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失敗が許されない待ったなしの課題

2009-01-21 | 世界の変化はすすむ

             

                                                     2009年1月20日(火)「しんぶん赤旗」

  

     オバマ氏 きょう大統領就任

 

           経済危機対処が最大課題

 

           米世論調査 「2年以内に成果を」55%


 【ワシントン=小林俊哉】ブッシュ政権からの「変化」を旗印に当選した米民主党のバラク・オバマ氏(47)は二十日、第四十四代米大統領に就任します。アフリカ系(黒人)の大統領は米史上初。深刻な経済危機、イラク、アフガニスタンの二つの戦争、中東和平の行き詰まりなど、ブッシュ政権が残した“負の遺産”への対処が最大課題となります。

 オバマ氏は二十日、連邦議会前での就任式で宣誓した後、就任演説を行います。大統領として初めて国民向けに訴える場となります。就任式には二百万人を超える人出が見込まれています。

 十八日に発表された米ワシントン・ポスト紙とABCテレビの共同世論調査では、オバマ氏に高い期待を抱いていると回答したのが52%。一方、米ニューヨーク・タイムズ紙とCBSニュースの共同世論調査では、経済対策で二年以内に成果を挙げてほしいと回答したのが55%にのぼりました。オバマ新政権にとって経済危機への対処は失敗が許されない待ったなしの課題となります。

 エマニュエル次期大統領首席補佐官は十八日、オバマ氏は就任演説で、これまでの「なんでもありの文化」(自由放任主義)の克服を国民に求めるとのべ、倫理観のある経済活動の確立を追求する考えを示しました。

 オバマ氏はイラクから戦闘部隊を撤退させ、アフガンに増派する方針。就任早々にもイラクからの段階的撤退を指示するとみられます。内政では、八千億ドル(約七十三兆円)にのぼる大規模景気対策を実施し、四百万人の雇用創出を目指すとしています。

 

 日本でも期待の声が多いが、

米社会を「土台」からかえる仕事はそう簡単なことではない。

米国国民が、自ら一歩前進したのだから、

もう一歩、歩めるかどうか、そちらに期待したい。         m

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