長浜の一押しグルメが、鳥喜多の親子丼です。開店前に並んで食べることができました。
鶏の肉が、とっても柔らかく、タレはご飯全体にかかっています。とき卵はふわふわで、さらに生卵がトッピングしてあるのです。
たれというか出汁は旨味があるのですが、鰹節でも昆布のような主張がありません。もしかしたら、鶏そのものの出汁なのかもしれません。
最近私は、一度食べると、それなりに再現できるのですが、この親子丼は難しいと思いました。一般的なおうどん屋さんやお蕎麦屋さんにある親子丼なら作ることができるのですが、このお店は無理でした。
この親子丼のお値段は580円で、とっても良心的です。
浜田の美術館にいらして、今安来市にある美術館で学芸員をしておられる神さん(ヨシタケコーヒーの復活に尽力された方です)も何度か長浜を訪れておられて、このお店は先代の頃からご存知とのこと。それにも驚きました。
長浜は秀吉が最初に領主になった場所、太閤様がおられた場所という誇りを、長浜の皆様はお持ちです。だけど、いくら中身の詰まった素晴らしいものでも、売れるからと法外な値段で売るのではなく、良心的な価格で提供されているところが素晴らしいと感じました。
並んで待っても食べたいお店。そんなお店をいつかやってみたいです。