2025年1月10日(金)
米兵暴行 いつまで放置か
田村委員長、デニー沖縄知事と懇談
日本共産党の田村智子委員長は9日、国会内で、沖縄県の玉城デニー知事と懇談しました。山添拓党政策委員長、赤嶺政賢衆院議員が同席しました。
田村氏は、沖縄本島で昨年11月、在沖米海兵隊員が成人女性に性的暴行を加えけがをさせた事件が発覚したことをめぐり、女性の人権や子どもの命を守る点から「断じて許されない事件だ」と主張。他党とも力をあわせ「この事態をいつまで放置するのか。こんなことを繰り返していいのかと声を大にしてたたかっていきたい」と表明しました。
デニー知事は、昨年12月に「米兵による少女暴行事件に対する抗議と再発防止を求める沖縄県民大会」が開かれる前に起きた事件だと指摘。「(米軍は)綱紀粛正を何をもって言っているのか、本当に怒りがおさまらない」と訴えました。その上で、現状はメディアの情報しかないため、「年齢と時間帯が分からないと(夜間の外出を制限する)リバティー制度が機能しているのか分からない」と述べました。
デニー知事は「誰が責任を取るのか」と指摘。「いつまでこういう状況が続くのか、何度国や防衛局に言っても、軍のやり方を放置している」と告発しました。