沖縄県知事選総決起集会
玉城デニー知事の演説
沖縄県知事選(11日投票)で再選を目指す「オール沖縄」の玉城デニー知事の、7日に那覇市で行われた総決起集会での演説(要旨)を紹介します。
ハイサイ、グスーヨー。みんなを大切にしましょう。誰一人とり残さない、沖縄らしい本当にチムグクル(真心)ある世の中を、沖縄の未来をつくっていきたい。よろしくお願いいたします。
玉城デニーを勝利させるのは県民一人ひとりの力
私はあえて政策の話はしません。今日は決起集会です。おそらく大勢集まれる集会は、これが最後。あとは明日から3日間、三日攻防で必ずこの県知事選挙、県議会議員補欠選挙、そして、11日に投開票が行われる市町村議会議員選挙も、われわれの仲間の全員の当選をしっかりと勝ち取りたいと思います。
衆院沖縄3区から、2009年、最初の当選をさせていただいて、4期9年、衆院議員として仕事をさせていただきました。国会に上がっていくと選挙のたびに「デニーさんお強い」。選挙にお強い国会議員はみんなそう言います。特に政権与党の方々は「デニーさんは、なんで選挙に強いんだ」と言われます。選挙に強いということは、国会議員にとって勲章以上の力を示すことになるからです。沖縄県知事選で政府を相手に選挙に勝つという意味を、みなさん、しっかりとかみ締めてください。だから私は今回も選挙に勝ちたい。勝ってこれが沖縄県民の力だと、民意だということを堂々と政府に申し上げたい。
今回の県知事選挙の持つ意味は、そこにあるんです。ただただ勝つということだけではないんです。もう一度デニーが勝つんです。デニーを勝たせるんです。勝たせるのは誰でしょう。皆さんです。県民お一人お一人です。そのことをもう一度かみ締めてください。だから私は政策ではない、皆さんの気持ちが、この選挙の結果を必ず示すということをもう一度確認をしたいんです。
民意は1ミリもブレていないと示そう
玉城デニーがどんなに地域で訴えても、私の訴える力には限界があります。玉城デニーがどんなに皆さんとグータッチをしても、グータッチができる人数には限りがあります。しかし、お一人ひとりが今度の県知事選挙は絶対に勝たねばならない、今度の県議会議員補欠選挙は絶対に勝たねばならないという、その気持ちをかみ締めて、勝つための行動、電話をかける、声をかける、ビラをまく。一人ひとりにしかできない行動を、皆さんがしっかりとつなげていくことによって、皆さんが必ず勝ちたいという気持ちが形になって9月11日に現れるんです。ぜひ勝ちましょう。沖縄県民の民意は絶対に1ミリもブレていないということを示していきましょう。
18歳の1票も年を重ねた人の1票も絶対大切にする
私が皆さんに約束すること、それは私の勝利は玉城デニーの勝利ではないということ。皆さんのお一人お一人の自分のお名前に置き換えて私が勝ったということを皆さんが信じていただくことです。あなたが勝つんです。みんなが勝つんです。一人一人が勝てば全員がその勝利を勝ち取ることができる。それを玉城デニーという人間に託して沖縄県政の次の4年間、未来のための4年間を政府に対して辺野古新基地建設反対という民意を4年間示す。あきらめない、あきらめないことは勝つことです。勝つのは皆さんです。ぜひこの県知事選、県議補選、そしていま僅差で相手の肩に手が届いている、宜野湾市長選、それも含めてみんなで勝ちましょう。
最後に、18歳の高校生が玉城デニーに投票したということを話してくれました。18歳の初めての一票も、年を重ねた皆さんの何度も投票してきた1票も、玉城デニーは絶対に大切にしたい。大切にする皆さんのその勝利に全身全霊を込めて報いていきたい。ぜひその気持ちを確かめる集会にしていきましょう。ぜひ一緒に、一緒に、一緒に勝ちましょう。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。