私の親の年代は、戦前に悲惨な体験をしております。当時は国民全員が、命の危険や物のない辛さに苦しみました。
そして、国家のために、やりたいことがあっても我慢して、全員が戦争に勝つために協力していたのです。
私も、年寄りや親からその頃の話を聞かされて育ちました。
ところが、今はもう、戦争の体験者は亡くなったり、高齢になり、若い人に体験を伝える機会がどんどん失われてきました。
戦争は悲惨で、絶対にすべきではないとわかっているけれど、体験者が少なくなると、戦争の真実が伝わりにくくなってしまいます。
昨日ファイスブックで、友人が、お父様がご自身の戦争体験を語っているサイトを載せてくれました。母より一つ年下の87歳で、戦争の悲惨さを、訴えておられます。
https://news.yahoo.co.jp/feature/1416
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「戦争というものには、戦勝国も敗戦国もない。みんな犠牲者なんだ」と。戦争に勝ったって駄目なんです。
政治は歴史観無くしては語ることはできない。そして戦争は決して美化してはいけない。
と結んでおられます。
今、日本は、周辺の国々との関係が、悪化しつつあります。
では一体、どうすれば良いのでしょうか?
防衛力の強化もいた仕方ないことかもしれませんが、
それはあくまでも戦争をしないために行うことと認識すべきだと私は思います。できるだけの知恵を使って、平和が維持できる社会にしていくことが大切です。
学生時代、お互いに争うことなく、貿易によって、両方の国を豊かにできるという理論を学びました。
どの国も保護主義に向かうことは結局自分の国の首を絞めることになることに、気がついて欲しいです。