション映画です。奇想天外で超人的な活躍をするクンルンを始め、魅力的な登場人物もこの映画の魅力の一つでしょう。地上波放送なので、当然かなりのシーンがカットされていると思います。今度は完全版を見たいと思いました。
アクション映画が好きな方、オススメです。

水生生物の観察会

2007-07-25 17:48:27 | ノンジャンル
 今日は社団法人・かながわ森林づくり公社の県民運動課の主催による「水生生物の観察」というイベントに行って来ました。場所は小田原小田急線新松田駅からバスで30分の丹沢の西にあたる「やどりき水源林」の中の渓流です。イベントには「親子森林ふれあい隊」という副題がついていて、大体家族単位で5班に別れ、1つの班に1人の指導員という形で行動したのですが、私のように1人で参加する人が他に4人いたので、1人参加の人たちのための班を作っていただきました。
 実際渓流の浅いところへ行き、網を使って水生生物(主に小さな虫やカジカのような小魚)を捕まえるのですが、先日の台風で虫が流されてしまったらしく、なかなか捕れませんでした。指導員の方の話では普段だと50cm四方で数百匹の生物が捕れるらしいのですが、それでも我が班は、結構大きいカジカを一匹とカワゲラ、トビケラ、ヘビトンボ、プラナリア、サワガニ、おたまじゃくしをゲット! 特に体が再生することで幼い頃から知っていたプラナリアを実際に見られたことが感激でした。(とても小さくて全長1cm程度のものでしたが‥‥。)隣の班の子供たちはでっかいカジカガエルを3匹も捕まえていたり、巨大なヘビトンボを捕まえるなど、大漁でちょっとビックリ! ところが経験がないので、そのすごさが分からないようで、あくまで冷静に作業に没頭する女の子を見て、複雑な心境になりました。
 観察が終わったら生物は川に返してあげ、午前中は終了。午後は1時間ほど山歩きしましたが、水源の流れを何度も橋で渡るコースで、登り下りもそれほど大変ということもなく、楽しめました。同じ班の女性で植物に詳しい方がいて、茎を爪でこすると、いい匂いがする木とか、いろいろ教えていただき、勉強にもなりました。
 帰りは現地を午後3時に出て、新松田駅前で午後3時30分に解散。この30分のバスの旅の間に寝てしまったお子さんもいたようです。(何と行っても、最年少の参加者は1才9ヶ月の女の子でした。)久々に子供たちと過ごした楽しい一日でした。

高橋通泰『化学ノ散歩道』

2007-07-24 15:12:28 | ノンジャンル
 吾妻ひでお氏が推薦していた高橋通泰氏の「化学ノ散歩道」を読みました。
 まず第一章で化学を勉強していく上での元素周期表の便利さが書かれ、第二章では、賞味期限、引火、発火、加熱器具、匂い、ローソク・卵酒の炎、還元剤、洗濯、酸化剤、冷蔵庫の限界、合成洗剤の毒性というように、普段の生活の中にある化学変化についての解説が書かれ、また、分子、塩素、空気、イオウと北上川、電池、真空、炭素、有機物という身近な物質の解説が書かれ、第三章では、活性酸素のことが、第四章では生ゴミの有効利用の仕方が、第五章では、公害問題が、第六章では、化学反応から得られるエネルギーについて書かれていました。
 大体私が既に知ってることが多かったのですが、一つだけ、へえ~と思ったのは、「女性の匂いを断つと男性は怒りっぽくなりすぐ喧嘩を始めたり、反対に男性の匂いを断つと女性もいらいらして精神の平衡を失うことが知られているそうです。」ということでした。
 この本を読んで感じたのは、同じ内容が繰り返し出て来ることです。特に生ゴミの有効利用では文章まるごと同じような例もありました。著者を見ると、高校の先生をされていた方で、地方紙のコラムを一冊の本にまとめられたようです。つまりプロの書き手ではないと言う事です。
 私がこの本を読んで一番疑問の思ったことは、なぜ吾妻ひでお氏がこの本を読んだのか、ということです。他の本がすべて小説、エッセイ、マンガなのに、この一冊だけが教養本なんですよね。謎です。

AEDって知ってます?

2007-07-23 15:05:37 | ノンジャンル
 一昨日の朝日新聞の別冊「be」に「救急車を呼んだことがありますか?」というアンケート記事があり、その中に「AEDを見たことがある?」の問いに64%の人が「ある」と答え、「使い方を知っている?」の問いには45%の人が「はい」と答えていました。私はAEDなど見た事も聞いた事もないので、驚きでした。
 AEDとは自動体外式除細動噐のことをいい、心臓に電気ショックを与えて聖女追うに戻す医療機器で、救急車の到着前に一刻も早く使うと救命率が高まると言われているそうです。そういえば、胸に当ててバンとショックを与える機械をテレビで見た記憶がありますが、あれがそうだったのでしょうか?
 記事の中では「街中でよく見かけるようになりました」と書かれていますが、私の住む神奈川県厚木市では少なくとも見かけた事はありません。そもそも街中のどういうところに置かれているのでしょうか? 疑問の残る記事でした。

朗報!

2007-07-22 15:44:42 | ノンジャンル
 昨日の深夜にNHK・BS2で放送された「コンバット」に、偽アメリカ兵役で青年のロディ・マクドウォールが出演していました。今の人にロディ・マクドウォールと言ってもピンとこないかもしれませんが、子役で活躍し、大人になってからは「猿の惑星」シリーズで活躍した人です。

 さて、朗報です。来月の26日(日)から28日(火)まで、WOWOWでジョン・フォード監督のウィル・ロジャーズ三部作をやります。「周遊する蒸気船」「ドクター・ブル」「プリースト判事」の3作です。「周遊する蒸気船」は蓮實重彦氏がフォード映画のナンバーワンに過去に推したことがあり、「プリースト判事」は私の映画ベストテンに入る映画です。
 ウィル・ロジャーズは、西部のサーカス団からキャリアを始め、後に新聞のコメンテーターで名をなし、映画俳優でも活躍した、という多才な人です。戦前のアメリカの良心を象徴する人物として、当時の人気は絶大なものがありました。
 また、見た事がない方は、すぐWOWOWに加入しましょう。今ならまだ間に合います。絶対後悔はさせません。オススメします。