トランプ、
「時間は絶対的に重要とは考えない」…朝米実務交渉は遅れるか
米国防総省は「韓米合同演習を予定通り実施するだろう」
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北朝鮮が「来月に予定された韓米合同演習が、朝米実務交渉に影響を与えるだろう」と明らかにした中で、米国政府も北朝鮮との対話を急がないという信号を送っている。米国が先月30日、板門店での朝米首脳の会合の直後「2~3週間後」と言及した朝米実務交渉が“かけひき”の中で遅れる可能性が高まっている。
ドナルド・トランプ大統領は16日(現地時間)、ホワイトハウスで開かれた閣僚会議で「いつか私たちは北朝鮮と世界のためにとても良いことができるだろう」とし、「私は絶対に急がない」と述べた。彼は即興的なツイッターの提案で金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長との板門店での出会いが実現した点を、前任の政府時期にはなかった「素晴らしいコミュニケーション」であり「偉大な進展」と強調し、このように話した。彼は「繰り返しになるが、時間は絶対的に重要とは考えない」として「しかし究極的には良いことが起きると思う」と述べた。
モーガン・オルタガス国務省報道官もブリーフィングで「(北朝鮮と米国の)交渉再開を楽しみにしている」としつつも「私たちは(米国の交渉チームに)時間と余裕(time and space)を与えようと考える」と話した。彼女は「ビーガンとそのチームが、水面下で静かに進展を成し遂げることを願う」と話した。また、前日マイク・ポンペオ国務長官がインタビューで「北朝鮮が初めにはなかったアイデアを持ってテーブルに臨むことを希望し、私たちも若干さらに創意的であることを期待する」とした発言を呼び起こした。これを実現するために時間をかけて調整して行くという意味と解釈される。
オルタガス報道官は、朝米内部の強硬派を牽制する言及もし、目を引いた。彼女は「私たちは、彼らの政府または米国政府内で、トランプ大統領と金委員長が互いに約束した事項に対する進展を成し遂げる能力を誰も邪魔しないことを願う」と話した。
一方、米国防総省は、韓国国防部と同じく8月の韓米指揮所演習を予定通り実施すると明らかにした。国防総省のデビッド・イーストバーン報道官は、ハンギョレに「韓国と米国の軍は、今回の秋季合同演習プログラムを実行する準備をしている」と話した。
訳J.S