文大統領、米国家情報長官と面会
登録:2019-03-21 06:02 修正:2019-03-21 08:31
チョン・ウィヨン安保室長とも面談
朝米交渉の後続対策などを協議
対北朝鮮特使や南北首脳会談の推進と関連し
政府高官「まだそのような段階ではない」
文在寅大統領が今月20日午後、大統領府で訪韓中のダン・コーツ米国家情報長官(DNI)と面会している=大統領府提供//ハンギョレ新聞社
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が20日、訪韓中であるダン・コーツ米国家情報長官(DNI)と面会したと、大統領府が発表した。国家情報長官は中央情報局(CIA)など米国の情報機関を総括する閣僚級の高官である。
大統領府のキム・ウィギョム報道官は同日午後に行った書面ブリーフィングで、「文大統領とダン・コーツ米国家情報長官は韓米両国間の懸案について幅広く意見を交わした」と述べた。
文大統領との面会に先立ち、チョン・ウィヨン大統領府国家安保室長は、コーツ長官と会談を行い、朝米非核化交渉の火種を蘇らせる案を協議したという。大統領府高官は同日、ハンギョレとの電話インタビューで、「(コーツ長官が)カウンターパートのソ・フン国家情報院長をはじめ、チョン室長を含めた統一外交安保当局者たちに会ったか、会う予定であると聞いている」とし、「ハノイで開かれた第2回朝米首脳会談が物別れに終わった後の状況について、韓国側と情報を共有するため」だと述べた。チョン室長はコーツ長官と共に、北朝鮮のチェ・ソンヒ外務次官が15日に行った平壌(ピョンヤン)での記者会見の内容を分析し、北朝鮮の真意などについても議論を深めたという。
同高官は対北朝鮮特使や板門店(パンムンジョム)での南北首脳会談などについて、「まだそのような段階ではない」としながらも、「今は朝米双方の意中をもう少し把握しなければならない。もう少しほとぼりが冷めれば、道が見えてくるだろう」と述べた。
キム・ボヒョップ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )