2023年10月2日(月)
気候対策 若者が協議
吉良議員ら質問答える
若者が気候変動対策を協議する「日本版気候若者会議2023Day5」(主催・日本若者協議会)が1日、オンラインで開催されました。与野党各党から国会議員が参加し、若者らの質問に答える形で、エネルギー政策や生物多様性、国民対話など分野別に議論しました。日本共産党からは、吉良よし子参院議員が参加しました。
参加者からの「生物多様性の保護を進めるにあたり何が障壁か」との質問に、吉良氏は沖縄県名護市の米軍基地建設で貴重な生物のすみかが奪われている問題を説明。あわせて、政府の開発事業優先の政策が生物多様性の障壁だと指摘し「特に環境アセスメントが事業を進めることが前提になっていて機能を果たせていない。徹底した住民対話など、アセスメントを効果のあるものにすることが重要だ」と強調しました。
また、参加者が「若者の団体から(環境問題について)意見を出すことの意義や、意見交換の意義にはどのような利点があるか」と質問。吉良氏は「若い皆さんが意見を出すことはとても力になる。提言により、声が可視化されることで、国会でも取り上げる可能性が広がる」と語りました。
エネルギー政策や国民対話の分野では、吉良議員が国会の調査団としてドイツなどに訪問したことについても質問が出て、住民対話の可能性について議論も盛り上がりました。