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工事する場所の 地下土質調査してないからだ。人災・企業災だ。

2012-02-12 | 市民のくらしのなかで

海底トンネル事故:死者は2人 脱出の作業員は奇跡的生還

JX日鉱日石エネルギー水島製油所の海底トンネル事故現場=岡山県倉敷市で2012年2月8日、本社ヘリから大西岳彦撮影
JX日鉱日石エネルギー水島製油所の海底トンネル事故現場=岡山県倉敷市で2012年2月8日、本社ヘリから大西岳彦撮影

 岡山県倉敷市のJX日鉱日石エネルギー水島製油所の海底トンネル事故現場で、岡山県警は11日、行方不明となっていた弘栄建技(東京都台東区)社 員、真鳥(まとり)晴次さん(43)=長崎県五島市福江町=の遺体を発見した。事故の死者は2人目。一方、現場にいた作業員6人のうち唯一脱出した角井健 次さん(61)が、事故発生時には深さ34メートルの縦穴の底にいたことが、工事会社の鹿島の会見で分かった。現場責任者の渕原義信さん(61)に「逃げ ろ」と指示されて非常用らせん階段を駆け上り、奇跡的に生還した。

 鹿島などによると、7日の事故発生時、渕原さんが横穴から、「水が来るから逃げろ」と叫んだ。驚いた角井さんはらせん階段に走り、上部まで上ったところで最後は「海水に押し上げられた」という。階段に走る際に振り返ると、渕原さんは横穴の奥に引き返して行った。

 この直前の午後0時20分ごろにはトンネル内に非常警報音が響き、真鳥さんがエレベーターに乗っているのを角井さんは見た。午後0時17分、渕原さんは携帯電話で「とにかく来てくれ」と鹿島の担当者に連絡、担当者が到着した約5分後には既に縦穴の上まで浸水していた。

 一方、県警水島署によると、真鳥さんの遺体は水深約23メートル付近で発見された。鋼材に挟まれた状態で、障害物を引き上げる作業中に鹿島のダイ バーが気付き、県警の水難救助隊員が鋼材を取り除いて収容した。収容時、作業員らは縦穴の水面に向かって両手を合わせていた。【井上元宏、五十嵐朋子、小 園長治】

毎日新聞 2012年2月11日 

 

 私はこの事件の第一報をテレビで見たとき、家内に言った。「工事する場所の地下土質調査してないからだ」と! 案の定企業は調査費をもらっていながら、以前にその近くを調査した資料で設計図を作り掘削現場を調査せず大きなくぼみがあったのだ。「事故は予測できなかった」「原因がわからないので調査する」「不可抗力だ」・・・向日市の石田川1号幹線工事でH鋼で機械が止まったときの市長や弁護士の言い分と全く同じだ。何度この言い訳を聞かされたことか。大企業には、事故の種類によって言い訳をするマニュアルが、きっとあるに違いない。なくなった方が気の毒でならない。人災・企業災であることは余りにも明白である。企業は命より金が大切なのだ。

 だから私は、ニュースを聞いてすぐに、「手抜き調査・手抜き工事」と事故原因をいいあてることができたのだ。

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