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オバマ氏にとって苦い敗北となった」「TPPの失敗は米国で反貿易感情が高まる中で起きた」

2016-11-13 | アメリカの反応

TPP 安倍政権 これでも強行か

オバマ政権断念

米紙報道 議会の承認得られず

 

 【ワシントン=島田峰隆】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は11日、オバマ米政権が来年1月の任期終了までに環太平洋連携協定(TPP)の議会承認を得ることを断念したと報じました。次期大統領の共和党のドナルド・トランプ氏はTPPからの離脱を掲げており発効は極めて困難な情勢です。

 オバマ大統領は、大統領選終了後から次期政権が発足する来年1月20日までの期間にTPPを承認するよう議会に圧力をかけていました。しかしトランプ氏の当選を受けて、共和党のマコネル上院院内総務が年内採決の可能性を改めて否定。ライアン下院議長(共和党)も現状の内容での承認には反対する姿勢を変えていません。

 ウォール・ストリート・ジャーナル紙は「議会の承認を得られなかったことはオバマ氏にとって苦い敗北となった」「TPPの失敗は米国で反貿易感情が高まる中で起きた」と指摘しました。

 バイデン副大統領の前経済顧問は11日、「信頼できるさまざまな情報源が“オバマ大統領は議会からの承認取得を目指さないだろう”と語った」とツイッターで述べました。

 一方、ローズ大統領副補佐官は同日の会見で、ペルーで今月開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で「オバマ氏はTPP参加国の首脳らと貿易問題の行方について話し合う」と語りました。


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