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国際組織からの脱退、条約からの離脱、各国への貿易戦争発動といった近年の米政府による一連の行為は、まるで巨大なゾウが1頭、瀬戸物屋に押し入って踏みつけまくるのに等しく、・・・

2019-07-13 | アメリカの常識は世界の非常識

駐米、英大使の辞任表明に見る

米国の横暴さと、英国のやむを得なさ

人民網日本語版 2019年07月12日17:07


この写真は以下の記事とは関係ありません。
 

英国のダロック駐米大使は10日、英外務省に書簡を送り、辞任を表明した。ダロック氏はトランプ米大統領を批判する自らの機密公電がリークされた事が様々な憶測を呼び、これ以上大使を続けるのは適切でないとその辞任を決意した。メイ英首相はこれについて「大変遺憾」と表明している。(文:温憲・人民日報上級記者、元人民日報北米センター支社首席記者)

英国は長年米国といわゆる「特別な同盟関係」を維持してきた。このベテランの駐米大使が突如押し寄せた大波にわずか数日で転覆させられたことは極めてドラマチックであり、極めて示唆に富むものでもあると言える。

まず、今回の件によって、米側の一連の言動は、その「最も親密な同盟国」である英国においてさえ、「不評」を買っていることが改めて露呈した。国際組織からの脱退、条約からの離脱、各国への貿易戦争発動といった近年の米政府による一連の行為は、まるで巨大なゾウが1頭、瀬戸物屋に押し入って踏みつけまくるのに等しく、西側の伝統的な同盟国をも含めた国際関係で害を逃れた国はない。EUでは二大柱である独仏両国はその憤懣を隠せず、公然たる批判を繰り返している。独仏と比べると、英国は目立って言動をあいまいにしてきた。ダロック氏は2017年以降、公電などでホワイトハウスについて「機能不全」、「予測困難」、「外交的にぶざまで無能」と繰り返し指摘。また、ホワイトハウスが「激しい内部対立と混乱にある」とのメディアの報道について「大部分が事実だ」とした。周知の通り、在外公館の重要な使命の一つは接受国の内政や外交、軍事情勢について研究判断し、本国に報告することだ。ダロック氏の公電をリークしたのは誰なのか?その意図がどこになるのか?など以前謎に包まれている。

次に、今回の件によって、英米関係はすでに容赦なく引き裂かれてしまった。トランプ大統領はこの件を知るとダロック氏について「英国の役に立っていない」や「われわれは彼の熱心なファンではない」、「彼に対していくつか言ってやりたいが、その手間をかける気すらしない」などと大々的な批判を展開。英側がダロック氏への全面的支持を表明すると、トランプ大統領はツイッターに立て続けに投稿し、「変わっている」や「横柄」、「愚か」といった言葉を使い、もうダロック氏は相手にしないと述べた。さらにはメイ首相が自分の提言を聞かず、EUと「愚かな」交渉をした結果、「ブレグジット」合意をまとめられず、「災難」をもたらしたと述べた。

米側のこうした教訓じみた言動は、まさに横暴そのものな弱い者いじめというほかない。世界中に対してずっとこうした人をあごで使うような態度の米政府は、世界規模で強い反発を受けており、英国もその例外ではない。英国は現在、首相交代のプロセスにある。トランプ大統領は以前、強硬なEU離脱派を代表するジョンソン氏が次期英首相に最も適任だと公に述べている。ポンペオ米国務長官にいたってはユダヤ系団体指導者との会談で、コービン英労働党代表が次期英首相になるのを阻止すると表明した。ダロック氏の件での米側の横暴な態度に英国では再び反発が広がっている。次期首相の座を争っているハント外相は、自身が首相に選出された場合もダロック氏を駐米大使に任命すると表明。首相と英国に対する米側の発言は「無礼で間違っている」と批判もした。一方で「強力な推薦」を得ているジョンソン氏は、ダロック氏の進退について立場表明を拒んだが、トランプ大統領が英国を政治紛争に巻き込んだことに言及し、「彼がどうしてもこうする必要があったとは思わない」と述べた。

時代は変わる。現代世界で唯一の超大国とかつての「日の沈まぬ帝国」との間で演じられたこの一幕は、英国のやむを得なさを示してもいる。「私はこの大使を知らないが、米国における評判は良くない。われわれはもう彼を相手にしない」。トランプ大統領のこの一言で、ダロック氏はそれ以上ワシントンにいられなくなってしまった。首相の座を勝ち取る可能性の高いジョンソン氏は「外交辞令」で当たり障りのない事を言った後すぐに「英国と米国が親密なパートナーシップと友情を保つことは非常に重要だ」と表明した。米国務省は全過程を通じて、適当に折り合いをつける役割を演じている。なぜなら、どうあろうとも米国は今後も英国と付き合う必要があり、「最も親密な同盟」との旗を今後も高く掲げる必要があるからだ。世界全体の戦略構造から見ると、すでにEU離脱を決意した英国はやはり米国に頼る必要があり、腹の中では批判的でも低姿勢に出ざるを得ないのだ。

最後に、世界には絶対の言論の自由など無いと言わざるを得ないだろう。ダロック氏は今回の件を通じて、この事を最も強く身をもって知ったはずだ。(編集NA)

「人民網日本語版」2019年7月12日

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(2紙紹介)平素から「おもてなし」を強調している日本が今回の協議でどれほど冷遇に徹していたかは、韓国の出席者が到着した瞬間からはっきりと見て取れた。

2019-07-13 | 科学的社会主義の発展のために

 韓日、「輸出規制」後初めて実務会議…

殺伐とした事務所、握手もなし

 登録:2019-07-12 22:48 修正:2019-07-13 07:25

 会議場には「事務的説明会」紙一枚貼り 

日本側代表ら、韓国代表が入場しても微動もせず

 
韓日政府の代表が12日、経済産業省で日本の対韓国輸出規制についての実務会議をするために座っている。左は経済産業省の岩松潤・貿易管理課長と猪狩克朗・安全保障貿易管理課長、右はチョン・チャンス貿易安保課長とハン・チョルヒ東北アジア通商課長=東京共同取材団//ハンギョレ新聞社

 韓日両国政府が日本の韓国に対する輸出規制措置と関連し、12日に東京で初の実務会議を行なった。日本政府の関係者は整頓されていない事務室で韓国代表を迎えるなど、韓国にきわめて冷ややかな態度を示した。

 韓国と日本の輸出管理担当省庁である産業資源部と経済産業省は12日、東京都千代田区にある経済産業省で非公開の課長級実務会議を開いた。韓国からは、チョン・チャンス貿易安保課長とハン・チョルヒ東北アジア通商課長が代表として出席し、日本からは岩松潤・経済貿易管理課長と猪狩克朗・安全保障貿易管理課長が代表として出席した。日本政府が1日、半導体・ディスプレイの材料などの韓国に対する輸出規制措置を発表して以来、初めて開かれた実務会議だった。

 この日の会議は、出席者が発言する前に席に座っている様子を1分だけ取材陣に公開された。日本は、場所の選定から韓国の出席者に対する応対まで、韓国を冷遇しようという意図をあらわにした。会議が開かれた経済産業省の別館10階の事務室には「輸出管理に関する事務的説明会」と書かれたA4 2枚の大きさの紙が一枚貼り出された。交渉のテーブルには、韓日の交渉担当者たちの名札もなかった。

 日本側の代表は、付箋でインデックス表示が細かくされている法令集と推定される厚い冊子と書類の束4つを机の上に置いていた。日本の代表らは韓国の代表を待ちながら、終始正面だけを見つめていた。韓国の代表が入ってきても正面だけ見つめて立ち上がらなかった。両者はあいさつも名刺交換もしなかった。会議の場所も整頓された所ではなかった。テーブルと簡易椅子が一隅に積み上げられ、床には機材の破損の跡が残っていた。

 韓国政府は日本の輸出規制の発表後、日本の措置の問題点を説明し、調整策を探るため、両者協議をしようと何度も要求してきた。しかし、日本は「事務的説明」だけをするとして、課長級会議に応じるのにとどまった。

 日本政府は1日の輸出規制措置の発表の時には、規制理由として両国間の「信頼関係が損なわれた」ということを主な理由に挙げた。しかし、最近は「安保上の懸念」と具体的な事例は挙げずに「不適切な事例があった」という言葉を強調している。韓国の戦略物資輸出管理に問題があるというふうに追い込んでいるのだ。特に、日本政府は今回の措置は輸出規制でもなく「貿易管理制度の見直し」にすぎないと主張している。

 菅義偉官房長官はこの日午前、定例記者会見で「韓国の輸出管理当局から今回の運用見直し(日本の韓国に対する輸出規制措置)について事実確認を求められ、実務レベルで対応したものだ。あくまで事実確認が(会議の)目的で、韓国側と協議するものではない」と述べた。

東京/チョ・ギウォン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )


 
私もテレビを見てコレナンジャ! 私が外務省へ行った時の方が良い部屋だった。と思っていたら・・・


倉庫のような会議室であいさつもせず 

輸出規制巡る韓日初会合

記事一覧 2019.07.12 17:17
 
 【東京聯合ニュース】日本が韓国に対する輸出規制を強化したことを巡り、韓国産業通商資源部と日本の経済産業省が12日に開いた実務協議では、日本政府の韓国に対する意図的な「冷遇」ぶりが目についた。

協議に出席した韓日両国の出席者=12日、東京(聯合ニュース)


 ホワイトボード1台を背景に、事務用机2台と椅子が置かれた部屋の片隅にはパイプ椅子が積み上げられ、移動式の机が重ねられているなど、会議室というよりは倉庫に近い空間だった。床にはコードが這い、あちこちに破損した椅子や机の破片が散らばっていた。

 この日の協議が、日本政府が4日にフッ化水素(エッチングガス)などの半導体・ディスプレー材料3品目の対韓輸出規制に踏み切ってから初めて開かれたもので、両国の国民的関心が注がれる場だったという点からすれば、協議の場所として適切には見えなかった。

 出席者の背後のホワイトボードには、「輸出管理に関する事務的説明会」と日本語で印刷した紙が貼られていた。韓国が主張した「協議」の席ではなく、単に自らの報復措置を韓国に説明する席だということを強調したものだ。

 この紙が貼られたホワイトボードには「1031号用ボード」と青い文字で書かれており、日本側の誠意に欠ける態度が表れていた。両国の出席者が座る机には名札もなかった。

 平素から「おもてなし」を強調している日本が今回の協議でどれほど冷遇に徹していたかは、韓国の出席者が到着した瞬間からはっきりと見て取れた。

 会議室には経済産業省の岩松潤貿易管理課長と猪狩克朗安全保障貿易管理課長が先に到着したが、韓国産業通商資源部の全賛洙(チョン・チャンス)貿易安保課長とハン・チョルヒ東北アジア通商課長が到着しても、席に着いたままで正面を見つめるだけだった。

 ホスト役を務める日本は、韓国側の出席者に握手を求めることも名刺を差し出すこともなかった。

 特に、日本側の出席者は韓国側の出席者と異なり、ネクタイやジャケットを着用せずワイシャツ姿だった。日本政府が実施中のクールビズに合わせたものだが、その姿からは相手に対する配慮は全く感じられなかった。

 この日の協議は発言が始まる前の1分間のみ報道陣に公開されたが、双方は互いに一言も話しかけず、会釈もしないまま正面だけを見ていた。

ynhrm@yna.co.kr

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