文大統領「偉大な国民の選択に重大な責任感じる」
登録:2020-04-17 06:13 修正:2020-04-17 08:51
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「危機克服に力を結集してくれた国民を尊敬する」
カン・ミンソク大統領府報道官が今月16日午後、大統領府春秋館で第21代国会議員選挙の結果に対する談話を発表している//ハンギョレ新聞社
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が16日、共に民主党の圧勝に終わった第21代総選挙結果に関して、「偉大な国民の選択に対し、喜びの前に重大な責任を全身で感じている」と述べた。
文大統領は同日発表した総選挙結果に関する談話で、「国民が選挙を通じて示してくれたのは、切実さだったと思う。その切実さが国難克服のために死力を尽くしている政府に力を与えた」とし、「政府は重い責任感を持つ」と述べた。「決してこれに満足することなく、さらに謙虚に国民の声に耳を傾けたい」とし、(新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で)経験したことのない国家的危機に立ち向かわなければならないが、国民を信じて大胆に進み、必ず打ち勝つ」と強調した。また「政府の危機克服に力を結集してくれたことに感謝する」とし「(国民を)誇りに思っており、尊敬している」と述べた。
文大統領は、COVID-19事態の中で総選挙を無事に行った底力にも自信と感謝の気持ちを示した。彼は「今回の総選挙は再び世界を驚かせた」とし、「国民の積極的な協力と参加のおかげで、COVID-19の世界的大流行の中でも、我々は主要国の中で唯一全国選挙を行うことができた」と述べた。フランスや英国など世界約40カ国は、COVID-19の影響のため選挙を延期した。
文大統領は「社会的距離措置(ソーシャル・ディスタンシング)を実践し、防疫の心得を遵守しながら秩序を守って選挙と投票に参加し、自宅隔離者まで含めて奇跡的な投票率を記録してくださった」として、困難な状況の中でも投票所に足を運んだ国民を称えた。
彼は「大きな声に隠れていた真の民心を見せてくれた」とも語った。「大きな声」とは、保守系マスコミと一部の宗教勢力が主張した中国人入国禁止批判や防疫失敗論攻勢、様々な暴言などを指したものと見られる。
ソン・ヨンチョル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)