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2014-12-20 | なんでこんなあほなことが

STAP細胞>再現できず…「理研は事実上さじ投げた」

毎日新聞 12月19日(金)21時46分配信

 

 理化学研究所は19日、STAP細胞の有無を確かめる検証実験の打ち切りを発表、STAP細胞の存在は証明されなかった。論文の中心となった小保方(お ぼかた)晴子・理研研究員(31)の退職も決まり、理研でのSTAP細胞研究は終止符を打つ。検証実験の総括責任者、相沢慎一・理研特任顧問は記者会見 で、STAP細胞の有無について「科学者として再現できなかったとしかいえない」と繰り返し、「あるのかないのか」を明言しなかったが、STAP細胞が存 在する可能性は極めて薄くなった。

【小保方さん「生き別れた息子を早く捜したい」と話していた】

  STAP細胞論文では、万能性に関連する遺伝子の一つが働くと緑色に発光するよう遺伝子操作したマウスの細胞を使った。小保方氏らは検証実験で論文通りの 手法を試したが、緑色に光る細胞のかたまりはわずかしかできなかった。さらに、その多くの発光は死にかけた細胞が発する「自家蛍光」と確認された。

 それらの細胞を詳しく調べても、万能性を示す遺伝子の働きは低く、万能性の最も確実な証明となる「キメラマウス」も作れなかった。小保方氏は4月の記者 会見で「(STAP細胞を作る)コツやレシピがある」と説明していたが、この日の記者会見でそれらは明らかにされなかった。検証チームの一員として実験を 続けてきた論文著者の一人、丹羽仁史・理研チームリーダーは「独自に検証実験を続けるか」との記者からの質問に、「現時点では考えていない」と回答。著者 自身が、その存在に否定的な姿勢を見せた。

 白髭(しらひげ)克彦・東京大教授(ゲノム科学)は「実験条件、回数ともに十分なデータだ。(理研の)最先端の研究者たちが再現できず、事実上さじを投げたということをもってしても、STAP細胞は『ない』と言っていい」と話す。

 では、理研などの日本を代表する研究者が論文に名を連ね、大々的に公表された万能細胞「STAP細胞」は何だったのか。

 公開された遺伝子データの解析からは、STAP細胞が既存の万能細胞であるES細胞(胚性幹細胞)だったかもしれない結果が出ている。何度も実施された キメラマウスなどの実験で、毎回誤ってES細胞などが混じった可能性は考えにくく、意図的なすり替えがあった可能性もある。

 理研は現在、STAP研究で残された試料の詳細な解析を進めている。それらの結果も踏まえ、論文全体の疑義を調べる調査委員会が間もなく結果を公表する。STAP細胞の「正体」にどこまで迫れるのか。その結論に注目が集まる。【須田桃子、八田浩輔】

 ◇理化学研究所の野依良治理事長のコメント(全文)

 STAP細胞にかかる研究論文は本年7月2日にネイチャー誌論文2編が撤回されました。これをもって記述された内容はすべて削除され、科学界においては STAP論文は白紙に戻ったことになります。しかし、STAP現象は科学界を超えて、社会的問題にもなったことから、理研は一般社会、国民の関心に応える 道でもあると考え、研究不正再発防止改革推進本部の下で検証を実施してきました。今回、相沢慎一実験総括責任者による検証実験を進め、加えて、小保方晴子 氏本人による検証実験を第三者立ち会いの下で、11月末を期限として実施しました。その結果、今回の検証においてSTAP現象の確認には至らなかったこと から、これをもって検証計画を終了することを、ここに報告するものです。

 STAP論文が公表されてからこの10カ月間余り、小保方晴子氏にはさまざまな心労が重なってきたことと思います。このたび退職願が提出されましたが、 これ以上、心の負担が増すことを懸念し、本人の意志を尊重することとしました。前途ある若者なので、前向きに新しい人生を歩まれることを期待しています。

 ◇小保方晴子氏が理研を通じて発表したコメント(全文)

 どのような状況下であっても必ず十分な結果をと思い必死に過ごした3カ月でした。予想をはるかに超えた制約の中での作業となり、細かな条件を検討できな かったことなどが悔やまれますが、与えられた環境の中では魂の限界まで取り組み、今はただ疲れ切り、このような結果にとどまってしまったことに大変困惑し ております。私の未熟さゆえに論文発表・撤回に際し、理化学研究所をはじめ多くの皆様にご迷惑をおかけしてしまったことの責任を痛感しており、おわびの言 葉もありません。検証終了をもって退職願を提出させていただきました。最後になりますが本検証実験にあたり検証チームの皆様はじめ、ご支援・応援してくだ さった方々に心よりお礼申し上げます。

 ◇小保方晴子氏の弁護団のコメント(全文)

 弁護団としても、本日公表された「STAP現象の検証結果」には困惑していますが、本人自身が困惑している状況ですので、弁護団からコメントをすること は差し控えさせていただきます。本人はさまざまな意味で非常に厳しい状況の中で検証実験を続けてきましたので、今はとにかく、一度ゆっくり心身を休めても らいたいと思っています。皆様におかれましても、本人が静かに過ごせる環境を確保できるよう、ご理解とご協力を切にお願いいたします。

 ◇共著者の一人である若山照彦・山梨大教授のコメント(全文)

 本日、理研からSTAP現象の検証実験の結果が発表されました。STAP細胞の作製が再現できなかったとの検証結果は論文の共著者の一人として大変重く 受け止めております。今後も本問題の全容解明、解決に向けて調査などに全面的に協力していく所存です。このような事態を招きましたことを深く反省するとと もに、おわび申し上げます。

 

STAP 検証打ち切り

理研「再現できず」 小保方さん退職へ  

  「しんぶん赤旗」報道

 

 理化学研究所は19日、STAP問題をめぐる検証実験で「STAP現象は確認できなかった」として、来年3月まで予定していた実験を打ち切ると発 表しました。一方、一部の実験に参加した小保方晴子研究員は今月15日に退職願を提出。理研はこれを受理し、21日付で退職します。


 検証実験の相沢慎一チームリーダー、共著者の一人である丹羽仁史副チームリーダーらが東京都内で記者会見し、検証結果を報告しました。

 小保方さんによる実験は9月中旬から11月末まで、立会人やカメラによる監視のもと、論文で記載されたやり方によるリンパ球からのSTAP現象を検証しました。丹羽さんらは、論文とは別のやり方でも試みました。いずれもSTAP現象の確認には至らなかったといいます。

 STAP現象を報告した論文データと検証結果の矛盾について、相沢さんは会見で「乖離(かいり)がいったいどういうことによるのかは、検証実験だ けでは全体を判断できない」。丹羽さんは「齟齬(そご)がなぜ生じたかは、他のデータの信頼性との兼ね合いなので、今後の調査を待たないとコメントできな い」と述べました。

 小保方さんは4月の会見で「STAP細胞はあります」「200回以上作製した」と説明していました。今回は会見に出席せず、「今はただ疲れ切り、このような結果に困惑している」とのコメントを発表しました。

 検証計画は1年間の予定で4月に開始。当初、小保方さんは参加しない方針でしたが、検証チームの実験とは独立に小保方さんも参加(11月末を期 限)させると7月に決定。8月の中間報告で丹羽さんが、論文記載のやり方でSTAP現象は確認できなかったとしていました。今回の検証結果を、来年3月を めどに論文として発表するとしています。

 一方、STAP現象があるかどうかの科学的検証とは別に、研究不正に関する調査が進んでいます。4月に認定された研究不正2件のほかにも疑義が生じたため、外部有識者による調査委員会が9月3日に設置され、150日以内に結論を出すとしています。

解説

過度の競争的環境にメスを

 血液や皮膚などをつくる体細胞を酸などで刺激するだけでどんな細胞にも変化することができるようになるという「STAP細胞」。「生物学の常識を 覆す発見」「夢の細胞」といわれました。再生医療などへ応用できる「万能細胞」を簡単につくれるようになると期待されたからです。

 しかし、科学誌『ネイチャー』に発表した論文には次々疑問が寄せられ、理化学研究所が設置した調査委員会は不正があったと認定し、論文は取り下げの事態に。小保方晴子研究員も参加して行っていた理研の検証実験でも、STAP細胞をつくりだすことはできませんでした。

 最大の疑問は、なぜ本人でさえ再現できないような研究が、世界的に著名な何人もの研究者を共著者とする論文となり、最も権威のある科学誌の一つとされる『ネイチャー』に掲載されるに至ったかです。

 理研外部の有識者による「研究不正再発防止のための改革委員会」がまとめた提言書は、STAP問題発生の原因分析の中で「科学研究活動をめぐる競争的環境は、一方で研究不正行為に手を染めてでも、競争に勝ち抜きたい、との誘惑を生む」と指摘。小保方さんが研究者としてトレーニング不足であることを 理研CDBは知りながら、STAP研究で画期的な成果を獲得するために採用した可能性が高いとしています。

 科学研究における不正事例は競争的資金の重点配分や任期制など競争的環境が強まった2000年前後から急増しています。日本共産党は、不正の根絶をはかるために、科学者としての倫理規範の確立を促すとともに、不正の温床となっている業績至上主義とそれを助長する過度に競争的な政策をあらためるよう 主張しています(2014年総選挙政策)。

 STAP問題を「再現できなかった」で終わらせず、背景にいっそう鋭いメスを入れ、得られた教訓をもとに、過度の競争的環境を見直すことが求められます。 (間宮利夫)


 STAP(スタップ)細胞 生後間もないマウスの細胞に刺激を与えるだけで、さまざまな細胞になる能力を持つとされた細胞。遺伝子を導入して作るiPS細胞より簡単にできる新たな万能細胞として登場しましたが、理研の小保方晴子氏らが英科学誌ネイチャーに発表した論文の実験画像に捏 造(ねつぞう)や改ざんが見つかって撤回され、研究は白紙に戻りました。


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