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党大会に次ぐ機関会議です。

2010-09-28 | 日本共産党の機関決定文書

第2回中央委員会総会について

2010年9月27日 日本共産党中央委員会書記局


 一、日本共産党第2回中央委員会総会は、25日から27日までの3日間、党本部で開かれた。

 一、総会では幹部会を代表して志位和夫委員長が、「参議院選挙の総括と教訓について」、「政治情勢と党建設・選挙方針について」の二つの報告をおこなった。

 一、参院選の総括と教訓についての報告は、政治論戦、選挙活動のそれぞれの総括と教訓、党の自力の問題、の3点にわたって、党内外の多数の意見・批判などを踏まえた党中央(常任幹部会)の自己分析、反省点と今後の改善、強化、発展方向を明らかにした。

 政治論戦については、党綱領が示す「日本改革の方針」を語るとともに生きた情勢の進展にそくして豊かに具体化することなど、三つの角度から教訓を のべた。選挙活動の総括と教訓について報告は、「国民との結びつきを生かし、広げることを軸にして、党支持の波をつくりだしていく」ことが基本であり、中 央としてここに本腰を入れて取り組む上で弱点があったことを具体的に明らかにした。このなかで、党機関の指導と援助を抜本的に改善・刷新し、活動の重心を 思い切って支部への具体的な指導と援助に移すことが必要不可欠だと強調し、長期多項目にわたる「日報」、過度の電話による指導・点検を改めることなどを打 ち出した。さらに選挙活動上の六つの具体的問題について見解を明らかにした。

 報告は最後に、参院選での後退の原因の根本に、党の自力の問題があったと強調し、党の実態を、党員、「しんぶん赤旗」読者、党機関の体制の実態の 三つの角度から具体的に明らかにし、「全党の知恵と力を結集して、高い政治的、理論的な力量と国民と広く深く結びついた強大な組織力をもった日本共産党を 何としても築こう」と呼びかけた。

 一、情勢と方針について報告は、第一に、政治情勢の特徴と日本共産党の任務についてのべた。財界主導で開始された「二大政党づくり」の動きの現段 階を解明し、「二大政党づくり」のもとで、すぐに政権にかかわらない政党を選択肢から除外するキャンペーンが、日本共産党前進の圧力、障害となって働き、 この困難を党がまだ打ち破るにいたっていないこと、同時に「二大政党づくり」が支配勢力の思惑通りに進んでいないことなどを指摘し、変革者の党の本領を発 揮して奮闘しようと訴えた。報告はまた、経済危機打開、財政危機打開の道、米軍基地と安全保障、「核兵器のない世界」をめざす取り組みの四つの角度で綱領 のもつ生命力を詳述し、たたかいの方向を提起した。

 報告は、第二に、参議院選挙の総括と教訓を踏まえ、党勢の新たな上げ潮をつくることが党の死活にかかわる大問題だと強調し、「五つの挑戦」 ――(1)結びつきを基礎に「支部が主役」の党活動を発展させる、(2)綱領的・世界観的確信を全党のものにする、(3)党員拡大と「しんぶん赤旗」読者 の拡大を持続的に前進させる、(4)職場支部の活動を本格的前進の軌道にのせる、(5)党のもつあらゆる力を結集して青年・学生分野の前進をかちとる―― を提案した。このなかで、「結びつき・要求アンケート」の実施や、党内通信による「綱領・古典の連続教室」の開催などを明らかにした。「五つの挑戦」を成 功させる上でも、党機関の指導と活動のあり方を改革することが重要であると強調した。

 報告は第三に、いっせい地方選挙と総選挙勝利をめざす方針についてのべ、いっせい地方選挙については、特別に厳しく激しい選挙戦になること、奮闘 いかんでは勝利・前進できる条件が存在することを強調した。総選挙での前進をめざす取り組みでは、「650万票以上」の得票目標の達成をめざし、比例ブ ロックごとの要求・政策にもとづく活動を国会議員団とも連携して抜本的に強化することをよびかけた。

 報告は第四に、全党がただちに取り組むべき活動として、「綱領を語り、日本の前途を語り合う大運動」を今日の情勢の新たな進展の中で、大いに発展させ、網の目のように取り組むことを訴えた。

 一、総会では、二つの幹部会報告について、3日間で74人が討論にたち、活発な議論をおこなった。

 一、討論の後、幹部会を代表して志位委員長が結語をのべた。志位委員長は冒頭、この会議が、試練を乗り越え、新たな前進への決意を固めるものとし て重要な成果をおさめたことを強調した。参院選の総括と教訓について、全党の力でつくりあげたものであるとのべるとともに、教訓は実践されてこそ意味があ るとして、今後のたたかいに必ず生かす決意を表明した。二つの幹部会報告は、一体のものであり、「綱領の生命力」というテーマ、および「国民との結びつき を生かし、広げる」ことを土台に「支部が主役」の党活動を築くという二つのテーマが、全体に太く貫かれているとして、指導と活動の改善の問題をはじめ、そ の内容を解明した。さらに、2中総の真価が問われる最初の全国的政治戦となるいっせい地方選挙について、それに臨む構えの大切さを強調した。討論で出され た質問への回答をのべた後、志位委員長は、4時間の長い報告になったが、得心がいくまで議論し、支部会議で読了・討論を進めることを訴え、今回の総会が、 党の前進の転機となったと党史に刻まれるよう、全力を尽くそうとよびかけて、幹部会がその先頭に立って奮闘する決意を表明した。

 一、総会は、二つの報告と結語を全員一致で採択し、その実践の先頭に立つことを誓い合って散会した。

 一、23日に開かれた幹部会会議は、高橋千鶴子、寺沢亜志也両氏を常任幹部会委員に選出した。

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2010-09-28 | 市民のくらしのなかで

 沖縄県知事選支援へ

       全国革新懇が代表世話人会開く


写真

(写真)全国革新懇の代表世話人会=27日、東京・文京区

 全国革新懇は27日、東京・文京区内で代表世話人会を開きました。日米安保の問題が憲法9条だけでなく暮らしの問題にまで及んでいること、名古屋市で市長が先導する議会のリコール運動や大阪府知事が狙っている道州制の問題点などについて意見を交わしました。

 11月の沖縄県知事選でイハ(伊波)洋一予定候補(宜野湾市長)への支援を強め、代表世話人会としてもアピールを発表することを確認。10月16、17日に山梨県で開く地域・職場・青年革新懇全国交流会のプログラムを決定しました。

 民主党代表選を経て発足した菅改造内閣については、世論調査をみてもその政策や路線が支持されているわけではないとの指摘が出ました。菅内閣は財 界と米国に忠誠を誓う路線を強めており、暮らしや平和の問題をめぐって国民との矛盾は避けられないとの見方が示され、「いまこそ革新懇の三つの共同目標を 掲げて大運動を起こしていくべきだ」との意見が出ました。

 名古屋市や大阪府の問題では、憲法や地方自治法が定める地方自治の原則が根底から覆される危険性があることなどが語られました。河村名古屋市長が公約に反し大金持ち優遇となる市民税10%の減税を打ち出していることの問題点が指摘されました。


全国交流会の日程

 27日の常任世話人会で確認された地域・職場・青年革新懇全国交流会の日程は以下の通りです。

 10月16日(土)午後0時30分開場。午後5時30分閉会。会場・APIO(アピオ・山梨県昭和町)

 ▽全体会(特別発言・日本共産党の志位和夫委員長、経済同友会終身幹事の品川正治さん、元愛知県評議長の成瀬昇さん・活動報告)

 10月17日(日)午前9時~正午。会場・APIO

 ▽分散会(地域、職場、青年の中での革新懇運動を交流)。

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